砂漠の音楽

本と音楽について淡々と思いをぶつけるブログ。

ラジオの思い出

2019-09-20 17:52:34 | 日記
突然ですがラジオが好きです(だからこうして書いているわけですが)。
といってもそこまでヘビーリスナーではなく、音楽に飽きたら聞く程度で。帰り道に野球中継を聞いたり、たまに放送大学の講義なんかも聞いたりしていて、この前の月曜にやっていた「中高年の心理」はとても面白かった。「ブレーメンの音楽隊」を高齢者の問題と捉えたり、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を虐待の視点から考えたり。なるほどと思うことが多かったです。意外な出会い、思わぬ発見があるから、ラジオが好きなのかもしれない。


ラジオについて思い出すことなど。
実家は山に囲まれた土地で、田舎で、とにかく電波の入りが悪かった。なので窓を開けて外に向かってアンテナを伸ばさないと、はっきり聞こえなかったのです。たぶん今でもそうでしょう。しかも地理的に関東より韓国が近く、東京のラジオ局よりハムニダの方がよく聞こえるということもざらでした。
さらにもう一つ問題があって。山に囲まれた田舎となれば、当然虫が沢山います。「虫ってこの世にこんなに存在するんだな…」と思うくらいに虫がいます。夏に窓を開けようものなら、容赦なく虫がウェルカムトゥザジャングルしてくるのですね。ニーッ!!シャナナナナナニーッ!!

だから家でラジオを聞くのなら、冬限定でした。でも冬に窓を開けたら寒いですよね。厚着して寒い寒いと言いながらラジオを聞いていました。頭おかしい。たぶんどうかしてたんでしょうね、「ここまでしてラジオ聞いている俺カッケェ…」とか思っていたのかもしれません。今思うととてもサムいですね、2つの意味で。
そんなわけで冬場、受験勉強しながらラジオを聞いていました。いやラジオを聞きながら受験勉強をしていました、いえ勉強はそんなにしていませんでした。

ラジオで好きになったアーティストも多かったです。例えばレミオロメン。アルバム1枚目が出た後に「雨上がり」を聞いて、超いいじゃん!と思った記憶があります。あとはLost in timeとかAIR、ラブリーサマーちゃんもラジオで好きになった記憶があります。


よく聞いていた番組は山田久志のラジアンリミテッドでしたが、一番印象に残っているのはジュディマリの番組でした。土曜の夜10時とか11時頃だったかと思います。そのなかでも「エロQ」というコーナーが印象深く、エロっぽいけど実はエロスではないクイズを出題する、という謎の時間がありました。


当時出題された問題をいくつか出してみましょう…と思って思い出したけど、けどあんまりここに書いていい感じではなかったな。
悪いのはジュディマリです、あとクイズを投稿していたリスナー。

面妖な問題が妙なSEを交え妙なテンションで出題されていました。何故今でも覚えているのだろうか、ガッデム。本当にしょうもないんだけど(そんな問題をしっかり記憶している自分はもっとどうしようもないんだけど)、当時は食いつくように聞いていたな、エロスの力は偉大、フロイトは正しい。


大学に入ってから、ラジオをあまり聞かなくなりました。オールナイトニッポンとか聞いているやつを見て「カッケェ…」と思っていたんですが、自分がやると必ず寝落ちしてしまうので、オールナイト系は無理でした。あとはニコニコ動画やYou Tubeが台頭してきたのも大きいかもしれないな。
でもラジオは、あくまで「聞くだけでわかる」ように工夫されているからわかりやすいし、作業しながらなんとなく聞いていている分にはラジオの方が刺激が少なくて、自分にとっては良いですね。動画だと画面が気になっちゃうし。


最近またラジオを聞いていて、なんとなく昔のことを思い出すのです。好きな女の子と昨日やっていたラジオ番組の話をする、みたいな夢のような時間もありました。
…あったかな、いや無かったかもしれないな。