砂漠の音楽

本と音楽について淡々と思いをぶつけるブログ。

お財布失くすマンの憂鬱

2020-03-17 23:33:42 | 日記
ごく普通の日記

財布を失くしました。
人生で財布を失くすのはこれで6回目です。

1回目は大学生になったとき。
上京して大学に通い始めた私は、Suicaの定期を買おうと思って財布にしこたま金を入れていました。確か入学して1週間経つかどうかの頃でした。
結局電車に落ちていたのを誰かが拾ってくれたみたいで無事交番に届けられていましたが、大都会東京を前に慄いている私にとって、その出来事は強い恐怖として刻み込まれたものです(なぜかその後も財布を落としつづけていますが…)。

2回目は映画館。
「空気人形」という映画を観た時、ズボンから滑り落ちて座席の下に転がしていたようです。あとで思い当たって取りに行ったら無事に見つけることができました。
確か女の子とデートで観に行っていたと思うのですが、私が財布を落としたことによりその後の空気は最悪、株価が大暴落してたいへんな恐慌が押し寄せてきました。その出来事は強い不快感として刻み込まれたものです(以下同文)。

3回目はサークルのキャンプに行ったとき。
バイトがあったのであとから合流する形で向かっていました。はやる気持ちもあってか、お尻のポケットに入れていたところで財布が滑り落ち、電車に置き忘れたようです。
そのあと友達から金を借りて何とか乗り越えましたが、後日キャンプ場近くの駅まで取りに行きました。キャンプでもないのにこんな辺鄙なところまで、どうして行かなくてはならないのか。その出来事は強い虚無感として(中略)

4回目は実家に帰って、戻ってくるときの新幹線。
当時の私は「リスクの分散」という小賢しい考えをもとに、札入れと小銭入れを分けていました。しかし新幹線のなかでビアを飲んでしまったからか、両方とも車内に置き忘れてしまったのです。何がリスク分散だよ、お前がリスクだよ。
翌日友達と山登りに行く予定があったのですが、そこで友達に頭を下げて金を借り、山を登ってすこぶる爽快な気持ちになりました。その出来事は強い(略)

5回目は職場の近く。
職場に着いてから落としたことに気づいたのですが、その後しばらくは落胆した気持ちが充満し、仕事にならず給料泥棒になっていました。
確か警察から連絡が来て、仕事の休憩時間に落胆した気持ちをエネルギーに替え(以下「落胆エネルギー」と呼ぶ)、自転車をすっとばして財布を取りに行きました。しかし財布を取りに行ったときに別のカードを落としてしまい、ふたたび警察署に赴くハメになりました。その時も落胆エネルギーを糧に自転車を漕ぎました。その出来(ry

今回が6回目です。
昨日スーパーに寄って買い物をして、自宅まで向かっている途中に落としたようです。帰宅してしばらく経って財布がないことに気づき、ありとあらゆる場所を探したのですが、どこを見てもない。冷蔵庫も電子レンジも、炊飯器のなかも10回くらい見たけどない。もしや…と思いました。帰り道も辿ったのですが愛しい財布ちゃんの姿は忽然として見えず。
警察に行って、今連絡を待っている状態です。カードの手続き等はあらかた済ませたのですが、とても落ち込んでいます。落ち込みエネルギーを原動力にブログを書いています。
そういえば昨日は財布が出てくる夢を見たなぁ、「なぁんだ、お前こんなところにいたのかよ、ほらそんなところにいないで、早くこっち来いよ!」とにこやかに呼びかける私。目が覚めたら財布はありませんでした、なんでだよ。

これだけ繰り返すのは、もはや才能なのかもしれません。捨てるのは憚られるけど、紛失してもいいもの(例えば友人からもらった謎のオブジェ、奇抜な土産物など)のやり場に困っている方がいたら、私に預けてもらえればごく自然に失くせる自信があります。それで商売でもやろうかな、「レンタルものを失くす人」とか言って。ハハハ、死にたい。

番外編
海外でパスポートを落とした(1回)
電車にPCを置き忘れた(1回)
引っ越しの時に段ボールに鍵を入れていた(1回)

その後思い出したので追記(2020/3/18)
鍵を落とした(2回、音楽スタジオとコンサートホール)
Suicaを落とした(2回、駅と公園)
iPodを落とした(1回、井の頭線の線路上)

どうですか、そろそろ役満が見えてきましたね。海外でパスポートを落とした時は本気で焦りました。再発行するときに向こうの大使館で出してもらった書類は、未だに教訓として持ち歩いています(その教訓が生かされず今回財布を落としました、意味ねえ)。いつか額縁に入れて、家宝として飾ろうかな。
こんな私でも社会人をやれています、皆さま明日も頑張りましょう。私はしばらく給料泥棒にジョブチェンジすることになりそうです。どうもありがとうございました。


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