ハル君(広汎性発達障がい)は小学2年生。
4歳直前の春から私の教室に通っています。
最初の頃は、鉛筆を持つ事が出来ず、短期記憶が苦手でした。
なので最初は、鉛筆を持つ事から指導を始めました。
あと、リズム打ちで短期記憶を鍛える試みもしました。
初めの頃は、手を叩く事すら難しい様子でしたが、
1年程根気よく指導をしたら、
2小節は完璧に覚えることができるようになりました。
2小節を覚える~と書くと、一見簡単そうですが、
例えば、4分の4拍子の場合、
タン タタ タン タタ | タタ タタ タン うん ||
こうなるので、慣れないと大人でも難しいと思います。
しかし今は、そんな時代があった事すら忘れてしまう程、
ハル君は何でも出来る様になりました。
最近のハル君のブームは、ちょっとした絵を描くことです。
レッスン室に入るなり
「僕、絵を描きたい!」と言います。
なので私は、紙と色鉛筆を用意して、好きに描かせるようにしています。
そうすることで、その後のレッスンが落ち着くからです。
3週間前は、トラの絵を描きました。
特徴を捉えて、感心する程上手でした。
2週間前は、クロワッサン。
生地の層まで丁寧に描いて、すごく美味しそうに仕上げました。
そして先週は私の顔。
「可愛く描いてね。」と言ったら、無言だったのは気になりますが(笑)
特徴を捉えて、実物より美人に描いてくれました
絵は、だいたい5分位で出来上がります。
出来上がったら、私はボードの上に飾ります。
ハル君は満足そうなお顔で出来た絵を眺めます。
凄く穏やかで、幸せそうなお顔です。
気の済んだハル君に
「さあハル君、今からはピアノの時間ですよ。」
と声をかけます。
「もっと描きたい。」と駄々をこねる時もありますが、
そんな時はキッパリと断ります。
「ここはピアノの教室ですよ。」
私がそう言うと、
大抵は「わかったよ。」と言ってくれます。
きっと、絵を描く事で、気持を落ち着かせているのだと思います。
ハル君の、ピアノの前のお絵描きタイム。
当分続きそうです。
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