ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

中学受験前、ピアノはどうする?

2022-11-30 | ピアノ教室

もう少し、受験とピアノレッスンについて記しておきます。

私が住んでいるのは、
都心から かなり離れた小さな街です。

ほとんどのお子さんは、
地元の小学校から そのまま公立の中学に上がります。

中学受験は、あまり一般的ではないのです。

 

とは言え、最近は中学受験をする子も増えてきたようです。

私の生徒さんも、中学受験をする子は、
5年生が終わる頃にピアノレッスンを辞めていきます。

受験勉強に専念する為です。

「中学に入ったら、また習いに来てね。」と送り出しますが、
大抵のお子さんは、もう戻ってきません

 

そんな中、受験が間近に迫っても、
ピアノのレッスンを辞めないお子さん達がいます。

こちらの方が心配して
「大丈夫?」と尋ねるのですが、

「大丈夫です」と答えます。

中には、入試の前日にもレッスンに来た子がいて、
凄いな~と思ったものです。

 

受験にもかかわらずレッスンを続けていた子達。

レッスンを辞めて、勉強に専念した子達。

果たして結果は。。。?

 

蓋を開けてみると。。。

レッスンを続けていた子達は全員合格
そう、【全員】第一志望に合格しているのです

特に、某中学とは相性が良く、
この10年以内に、5人も合格しています。

難関中学なのに、これは素晴らしい事だと思います。

 

ピアノレッスンを続けていたから合格した、とまでは言いません。

本人達が持っている学力の高さ。

そして、お母様の気持ちの余裕が、良い結果を得たのだと思います。

あと、時間の使い方が、もともと上手なお子さん達だった、とも言えるでしょう。

 

以上、受験に関して思い浮かんだ事を書いてみました。

最近は、受験の話が続きました。

次回からは、いつものブログに戻ります

 

 

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受験とピアノレッスン

2022-11-28 | ピアノ教室

前回、生徒さんが音大を受験する話を書きました。

音楽へ進みたい子は、
一旦諦めたとしても、心の中でずっと燻り続ける。。。
と聞いたことがあります。

なので今回、最初は大反対していたお母様が
最終的に賛成してくださった事は、凄く良かったと思います。

お母様の思いに報いる為にも、
トモアキ君には頑張ってほしいと願っています。

 

さて、前回 音大受験の話を書きながら、
私は、かつて指導した女の子の事を思い出していました。

20年程前、大学受験を理由に、
ピアノを辞めたリサちゃんのことです。

リサちゃんは、
きちんと練習をする真面目な女の子でした。

可愛いし、頭も良いし、性格も穏やかで、
私は凄く可愛がっていたのです。

そんなリサちゃんが、
大学受験を理由にピアノを辞めることになりました。

私は凄く残念で、
出来れば引き留めたかったのですが、
こればかりは仕方がありません。

受験の為なのですから、
引き留めたらリサちゃんが困惑することでしょう。

「受験、頑張ってね。」と送り出しました。

リサちゃんは、少し涙ぐみながら
「はい、頑張ります。」と言いました。

 

暫くしてリサちゃんは
ストレートで国立大学に合格した、と聞きました。

聡明なリサちゃんらしい快挙だと思いました。

 

それから何年か経ち。。。

偶然、本屋さんでお母様にお会いしました。

「リサちゃんはお元気ですか?」

「それが。。。
リサは今、家で療養しています。」

「まあ、どうされたのでしょうか。」

「ちょっと気力を失ってしまって。。。」

「そうだったのですね。それは心配ですね。」

「実はリサは、ピアノを辞めたくなかったのです。
私が無理に辞めさせてしまって。。。」

「大学入試だと、仕方無いですものね。」

「大学に入ってからも、
『あの時、何でピアノを辞めさせたの?辞めたくなかった!』
と何度もリサに泣かれてしまい、
本当に悪い事をした、と反省しています。」

「まあ、それならば何時でもレッスンに来てください。
私もリサちゃんに会いたいので。」

お母様には そう伝えましたが、
リサちゃんが再びレッスンに来ることはありませんでした。

 

受験を控えていると、
親は我が子に対して、勉強以外の事は止めてほしいと願うものです。

親はどうしても心配になりますし、
色々と先回りしてしまうものだからです。

ですから、リサちゃんのお母様のお気持ちも
凄くよく分かります。

もし受験期に息子達が楽器を習っていたら、
私自身も、辞めなさい!と言っていたかもしれません。

 

学校等の集団生活は、時として神経をすり減らします。

ましてや受験を控えていれば尚更でしょう。

しかし、ピアノが好きな子達は、
そんなストレスをピアノで癒やしているのかもしれないのです。

そんな時、辞めたくないピアノを辞めさせたら。。。

繊細なリサちゃんは、心の拠り所を失ったのかもしれません。

そう考えるのは大袈裟かもしれませんが。

 

その後、リサちゃんはどうしているのでしょうか。。。

今は連絡の取りようが無く、
私は、時折リサちゃんの可愛い笑顔を思い出しては、

元気に過ごしていますように!と祈っています。

 

 

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音大受験!

2022-11-25 | ピアノ教室

思いもしなかった子が、
音大を受験することになりました。

最初、お母様は大反対

私にまで
「音大に行きたいなんて信じられません。
あの子は、将来どうするつもりなんでしょう

と言う始末

 

お母様に反対され、その生徒さん・トオル君は

「だったら大学行かない
高校を卒業したら働く。働く場所は、もう決めてある

と啖呵を切ったとか。。。

 

結局お母様が折れてくださって、
トオル君は、音大受験に向けて頑張る事になりました

お母様が音大進学を許して下さる事になり、

そして最初のレッスンの日。。。

トオル君は、
今まで見た事の無い満面の笑顔で
ニコニコとレッスン室に入って来ました。

「進路について今まで迷走していましたが、
やっと方向が定まり、安心しました。」

と語りました。

「良かったね。」

「はい、嬉しいです

 

しかし、その生徒さんが目指しているのはピアノ科ではなく、

ピアノしか教えられない私は、
その専門の先生を探すのに明け暮れ。。。

お母様の希望としては、
「この時期、東京までは行かせたくない。
車で行ける距離でお願いします。」とのこと。

 

なかなか見つからなかったのですが、
友人の友人が、素晴らしい先生を御存知だったので、
紹介して頂く事になりました。

その先生は、実は凄く有名な方で、
きっと、御存知の方も多いと思います。

音楽の実力も相当なものですが、
指導力もかなり高いと評判なのです。

そんな先生に御縁を頂き、
私自身が舞い上がっているところです。

 

凄く聡明で、理解力も高いトオル君。

素晴らしい先生に出会い、
これからどんどんと才能を伸ばしていくことでしょう。

本当に、本当に楽しみです

 

 

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それは対義語ですね

2022-11-21 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

先日のルイ君(特別支援校・中3)のレッスンの時の事です。

一通り、通常のレッスンが終わった後で、
久しぶりに、長調と短調の説明をしました。

まず、短調の曲を弾いて

「ルイ君、この曲はどんな感じの曲ですか?
明るい曲かな?それとも暗い感じかな?」

と尋ねてみました。

「暗い感じです。」と答えました。

「そうね。こんな感じの暗い曲を、短調と言います。」

私はそう言って、楽譜に【短調】と書きました。

 

次に、長調の曲を弾いて

「この曲は、どんな感じですか?」

と尋ねました。

「明るい感じです。」と答えました。

「大正解
明るい感じの曲を、長調と言います。覚えてね。」

 

するとルイ君は

「それは、短調の対義語ですね。」

と静かにいいました。

 

「そうです その通り
短調の対義語は、長調です。 よく分かりましたね。」

ルイ君は、得意そうに にっこりと笑いました。

 

私は、長調と短調の違いを もっと深く掘り下げようと思い、
長調の曲と、短調の曲を、何曲か弾きました。

最後に、「ちょうちょう」をハ長調で弾いた後、
「ミ」の音に♭を付けて、ハ短調で弾いてみせました。

ドラマチックに伴奏も付けて。

何て可哀想な 蝶々。。。。。

これは、凄く受けました(笑)

 

次に、机の前に座らせて、
ノートに鉛筆で、短調  と書かせました。

そして、
「短調の意味をルイ君が考えて、その横に書いてね。」と伝えました。

するとルイ君は

 

短調・・・悲しい、  さびしい、悩みがある

   (   ↑  自ら点々も書いて、読みやすくしていました

と書きました。

何て素晴らしい  言葉のチョイスにビックリしました。

 

 

次は、長調です。  ルイ君は

 

長調・・・明るい、楽しい、悩みがなくなる

 

と書きました。

素晴らしい回答です

 

最後に、

「短調 の対義語は 長調」と書かせて、

その日のレッスンは終わりました。

 

今後ルイ君には、
ノートにまとめる指導をもっと取り入れて、
知識が増えるようにしてあげたいと思います。

 

 

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ばぁばさんは凄い!

2022-11-18 | 発達性協調運動障害児

ダイスケ君(小2)のばぁばは、凄い人です。

朝、5時半に起きて、家族のお弁当を作ります。

そして、家族に朝食を食べさせたら、
ダイスケ君を小学校まで送ります。

ダイスケ君は越境入学しているので、
毎朝、車で送って行かなければならないのです。

 

ダイスケ君を送った後は、家事をします。

4世代家族なので、やる事は山の様にあります。

そして、その後は仕事に行きます。

数時間とはいえ、手の抜けない仕事です。

 

帰宅して、大急ぎでお昼を食べたら
あっと云う間にダイスケ君をお迎えに行く時間です。

小学校までお迎えに行き、
その後は、ダイスケ君を療育へ連れて行きます。

ダイスケ君は、放課後デイサービスにも行っていますが、
週に3回は学校の帰りに、
療育や体操教室へ連れて行かなければならないのです。

 

そして土曜日は、ピアノのレッスンです。

ひと月に1度、県を跨いで
ダイスケ君を子ども病院まで連れて行き、
その足でピアノに来る事もあります。

子ども病院から私の家まで、およそ50キロ。

1時間半程の道のりを運転して、
ばぁばさんは、ダイスケ君と一緒にやってくるのです。

本当に頭が下がります。

 

それだけではありません。

最近 ばぁばさんは、ダイスケ君と一緒に、
夜のお散歩を始めました。

夕食が終わった後の30分程、
家の周りをお散歩するのだそうです。

ダイスケ君の健康を考えてのことです。

「ダイスケの体力を付ける為に、
お散歩をさせて筋力を付けさせないとね。」

と仰っていました。

 

最近は、その成果がはっきりと現れて、
ダイスケ君は、凄く体力が付いてきました。

体幹がしっかりしてきたので、
ピアノを弾いていても、集中力が長続きします。

集中力の持続は、
療育の先生にも褒められているそうです。

 

ダイスケ君のママは、
とても責任のある仕事をしています。

夜勤もあるし、お休みの日も不規則です。

なので、ばぁばさんは、
「私がダイスケをしっかり育てないと、と思っている。
大きくなった時に、ダイスケが困らないようにしてあげたいから。」

と、何時もそう語っています。

 

そう、ばぁばさんが これ程までに頑張るのは、
ダイスケ君と、ママであるお嬢さんへの愛情です。

凄いなぁ、素晴らしいなぁ、と思います。

 

実は、ばぁばさん ことナオミさんと私は、10年来の友人です。

大人になってからの友人ですが、
気が合うので、親戚のように仲良くさせて頂いています。

優しくて愛情深いナオミさん。

純粋で可愛いダイスケ君。

出会えて良かったな~と、しみじみ思います。

そして今、
可愛いダイスケ君の成長を共に見守り、
一緒に喜べる事に、心から感謝しています。

 

 

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