昨日の夕方の事です。
レッスン中に固定電話が鳴りました。
私は、すぐに切るつもりで電話に出ました。
「もしもし。」
「。。。。。」
「もしもし。」
すると、小さな子供の声で、何か言っているのが聞こえます。
すごく小さな声だったのと、
生徒さんが すぐ傍でピアノを弾いていたので、
最初は、何と言っているのか聞こえませんでした。
耳を澄ますと ちいさな声で
「明日ピアノに行きます。」
と言っているのが聞こえました。
土曜日にレッスンに来る小さな子といえば。。。
「ダイスケ君ですか？」
「。。。。。」
「ハル君ですか？」
「。。。。。」
「おなまえをおしえてください。」
すると、ちいさな声は、
「クロキショウコです。」と答えました。
「あっ
ユズ君？」
ちいさな声は、ママの持病が悪くなり、
１月にレッスンを辞めた
クロキユズ君（新小２・自閉症児）だったのです。
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20210227
ちなみに、「クロキショウコ」とは、
ユズ君のママのお名前です。
「ユズ君、あのね、先生 今レッスンなの。
後で かけ直すね。待っていてね。」
「うん。」
私は、レッスンを終えた後、
ユズ君のママに電話しました。
でも、繋がりませんでした。
具合が悪くて休んでいたのかな。。。
なので、
「先ほど、ユズ君からお電話を頂きました。
レッスン中だったので、途中で切ってしまい、
ユズ君に申し訳なかったです。
明日、レッスンに来られるのですか？」
と、メッセージを入れました。
すると、暫くしてから返信がありました。
「レッスン中に申し訳ありませんでした。
ユズが勝手に私の携帯から電話したみたいです。」
と書いてありました。
ユズ君は きっと、またレッスンに来たいんだね。
だって、あんなに嬉しそうにレッスンに来ていたんだもの。
ピアノ、大好きだものね。
ママの病気、早く治ると良いね。
ららみ先生も、ユズ君に会いたいよ。。。
ユズ君の気持ちが嬉しくて。
そして切なくて。
涙が滲みます。
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