ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

僕が運転してレッスンに行きます!

2024-12-30 | 発達性協調運動障害児

先日の夕方、ダイスケ君(小4・発達性協調運動障がい)から電話がありました。

「ららみ先生、僕のピアノを聴いてください

ダイスケ君は そう言うと、
YouTubeを見て覚えた曲を、何曲か披露してくれました。

 

「あらぁ、ダイスケ君、素晴らしいですね。」

「はい、動画を見ながら頑張りました。」

「最近、レッスンはお休みしているけど、
ダイスケ君は、ピアノの練習は頑張っているのですね。」

「はい、頑張っています

 

ダイスケ君は、12月のレッスンはお休みでした。

御家族の都合で、レッスンに来る事が出来なかったのです。

 

「あっ、そうだ
僕、今から ららみ先生の家に行きます

「えっ?そうなの?」

「今から僕が運転して、ららみ先生の家に行きますから待っていてください。」

 

あっ、ダイスケ君の好きな空想ね

すぐにそう思った私は、

「そうなの? 気をつけてきてね。」と言いました。

 

「先生、今、◯◯川を渡りました。」

「◯◯◯公園の横を通りました。」

ダイスケ君は、次々と場所の名前を言います。

 

「だったら、あと40分位で ららみ先生のお家に着きますね。」

「はい。40分位で着きます。」

そう、ダイスケ君の家から私の家は、凄く遠いのです。

 

すると 直ぐに

「先生の家の傍のコンビニの前を通っています。」とダイスケ君が言いました。

「えっ?◯◯◯公園から、随分速く着きましたね。」

「はい、飛ばしたので、早く着いたんです。」

「それは飛ばし過ぎましたね~」

「あっ、今、右に曲がりました。もうすぐ ららみ先生の家です。」

「えっ?もう着いたのですか?
ダイスケ君の家から、3分で着いちゃいましたね。」

「今、バックで駐車します。 先生、待っていてください。」

。。。こんな感じで、ダイスケ君の空想は続きました。

 

ダイスケ君、空想の中でもレッスンに来てくれてありがとう

ららみ先生も、すごく楽しかったよ

 

 

今年も楽しくレッスンが出来て幸せでした。

来年も、その先も、ずっとピアノを教えていけたら幸せです。

 

皆さまには、今年も読んで頂き ありがとうございました。
それでは、佳いお年をお迎えくださいね

 

 

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109歳のフランス人ピアニストの音色が素晴らし過ぎる!

2024-12-27 | 音楽&ピアノ

前回、103歳のピアニスト、室井摩耶子さんの記事を書きました。

     ↓     ↓     ↓
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20241220

 

室井摩耶子さんの動画を何回か見たからでしょうか、

先日、お薦めで以下の動画が上がってきました。

 

106歳のフランス人ピアニスト「音楽は心の糧」

 

 

え~っ 106歳

と思いながら聴くと。。。もう、絶句してしまいました。

音色が、高齢者の音色ではないのです。

 

 

コレット・マズさんは、1914年生まれのフランス人ピアニスト。

5歳でピアノを始め、
あの巨匠 アルフレッド・コルトーに師事し、

その後は、ピアニスト、ピアノ教師として活躍されました。

 

 

以下は、コレット・マズさんが108歳の時に

ドビュッシーの「水の反映」を演奏している動画です。

瑞々しく色彩感のある演奏は、

わざわざ 108歳の~ と但し書きを付けなくても、
充分過ぎるほど完成された音色です。

これ以上、私の乏しい語彙力では説明できないので、
是非、是非、お聴きください

     ↓     ↓     ↓

 

 

 

そして、コレット・マズさんは、
109歳の時に、アルバムも発表されています

しかも、昔に演奏された曲ではなく、
本当に、109歳の時の演奏を録音したものだそうです。

凄すぎる

あ~聴いてみたい

 

【曲目】

(1)坂本龍一:「戦場のメリークリスマス」  

(2)ドビュッシー:「忘れられた映像」より第1曲<ゆっくりと>

(3)ピアソラ:「忘却」

(4)ガーシュウィン:「私の愛する人」

(5)ガーシュウィン:3つの前奏曲より第2番 嬰ハ短調

(6)シューマン:3つの幻想的小品 Op.111より第2曲<かなりゆっくりと> 変イ長調

(7)シューマン:子供の情景 Op.15(全曲)

 

109歳の現役ピアニスト

 

 

世界中の人々に感動を与え続けたコレット・マズさん。

私自身も、
人は、幾つになってもピアノは弾けるのだ

と大きな希望を頂きました。

有り難いことです。

 

 

コレット・マズさんは、
残念ながら、去年の11月に、109歳でお亡くなりになりました。

アルバムを発表されて、安心されたのでしょうか。

非常に残念ですが、天寿を全うされた今は、
神様の御前で美しい音色を披露していらっしゃることでしょう。

 

 

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103歳のピアニスト 室井摩耶子さんのインタビュー動画

2024-12-20 | 音楽&ピアノ

先日、YouTubeのお薦めで上がってきた動画を見ました。

103歳のピアニスト 室井摩耶子さんのインタビュー動画です。

 (1番下に動画を貼りました

 

室井摩耶子さんは、1921年(大正10年)東京生まれ。

6歳からピアノを始め、東京芸大を主席で卒業

1945年1月、
日比谷公会堂にて行われたNHK交響楽団の演奏会にて、ソリストとしてデビュー

その後は、ベルリン音楽大学へ留学し、ヴイリアム・ケンプ教授に師事。

1980年に帰国後は、日本を代表するピアニストとして活躍し、今に至ります。

2012年、90歳の時のインタビューでは、
毎日4時間、演奏会の前は1日8時間の練習を
1日も欠かさず続けてきたことを語っていらっしゃいました

 

 

私は、室井摩耶子さんの御著書
【チェルニーってつまらないの?】も読みました。

チェルニーってつまらないの?「チェルニー30番」から何を読みとるか[室井摩耶子]

 

この御本は、月刊誌『ムジカノーヴァ』の連載を纏めたものですが、
室井先生が80歳の頃に書かれたものです。

文章も分かり易く、またテンポの良いリズム感があって、
とても興味深く読ませて頂きました。

 

 

さて、以下の動画は今年の4月、
室井先生が103歳のお誕生日直後に撮られたものです。

会話のテンポが速く、
また、ちょっとしたユーモアもあり、
えっ?本当に103歳なの?とビックリしました

また、室井摩耶子さんは、
お若い頃から美人さんでしたが、今でも充分美しいと思いました。

毎日、頭と指を使ってピアノに向き合っていたら、
人間は100歳を超えても、ここまで立派に生きる事ができるのだ

そのように思い、とても感動しました。

是非、御覧くださいませ。

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テツくんが「聴いてください。」と言っていた曲

2024-12-15 | 不登校

今春、晴れて高校生になったテツ君。

最初の頃は張り切って登校していたのですが、
暫くしてから、再び登校出来なくなりました。

2学期が始まった頃から色々と悩み、
通信制高校へ転校する事も考えていたようです。

     ↓     ↓     ↓

通信制高校の面談の前に
https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20241026

 

 

そんなテツ君ですが、
とうとう、通信制の高校への転校を決意したようです。

この数ヶ月間、テツ君は自分の将来について真剣に考え、
とても悩んでいました。

レッスンの度に
「先生はどう思いますか?」と尋ねられ、

私も、多少はアドバイスしたものの
「テツ君が自分で決めることが、1番大事だよ。」と伝えてきました。

 

そして先週、自分の気持ちをまとめ、
新たな一歩を進める覚悟が出来たようです。

テツ君は、
どこにも行かず、ずっと家に居ることに罪悪感を感じていましたので、
転校することで、その気持ちが和らげば良いな~と思います。

私自身も安堵した次第です。

 

 

そんなテツ君が、帰り際に、ある曲を紹介してくれました。

米津玄師の【飛燕】です。

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この曲は、米津玄師さんが、
【風の谷のナウシカ】から影響を受けて作曲したようです。

しかし私には、
テツ君の今の気持を代弁しているようで、なんだか切なくなりました。

純粋過ぎて苦しんでいる若い子の気持が、よく表れていると思います。

 

4分弱の曲です。

よかったら聴いてみてくださいね。

 

 

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紅蓮華はどんな気持で弾きますか?

2024-12-09 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

ルイ君(特別支援校・高2)は最近、
「鬼滅の刃」より【紅蓮華 】を練習しています。

先週のレッスン迄に、6割は両手で弾けるようになりました

6割は両手で弾けるようになったものの、
本人は、あまり楽しそうではありません。

「ルイ君、この有名な曲が弾けるようになった気分は如何ですか?」

「はい、嬉しいです。」

「では、ルイ君は どんな気持でこの曲を弾いていますか?」

「。。。。。」

「それでは質問します。
この曲は、楽しい気持の曲ですか?
それとも、力強い気持で弾く曲ですか?」

「楽しい気持の曲です。」

「ルイ君には楽しい曲に聞こえるのですね。」

「はい。」

「それでは先生が、今から楽しい気持でこの曲を弾きますね。」

 

私は【紅蓮華】を、
ノリノリの身振りを付けて、少し速く軽めの明るい音で弾きました。

するとルイ君は
「ありえねぇ~」と言って笑いだしました。

「おかしいですか?」

「はい、おかしいです。」と言いながら、ルイ君はゲラゲラ笑いが止まりません。

 

「じゃあ、どんな風に弾けば良いですか?」

「力強く?」

「そうですね。そんな気持が相応しいと思います。」

 

「それでは、どんな苦労も乗り越えるぞ~の気持で弾いてみましょうか。」

私がそう言うと、ルイ君は何度も工夫しながら【紅蓮華】を弾いてくれました。

 

「ルイ君、曲の内容を考えながら弾くと、どんな感じですか?」

「凄く楽しいです。」

「そうですね。
ピアノは、明るい気持で弾くと明るい音が出るし、
力強い気持で弾くと力強い音が出ますね。」

「はい。」

「気持と音が繋がっていて不思議ですね。
でも、気持によって音が変わるって楽しいですよね。」

「はい、楽しいです

ルイ君は満面の笑顔でそう答えてくれました。

 

こんなに素晴らしく反応してくれるのですから、
今後はルイ君と、もっと曲想についても話し合っていきたいな、と思いました。

 

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