ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

知的障がい児 R君の指導計画~発表会までの計画

2018-01-31 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

先日のレッスンの時、
「僕は発表会は出ません。」と泣き出してしまったルイ君(4年生)の事が心配だったので、
昨日のお昼頃、お母様に電話をしました。

「先日のレッスンの時、ルイ君が泣き出してしまったので、心配しています。
その後、どんな具合でしょうか。」

「いえいえ、何か行事がある度に、必ず泣くので大丈夫です。
ルイの場合、泣くと云う行為は、1つの過程なのです。」

「まあ、そうなのですね。
発表会が心の負担になって、今まで大好きだったピアノが嫌いになったら可哀想だな~
と思ったのですが。」

「そんなことで、ピアノが嫌いにはならないと思うので大丈夫です。」

「そうですか。 ありがとうございます。
それではこうしましょう。
発表会にかかわらず、先日私が弾いた曲を、これから普通に練習していきましょう。
時間をかけて練習すれば、ルイ君は、きっと上手に弾けると思います。
そして、完璧に弾けるようになってから、改めて発表会のことを勧めてみることにしますね。」

「私も、さりげなく、発表会の楽しさを話して聞かせます。」

「いえ、発表会のことは、一切言わないでください。
時期を見てから言った方が良いと思うし、
言わないことによって、逆にルイ君の方から打診されるかもしれませんので。
そこが狙いです(笑)」

「ああ、そうですね。その方が良いですね。」

「賛成してくださって、ありがとうございます。 一緒に、うまく誘導しましょうね。」

「はい、分かりました

 

こんな感じで、お母様と一緒に、計画を練りました。
きっと、うまくいくんじゃないかな?  なんだか楽しみです

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もう限界なのかな?ガラケー生活

2018-01-30 | 日記

実は、私はスマホを持っていません。

えっ  まだガラケーなの?とビックリされるのですが、
ほぼ家に居る私は、パソコンが何時でも使える環境なので、さして不便を感じませんでした。

ところが最近、不便を感じることが多くあります。

それは、ラインが使えないこと

レッスンの事を、メールで連絡しても、生徒さんや親御さんから返事が来ないのです。

みなさん、ラインばかりチェックしていて、メールはめったにチェックしないのでしょう。

ある友人は
「最近、メールは見ないで削除する。だって、宣伝ばかりだもの。」と言っていました。

もう、ガラケー生活は限界かな~  

揺れ動く日々です 

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ママ友が、メロメロのばあばになった!

2018-01-29 | 日記

先日、ママ友のSさんに会いました。

以前の記事(2017-11-25)にも書きましたが、Sさんは男の子3人のお母さんです。

去年、ご長男が結婚され、11月には、可愛い女の子のお孫ちゃんが生まれました

Sさんは、お嫁さんのユミちゃん(仮名)のことも
「ウチのユミちゃんは、可愛いのよ~   」と、口癖の様に言っていましたが~

何と ユミちゃんの出産にも立ち会い産後のお世話も、全部やってあげたそうです

「やっと一昨日、マンションに帰ったわ。」と言っていたので、
2ヶ月以上、お世話をしたことになります。

「疲れた~」と言うので

「それは相当疲れたね~  でも、寂しいでしょ~?」と水を向けてみたら

「うん、寂しいよ。 だから、昨日も2回もマンションに行っちゃった。」とのこと

そして、スマホを取り出し「見て~ 」と、お孫ちゃんの動画を見せてくれました。

何て可愛い  お目々がパッチリしていて、本当に可愛かったので

「凄い これは本当に可愛いね。 可愛いって言うより美人さんだね。」と言うと

「でしょ~?  ユミちゃんに似て、本当に美人の赤ちゃんでね~」と、べた褒めです

 

お互い、男の子の育児に疲れていた昔~

「ららみさん、男の子のお母さん、辞めたいよ~」と言っていたSさんでしたが、
今は本当に嬉しそうで、幸せそうで、羨ましい程です。

そして、その美人の赤ちゃんですが、4年後には、私の教室に入門することが決まっています

メロメロのばあばは、きっと送り迎えも率先してやるんだろうな~

発表会の時は、どれ程感激するかしら

今から本当に楽しみです 

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僕は発表会は出ません~知的障がい児R君

2018-01-28 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

昨日は、ルイ君(4年生)のレッスンでした。

いつも、ニコニコとレッスン室に入ってくるルイ君ですが、
昨日は歌まで歌っていて、とてもご機嫌でした。

計画通り、レッスンは順調に進み、
沢山褒めてもらったルイ君はとても嬉しそうでした。

そこで私は
「ルイ君、6月頃に発表会があるのだけど、出ますか?」と聞いてみました。

ルイ君は、「はい、出ます。」と答えてくれました。

ルイ君の意志を確認した私は、
ルイ君に弾かせたいな~と思って準備していた曲を、弾きました。

そして、「ルイ君は、この曲を発表会で弾くんだよ~  凄いね頑張ろうね」と言いました。

 

するとルイ君は、
「無理です。弾けません。」と言って、泣き出してしまったのです。

いつも機嫌の良いルイ君の、そんな様子を初めて見ました。

私はビックリしましたが、お母様は

「学校行事の前は、何時もこんな感じなのです。心配いりません。」
と仰いました。

私はルイ君の背中を撫でながら
「ルイ君は、発表会に出たくないのですね。」と聞きました。

ルイ君は「はい、僕は発表会は出ません。」と答えました。

 

きっとルイ君は、私が弾いたピアノの音を聴いて、
『これは難しそうな曲だ。僕には弾けそうもない。』と思ってしまったのでしょう。

そして、発表会の場面を想像して、
繊細なルイ君は、ちょっと怖くなったのだと思います。

これは慎重に進めていかないといけないな~と思いました。

これから改めて、指導案を練ろうと思います。

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支援教育~生徒さんに懐かれないようにする勇気

2018-01-27 | 障がい児教育

最近の寒さは、いったいどうしたことでしょう。

こんなに寒いと、どこにも行きたくなくなり、私はずっと家に居ます。

それでも少し人恋しくなり、昨日の午後は、友人の岡村さん(仮名)と電話で喋りました。

岡村さんは、数年前まで支援学校の教師をしていたのですが、今は学童保育の先生をしています。

彼女は、話の途中で
「私は、支援学校の時、生徒に懐かれないように、最新の注意を払ってきたのよ。」と言うのです。

「えっ?そうなの?   何で?  岡村先生が大好きっていう生徒さんは沢山いたと思うけど?」

岡村さんは、とても優しいので、きっと多くの生徒さんに慕われていたに違いないのです。

「同僚の中には、この子は私じゃないとダメなのよ~と言っている先生もいたけど、
そして、それはそれで良いことだと思うけど、私は、それをやらなかった。」

「何か意味があったの?」

「私にしか懐かなかったら、これから先が困るでしょ。だから、とても注意したの。」

「あ~そうなのね
もし、私が支援学校の先生ならば、きっと全ての生徒が、自分に懐くように仕向けていると思う(笑)
そんな姑息な私は、まだまだ思慮が浅いね。」

「そんなことはないよ~  それぞれの先生によって、指導方法が違うのは当然でしょ。」

 

岡村さんが行ってきた指導は、【今、その時】よりも、【将来】を見据えての指導だったのでしょう。

そしてそれは、情に流されず、それでいて細やかな指導だったに違いありません。

支援学校の先生の、思慮深さを垣間見たような気がしたのでした。

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