ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

2017年の大晦日に思うこと

2017-12-31 | 日記

今年も、まもなく終わろうとしています。

お陰さまで今年も、つつがなく終えることが出来そうです。

有り難いことだと思います。

 

今年もまた、大好きなレッスンを続けることが出来て、幸せな1年でした。

新しく入門してくださった生徒さん、再開してくださった生徒さん、
そして、ずっと続けてくださっている生徒さんに感謝です。

そして今年は、発達障がいの生徒さん達から、学ぶべきことが沢山ありました。

また、そのお母様達からも、多くを教えて頂いたと思います。

来年も、共に学べるレッスンが出来ますように~と願っています。

 

ピアノの方は、チェロの方とのアンサンブルが楽しかったです。

今まで、フルートや、ヴァイオリンの方とアンサンブルをする事が多かったのですが、
低音の響きが美しいチェロとのアンサンブルも、非常に勉強になりました。

来年は、ヴァイオリンとチェロで、トリオを楽しみたいな~と思っています。

そして、基礎練習も充実させていきたいと思います。

 

ブログも、ほぼ毎日書くことが出来て、有り難いことでした。

私自身や、家族が健康だったからこそ、書くことが出来たのだと思います。

ブログを書いている事は、親しい友人数名にしか、お知らせしていません。

ですが、毎日訪れてくださる方が想像以上にいて、本当に有り難く思います。

読んでくださる方が居る~と云うだけで、非常に励みになります。

また、クリックしてくださる方も、本当にありがとうございます  

心より感謝申し上げる次第です。

それでは、皆さまも、どうぞ良いお年をお迎えくださいね 

来年も、佳い年になりますように~ 

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観覧車に恋をして~自閉症の作家・東田直樹さんの絆創膏日記

2017-12-29 | 自閉症の作家・東田直樹さん

KADOKAWA発の文芸情報サイト「カドブン」に、
自閉症の作家・東田直樹さんの【絆創膏日記】第7回「観覧車に恋をして」が掲載されました。

ご興味のある方は、ここをクリックしてください。


【観覧車に恋をして】

僕の仕事場から、観覧車が見える。
かなり遠くなので、その観覧車は、一円玉よりずっと小さい。
夕方になると、観覧車に電気がつく。
小さな小さな明かりが、ちかちかと光り、それを見て、僕は溜め息をもらすのである。

電気がつかない日は、残念に思う。会いたい人に会えなかった気分だ。
今日は、どうしたのだろうと心配になる。
ずっと離れた場所にある観覧車に、僕は恋しているのかもしれない。

観覧車の周りには、ビルや工場など、たくさんの明かりがついている。
どの明かりも星のように美しく、きらきらときらめいているのに、
僕にとって、一番奥に見える観覧車の小さな小さな明かりは、特別な存在だ。

自分が乗ったことのある観覧車の明かりだから、惹かれてしまうのだと思う。
明かりの美しさではなく、思い出の愛おしさが、僕の気持ちを切なくさせるのだろう。

高い所から360度見渡すことが出来る観覧車から見る景色は素晴らしい。
自分が鳥になったような気がする。
観覧車に乗ると、ゆっくりと地面から体が浮いていく。現実との乖離。
自分が住んでいる場所、そして世界とも一時のお別れである。
僕は心を落ち着かせ、景色が下がって行く様子を真っ直ぐに見つめ続ける。

観覧車が一番高いところに到達すると、世界を手にしたような気分になるが、
その時間は一瞬で、すぐに降格。徐々に僕の体は重くなる。
気がつくと、観覧車は、地面と同じ高さに戻っているのである。

観覧車の明かりは、「ここにおいでよ」と僕を誘ってくれている。
「また行くね」と伝えたいのに、伝える術がない。
僕はしょんぼりして、遠くの観覧車に手を振るだけである。

 

~~~~~

確かにそうだなぁ~と、しみじみ思います。

「明かりの美しさではなく、思い出の愛おしさが、僕の気持ちを切なくさせるのだろう。」

特にこの箇所は、非常に共感致します。

思い出の愛おしさがあるからこそ、故郷や景色は美しいのでしょう。

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合格ケーキ~♪

2017-12-28 | 日記

数年前まで習いに来てくれていたKちゃんも、今年は高校3年生。

今は、目前に迫った受験に向けて頑張っている最中です。

そんな折、注文していた年賀状を持って、Kちゃんのお母様が来てくださいました。

ママ友でもあるKちゃんのお母様は、郵便局に勤めているので、
毎年、年賀状をお願いしているのです。

私は年賀状を受け取ると、Kちゃんのお母様に、包んでおいた焼き菓子を渡しました。

「これは合格ケーキだから、Kちゃんに渡してね。」

「えっ? 合格ケーキ?」

「うん、合格ケーキ

「そんなのがあるんだ。。。」

「な~んて、ただのバターケーキだよ。
でもね、ひと口食べると10点、ふた口食べると20点上がるのよ。
100口で食べたら、1000点も上がるよ~

「あはは、そうなんだ。
ららみ先生からって、Kに渡すね。  絶対、喜ぶと思う。」

「うん、これ食べたら、絶対合格するからね。Kちゃんに宜しく伝えてね。」

「うん、ありがとう

 

Kちゃんは頑張り屋さんだから、合格ケーキ?を食べなくても合格すると思うけど、
ららみ先生も応援してるよ~と、伝えたかったのでした。

頑張れKちゃん  楽しい春は、もうすぐだよ~

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大人のレッスン~脱力すると、こんなに楽なんですね!

2017-12-27 | 大人のレッスン

昨日のお昼は、友人とランチを楽しみました。

友人というのは、長男の幼稚園の時の担任の先生で、今でもお付き合いをしています。

長男の幼稚園は教会附属の幼稚園だったのですが、
私は、長男が在園中から10年間程、そこの教会でオルガンのご奉仕を致しました。

そんな関係で、そのS先生とも、お付き合いが続いているのです。

 

昨日は、お互いの近況を話し合い、その後、ピアノの話になりました。

S先生は、ピアノがとてもお上手で、教会のオルガンは勿論のこと、
保育系の専門学校で、ピアノも教えていらっしゃいます。

ただ、ご専門は保育なので、本格的なピアノの指導は受けていない~と仰っていました。

そんなS先生が、最近はピアノを弾く度に、右手の中指が痛くてたまらないのだそうです。

病院へ行っても、「なるべく指を動かさないでください。」と言われるだけで、
何の対処法も無いのだそうです。

ただ、ピアノを弾く機会は多いので、痛いままでは困るな~とおっしゃるのです。

私は失礼ながら
「先生、今から私の家でレッスンしましょう 。
指が痛くない弾き方を見つけられるかもしれませんよ。」と言ってみました。

すると、S先生は、「お願いします!」と言ってくださいました。

我家のレッスン室で、私はS先生に、脱力の方法をお伝えしました。

S先生は非常に飲み込みが早く、脱力の感覚を、すぐに理解してくださいました。

そしてその後で、ハノンの1番を右手で弾いてもらいました。

するとS先生は
「凄い!全然指が痛くない!脱力すると、こんなに楽なんですね~!」
と感動してくださいました。

ちょっとしたコツで、ピアノの弾き方は劇的に楽になるのだなぁ~と
改めて思った出来事でした。

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初心者の教材~ソナチネCメジャ- 第2&第3楽章

2017-12-26 | 初心者のピアノ上達への近道

ロリン・ピアノ・コース~レパートリー2の、ソナチネCメジャー第1楽章は、
初心者の教材に最適~と、昨日の記事に書きました。

今日は、その続きです。

第2楽章は、ハ長調の属調であるト長調の、美しい小品です。

楽譜の下に、「フィンガーペダルを使って弾いてみましょう」と書いてありますが、
ダンパーペダルの練習にも使えると思います。

左手を控えめに、メロディーを美しく弾く~と云う訓練にもなります。

 

第3楽章は、再びハ長調の【ロンド】です。

右手のアーティキュレーションが細かいので、逆に弾きやすいと思います。

手首を柔軟にして、タタタン と軽やかに弾けるようになるまで、
何回も右手だけの練習をすると、すぐに弾けるようになります。

3小節目、4小節目等の、指のチェンジの箇所も、右手だけの練習を何回もしましょう。

チェンジする時に、ドスンとした音にならないように、
注意深く耳を澄ませて、何回も練習することが大切です。

27小節目から28小節目にかけての、poco rit.~フェルマータの箇所は
この曲の聴かせ処です。

でも、あまり早くから rit せずに、ミファ♯ソ~の処を丁寧に弾く~位の方が、
ロンドらしく素敵かな~と思います。

これは私の主観なので、色々と試してみるのも楽しいかもしれません。

この第3楽章は演奏効果が高いので、小さな集まり等で、
さりげなく披露するにも最適な曲だと思います。

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