(続きです~)
ルイ君と一緒に勉強をする事になり、
私が、まず最初に思いついたのは、
「国語辞典をひくこと」でした。
ルイ君は漢字が大好きなので、
国語辞典をひくことに違和感は無いことでしょう。
むしろ、凄く好きになるのでは?
と思いました。
そして、国語辞典をひくことが習慣になれば、
おそらく語彙も増えるでしょうし、
語彙が増えたら、思うようにお喋りが出来る様になるのです。
それに、知識が増えるのは、
中学生として誇らしいことに違いありません。
ピアノのレッスンの3日後、
ルイ君は国語辞典とノートを持ってやって来ました。
私は、まず最初に、国語辞典のひきかたを教えました。
国語辞典は、文字が全て
あいうえお順に並んでいるという「きまり」を伝えると
ルイ君は、興味深く頷いてくれました。
ルイ君もそうなのですが、
発達障がいのお子さんは「きまり」が大好きなのです。
まず最初に、ルイ君の好きな言葉をひきました。
そして、ひいた言葉は必ずノートに書き写させました。
ルイ君は、文字を書くことが大好きなので、
嬉しそうなお顔で丁寧に書いていました。
その後で、書き終えた文章を音読させました。
ルイ君は読みながら
分からない言葉が出て来ると
「僕、この言葉も調べてみたい。」
と言いました。
そして、次々と言葉を調べ、
その日は、8つの言葉を書き写しました。
「ルイ君、今日は随分頑張りましたね。
楽しかったですか?」
「はい、楽しかったです。」
「先生も楽しかったです。
頑張ってくれてありがとうね。」
「はい。」と、ルイ君は、とても嬉しそうでした。
そして、ルイ君は最後に
「先生、また遊びに来ても良いですか?」
と言ったのです。
ルイ君にとって国語辞典をひくことは、
遊びと同じ位楽しかったのでしょう。
そんなルイ君の見ながら、
私もまた、楽しい気持ちになったのでした
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