ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

ブーニンの復帰コンサート

2022-11-07 | 音楽&ピアノ

一昨日の夜、

【それでも私はピアノを弾く】
~天才ピアニスト ブーニン  9年の空白を越えて~

 

そして昨日の夜、

【天才ピアニスト・ブーニン 9年の空白を越えて】
~復帰公演 完全版~

を見(聴き)ました。
(それぞれ NHK bsプレミアム)

 

御存知の通り、
スタニスラフ・ブーニンさんは、
1966年 モスクワ生まれの世界的なピアニストです。

4歳からピアノを始め、

17歳で、ロンティボー国際コンクール優勝

19歳で、ショパンコンクール優勝

輝かしい経歴の持ち主です。

 

1985年の、ショパンコンクール優勝の際は、
日本でも、ブーニンブームが起きました。

来日が決まると、チケットは即完売。

音楽雑誌のみならず、
一般雑誌、週刊誌でも、ブーニンを特集する程。

クラシックに興味が無かった若い女の子達も、
ブーニンに夢中でした。

 

そんな経歴のブーニンですが、

21歳の時には、ドイツに亡命。

演奏活動を自由に行う為でした。

当時のロシアは、監視が厳しく、
思ったような演奏活動が出来なかったそうです。

その後は、世界各国で演奏活動を行い、活躍していたのですが。。。

2013年からは、演奏活動から退いてしまわれます。

左肩の石灰沈着性腱板炎が原因で、左手が麻痺してしまったのです。

ピアニストとしては、致命的な出来事でした。

 

その後、糖尿病を発症。

そして糖尿病による左足の壊死。

幸い良い医師に巡り会い、左足の切断は免れましたが、
手術により左足は短くなってしまわれました。

 

以上の様な度重なる試練。

そして、過酷なリハビリを経て、
今年の6月と7月に、復帰コンサートが行われました。

 

その様子を、テレビで拝見させて頂いたのですが、
唯々、敬服しながら見入ってしまいました。

ブーニンの、音楽やピアノに対する情熱。

それをしっかりと支える榮子夫人。

そして何より、復帰コンサートで奏でられた
シューマンの演奏の素晴らしさ。

【色とりどりの小品】という
14曲からなる小品集を演奏されたのですが、
暖かみのある音色に魅了されました。

時々垣間見られる激しさ。

そして、諦め、希望、幸福感など、
様々な感情が、ピアノの音色と共に紡ぎ出されていました。

唯々華やかだった若い頃の演奏とは真逆で、
私は本当に感動しました。

 

ブーニン御自身は、満足した様子ではなく、
これからに期待してほしい、と述べていらっしゃいました。

きっとその決意通り、彼の音色は、
これから益々磨かれていくことでしょう。

そして、クラシックファンの方々のみならず、
多くの同じ病の方々にも感動を与えるに違いありません。

私も、いつか生で演奏を聴いてみたいと思っています。

最近のブーニンさん

(画像はお借り致しました)

 

 

お願いです

習い事をさせる事に対して
躊躇している多くのお母様達に
このブログを読んで頂きたいと願っています。

ランキングが上がると多くの方の眼に留まります。
ポチッと押して応援してくださいね~
     ↓     ↓     ↓

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村    

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ
にほんブログ村

コメント

「エリーゼのために」に対する様々な気持②

2022-09-17 | 音楽&ピアノ

「エリーゼのために」は、ピアノ教室でも人気の曲です。

「次の曲は、『エリーゼのために』にしようね。」
と言うと、大抵の子は凄く喜びますし、

女の子を沢山教えていた頃は、
誰が発表会で「エリーゼのために」を弾くのか?に、

お母様達の関心が向けられていたような気がします(笑)

 

 

そう言えば、男の子にも、こんな思い出があります。
        ↓     ↓     ↓

6年生男子「エリーゼの為に」に憧れていたのかも~♪
     (2017年9月16日の記事)

https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20170916

 

 

そして、そして、極めつけは、こんな事も
      ↓     ↓     ↓

「エリーゼの為に」13歳の解釈おそるべし
   (2017年9月5日の記事)

https://blog.goo.ne.jp/soraminosorami/d/20170905

 

 

さて、こんな事を思い出しながら、

某有名大学の文学部に通う生徒さんに、
「エリーゼのために」の感想を聞いてみました。

すると、意外な答えが。。。

 

「良い曲だと思いますよ。  だけど。。。」

「だけど?」

「こんな曲を、もし贈られたら引きますね。」

「えっ? そうなの?」

「やっぱり重いですよ。」

「そう? 重い?」

「凄く重いです。重過ぎて辛いです。」

 

そうなんだ。。。

昭和生まれのオバチャンは、
そんな風に思った事は1度も無かったよ

 

そんなこんなを受け止めつつ、
1人で「エリーゼのために」を弾いてみたけど、

やっぱり私は、この曲が大好き

美しくて普遍の名曲だなぁ~と思います

 

 

お願いです

習い事をさせる事に対して
躊躇している多くのお母様達に
このブログを読んで頂きたいと願っています。

ランキングが上がると多くの方の眼に留まります。
ポチッと押して応援してくださいね~
     ↓     ↓     ↓

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村    

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ
にほんブログ村

コメント

元首相 安倍晋三さんのピアノ演奏 再び

2022-07-10 | 音楽&ピアノ

元首相の安倍晋三さんが、お亡くなりになりました。

銃撃された。。。と聞いてからは
私自身、動悸が止まりませんでしたし、

訃報を受けてからは、
全てが虚しく、虚脱状態です。

犯人には、それなりの処遇を!と思いますが、
それでも大切な命は戻ってこないので、
そこが何とも虚しいです。

せめて、心より御冥福をお祈りしたいと思います。

 

以下は、去年の12月29日に掲載した記事です。

安倍さんのピアノ演奏について記したものです。

 

 

~~~~~~~

元首相の安倍晋三さんが、

御自身の youtube
「あべ晋三チャンネル」にて、
ピアノ演奏を披露されました。

曲目は、東日本大震災の復興支援曲
「花は咲く」です。

10月に開催された
ジャパン・スピリットコンサート2021の中で
紹介されたものらしいのですが、

拝聴させて頂き、とても感動しました

 

安倍さんが奏でる「花は咲く」は、
素朴ながら 優しさが溢れた演奏です。

特に、各フレーズの終わり方に
繊細な優しさが表れていて、
本当に素晴らしいと思いました。

 

また、左手のパートは、
単純な分散和音ではなく、
メロディックな伴奏でした。

このような形の左手伴奏は、
初心者には非常に弾きにくいのですが、

難しさを感じさせない弾き方で、
凄く練習されたのだろうな~と、
画像に見入ってしまいました。

 

右手も、所々に3度の重音を取り入れていて
綺麗なハーモニーが奏でられていました。

ピアノの先生と一緒に、
工夫を重ねながら練習されたのでしょう。

 

 

安倍さんは、
小学1年生までピアノを習っていたそうです。

バイエルは終了されたそうですが、
それ以来60年間、
ピアノには触っていなかったとのこと。

それが、ジャパン・スピリット協会の
小田全宏代表に勧められて、
ピアノの練習に挑戦されたのだそうです。

60年振りにピアノに挑戦された
そのチェレンジ精神も素晴らしいと思います。

気になる方は、是非、聴いてみてくださいね

     ↓     ↓     ↓
https://www.youtube.com/watch?v=VCUldo98d5o

 

 

お願いです

習い事をさせる事に対して
躊躇している多くのお母様達に
このブログを読んで頂きたいと願っています。

ランキングが上がると多くの方の眼に留まります。
ポチッと押して応援してくださいね~
     ↓     ↓     ↓

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村    

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ
にほんブログ村

コメント

お祖母ちゃんのピアノを孫が弾き、そして。。。

2022-06-22 | 音楽&ピアノ

法事があったので、九州へ行って来ました。

叔父と叔母の13回忌です。

 

法事は滞りなく終わり、
帰りに、従妹の家へ寄りました。

通されたリビングには、
ヤマハのアップライトが置いてありました。

 

「このピアノで、カホちゃんは練習したんだね。」

カホちゃんというのは従妹の長女で、
ピティナ等のコンクールに、何度も挑戦していたのを聞いていたからです。

そんなカホちゃんも、中学へ入った頃にピアノを辞め、
それ以来、ピアノには 滅多に触らないとのこと。

今は、東京の大学に進学して家を離れているので、
なおさらでしょう。

 

「うん、カホが小学生の頃は、
このピアノも大活躍だったんだけどね。
もう、売っちゃおうかな~と考えているのよ。」

「え~っ! それは勿体ないよ。
時々調律をして大切にしていたら、
カホちゃんの子供も弾けるもの。」

「そうなの?」

「うん、ピアノは、100年経っても大丈夫。
定期的な調律は必要だけどね。」

 

聞くところによると、
このピアノは、従妹の母親が使っていたものだそうです。

叔母(従妹の母)は、小学校の教師だったので、
家で練習する為に、購入したのでしょう。

およそ40年前のピアノは、今でも充分美しく、
昭和の製品らしく、立派なものでした。

 

お祖母ちゃんが使ったピアノを孫娘が弾き、

そして、その子供に引き継ぐ。。。

なんか、素敵だなぁ~と思ったのでした。

 

 

お願いです

習い事をさせる事に対して
躊躇している多くのお母様達に
このブログを読んで頂きたいと願っています。

ランキングが上がると多くの方の眼に留まります。
ポチッと押して応援してくださいね~
     ↓     ↓     ↓

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村    

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ
にほんブログ村

コメント

腱鞘炎を起こさない為に心掛けたこと

2022-04-01 | 音楽&ピアノ

3月の或る日、演奏会の伴奏をしました。

色々と反省点はあるのですが、
無事に終わってホッとしました。

 

今回は、ピンチヒッターとしての出演でした。

本来、伴奏するはずの方が腱鞘炎になり、
急遽、私が弾く事になったのです。

ピンチヒッターですから、
楽譜を頂いたのが2ヶ月前。

これは、演奏会の準備としては
異例の短さだと思います。

しかも、協奏曲やソナタなど
難しい曲ばかりです。

それでもお引き受けしたのは、
ソナタがあったから。

何度も演奏会で弾いているし、
大好きな曲だし。。。

そう思って引き受けたのでした。

 

しかし、練習を始めて2~3日経った時、
転んで肋骨にヒビが

診察して頂いた先生にお伺いしたところ

「ピアノ? 大丈夫だよ。」とのこと。

えっ?ドクターストップかけてよ~
心の中で思いましたが、

先生が大丈夫と言うのならば大丈夫だ!
と暗示をかけて練習することにしました。

 

今回は、ソナタの伴奏の他に、
協奏曲の伴奏が2曲ありました。

協奏曲の伴奏は、
オーケストラのスコアをピアノ譜にしたもので、

それはピアノの為に作曲されていない分、
凄く弾きにくいのです。

和音の連打や、あり得ない運指など。。。

だからこそ、闇雲に練習をすると
腱鞘炎になってしまうと思いました。

 

ですから今回、
練習をする際に心掛けたことがあります。

絶対に、腱鞘炎にならないこと

ピンチヒッターの私まで腱鞘炎になったら
本当に申し訳ないからです。


なので今日は、
腱鞘炎にならない為に心掛けた練習方法を
記しておこうと思います。

 

 

長時間の練習をしない

この2ヶ月間は毎日、
長い時間 ピアノの傍に居ましたが、
続けて20分以上は練習しないようにしました。

弾いては休み~を繰り返し、
筋肉が疲れないように心掛けました。

 

ふんわりした音で練習

練習を始めた頃から 暫くの間は、
ほとんど強弱を付けないで練習をしました。

どんなに脱力しても、
フォルテやピアニッシモは筋肉が疲れます。

ふんわりした音で練習する事を習慣にしました。

 

部分練習の徹底

全曲を通して弾く事は あまりせずに、
弾けない箇所の部分練習を しっかりしました。

練習時間短縮の為です。

 

片手ずつの練習

片手ずつの練習は沢山しました。

片手練習をすると、
もう片方の手は休めるので。

 

指番号を 早々に決める

指番号を譜読みの段階で決めました。

指番号に迷いがあると、
それだけでも、筋肉が緊張するからです。

勿論、練習が進むに連れて
より良い指番号を発見することもあるので、

その場合は すぐに直し、
新しい指番号に慣れるように部分練習を沢山しました。

 

ゆっくりの練習で整える

速く弾かなければならない楽章を練習しても、
最後は、必ずゆっくり弾いて整えました。

 

 

以上の練習が功を奏してか、
本番の直前は、長く弾いても疲れなくなりました。

おそらく筋肉が、
その曲を弾く事に慣れたからかな?
と思います。

筋肉も、新しい曲に慣れるまで
時間がかかるのでしょう。

 

勿論、プロのピアニストの様に、
本当に実力のある方は、
最初から長時間弾いても疲れないと思います。

培った実力と体力が別格だからです。

 

ただ、初心者の方や独学の方には、
この練習方法が参考になるかもしれません。

何かのお役に立てたら良いな、
と思います。

 

 

お願いです

習い事をさせる事に対して
躊躇している多くのお母様達に
このブログを読んで頂きたいと願っています。

ランキングが上がると多くの方の眼に留まります。
ポチッと押して応援してくださいね~
     ↓     ↓     ↓

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村    

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ
にほんブログ村

コメント

メッセージ

メッセージを送る