すべてのみちはここに

もう追いかけないよ 
宝物は 
いつもここにある

「なにを」言ってるか、より、 どんなきもち?

2017-02-17 | 心で生きる
子供のころはきっと
透きとおった瞳で
見るものすべては珍しく
不思議をいっぱい胸に抱き
キラキラの木洩れ日を
その目に映してた。

まさに「Sense of wonder」の世界に住んでいた。




大人になって
森から遠く
街に住み
なにかに追われて
なにかを追いかけて
遠くまで行ったけど

・・・

あれ
大事なものは
ここにあったのだった。

まさに「アルケミスト」





あの頃と同じようには森は歩けないけど

透明な命の輝きを見た思いがして
言葉はなく
ただ
見とれていることがある。


ああこれは
記憶の中に住んでいる人にはない
純粋な命の輝きなのか。


穏やかな小春日和
昼下がりの日差しが
病室の白い壁につたって
大きく見開いた目の
まつ毛に絡まってる。

焦点は合わなくても
私を観ている気がする。

ほんとに
とても
美しい。


返事はなくてもいい
話しをする。




こんな時間に洗われて
近頃は
言葉を通り越して
言葉が発せられる元のところを
ぼんやり観てたりする。




世界がどんどん
シンプルになってきた。