すべてのみちはここに

もう追いかけないよ 
宝物は 
いつもここにある

社日様

2020-03-16 | 日記
先週、地区の溝掃除のあとの打ち上げ?のとき
地区の方から聞いた「社日様」

地区の山の中に大きな岩があって
その上に社日様を祀る祠があるそうだ。



調べてみると
社日様とは土地の守護神、土の神様のことで
暦の雑節にある「社日」は
その神様を祀る日だそう。




その日はお天気も良かったので
散歩がてら行ってみた。

教えてもらった方向に山道を行くけど、途中で間違えたのか
道がなくなってしまった。。
たぶん15分もあれば着くところ30分以上歩いてたら
藪の中を潜るようにして
明るいところに出た。


あった!



なんか、祠の上に出たようだ







大きい岩の上にあるって聞いてたけど
ほんとーにでっかい、この岩!
層状に亀裂が入ってるけど
ひとつながりになっていて
ひとつの岩なのか岩盤というのか





足元に一円玉?



と思ったら



大日本 昭和15年って書いてある・・
一銭玉ふつうに落ちてるし




岩づたいに歩いていったら



弘法大師さまがおわした




時間が止まってるみたいだ・・・




聞こえるのは
小鳥の声と
風の音だけ・・










下から3時の市の放送が聞こえてきた。

「・・・・感染症が・・ほにゃらら・・・手洗いなど・・ほにゃらら・・・」


こうしてると
世間の騒ぎも
幻のようだなー・・・




社日には
豊作を祈る「春社」と
収穫に感謝する「秋社」があるそうで

「昔は巡礼の人たちがお参りにまわって来て
その接待を家々で順番でしよったとよ
おいが子供ん頃までは。
たぶんその人たちに作ったとやろう、
竹の葉に包んだ弁当ば貰うた記憶のある」

と地区のかたが教えてくれた



巡礼の人たちはずいぶん前から来なくなり
地区の中の数件の氏子さんたちが
秋社のお参りをされてきたそうだけど
それも数年前に途絶えてしまったそうだ。



今年の春社は3月16日


今日!

ということで
今日、お参りに行ってきた。

この社日様を知ったのが
春社の直前というのも
なにか意味があるのかも、なんて思ったり



前回は行きに迷って
帰りも、いったい道なんてどこにあるんだ??ってついにわからなかったけど

今日は
やっぱり道は消えかけてたけど
なんとなく道筋が見通せてスイスイ行けた。







しかし、こんな急な傾斜の道をお参りしてたなんて、、
最後のほう、手も使って這って登る



着いた




岩の自然な段々を階段みたいに登る















知ってる経文、マントラ、チャント、おもいつくまま唱えさせていだいた



岩の上で持ってったおむすび🍙食べて
しばし
静けさとともに景色を眺める


春の遠足気分



いつも犬たちと歩く裏の山がナマコみたいに見える


あのナマコの向こうに我家がある



降りてきて見てみると
なるほどこの地区を見下ろす位置にあるのだった




社日様


見守られてたのだなぁ・・・


知れてよかった





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