すべてのみちはここに

もう追いかけないよ 
宝物は 
いつもここにある

こんなんでました~

2016-10-05 | 陶芸
窯焚きから一週間。

ドキドキの窯出し



レンガを外して

まだもわ~っと暖かい窯の中






あぁ~ とか


うーーー とか


おーー とか



ぶつぶつ言いながら出しました。



いろいろ

いろいろ



まあまあまあまあ ね 笑



いろいろありますが ヽ(*´з`*)ノ



はやく次を作りたいです。







今度の日曜日


平戸へ持っていきますので

興味のある方は

よろしくね!(^O^)

窯焚き後記

2016-10-04 | 陶芸
もう窯焚きから一週間 

窯出ししたらきっとまた遠のくから
忘れないうちに
早いとこ書いとこうとおもう。




今回、私自身、変わったなーと思ったのは
ひとに任せられたってこと


以前は
どんなに上手に焚ける人が手伝ってくれても
ある程度の時間やってもらったら
また交代して自分で焚く時間が多くないと安心できなかったし
とくに攻め(温度を上げていく)のときなんかは
当事者である私がやらないと、って思ってた。
(相手のせいではなく、私がそういうふうにしかできなかった)



今回
もちろん体力の衰えもあって
長く焚くのがしんどかったというのもあるけど、
それだけじゃない。

もし前の私だったら、気力(意地)で
その場だけでも余裕のフリしてやってたかも。


でも今回
意地とか見栄とかプライドとか
なーんもなかった。
あ、あと「申し訳ない」っていうのもなくなってた。


初心者だからとか
経験を積んでいるからとか
ほんと関係ない。


焚き口に立っている人にしか
”今の、燃えているさま”
は見えないから。


最初に「見方」だけ伝えた。

どんな薪を
どの辺に
何本くべるかは
炎を見て、自ずと決まってくる。


辰己芳子さんの言葉を借りれば
「現象」が教えてくれる。




焚き口に立った人は皆
炎や熾(おき)や音や煙などの
小さな変化にも気が付くようになり
いつのまにやら窯と対話している。
火とやり取りしている。

だからみんな真剣で
イキイキしていた


焚く人以外の人も
炎道の炎の色
作品の部屋の炎の色や動きなど
ひとつの窯を
あちこちから観察して
知らせ合って
その情報から
見えないところを解ろう解ろうとする。



1200℃を越えるのが大変だったけど
それも過ぎてみれば
窯焚きドラマの中の耐える時間帯で (笑)

そのあとの
「ゼーゲルが微笑んでるよ・・!!」 (←辰巳的表現 笑 直立不動だったゼーゲルが、なんか、倒れてみようかな~?って柔らかくなり出した感じ)

「ゼーゲルがお辞儀してるよ・・!!」

っていうわたしの報告に
皆、

「おぉ!」とか沸いたりして



そしてなんか
ものすごい豪雨来るし 

窯場に水が流れ込んでくるわ雨漏りするわ
でも誰もあんまり気にしてなかったし

火照った体を冷やすために
わざと雨に打たれたりして



予定ではいちおう24時間くらいとしてましたが
トータルで27.5時間で終了しました。





みんなみんな
ほんとうにありがとうございました!!!




まとめ




楽しかった~~~~!!!



事実(現象)から教わる

2016-10-03 | 陶芸
窯に作品詰めて、さーあとは焚くだけだーという日の夜

実家で、録画していた辰巳芳子さんのドキュメンタリーを観ていた。

その中で

庭で野菜を摘みながら

辰巳さんがこんなことを呟いた。





「みんなねぇ、、 ”教わる”って、”人から教わる”っておもってるけど

 人から教わるんじゃないの、

 事実から教わるの。

 現象から。」




出た、名言。



まさにそうだとおもった。



私はそれを畑で、窯焚きで、教わった。

どんなことでもそうだ。





自分の窯を持って8年ほど焚いていたけど
はじめは思うように温度が上げられずにいつも苦戦してた。
温度計のデジタルの数字に一喜一憂していた。
どうしていいかわからなくなった時は
窯作りの職人さんに電話して、
今こんな状況なんですがどうしたらいいでしょう?!って訊いたりしてた。




そんなあるとき
5年目か6年目か忘れたけど
さあこれから火を入れるぞという時に
温度計が壊れているの気付き
そのまま温度計なしで焚いた。



その窯焚きはそれまでで、いちばん
火をよく観て
音をよく聴き
匂いを嗅ぎ
そしていちばん順調に温度を上げることができた。



それまでは温度計の数字があると、どうしてもそちらに目がいってしまってた。
温度計がなくなって
もっともっとよくよく
目の前の現象を観るようになって
炎が教えてくれることに気付けるようになる。

どんな薪
どこに
どのくらい

窯と対話がはじまると
ほんとにおもしろい!






それからは
温度計なしで焚いている。



*********

温度を知るのにゼーゲル錐というものを使います。
三角錐状の用具で、それぞれ決まった温度になると倒れるようになっています。
私はいつも1200℃、1230℃、1250℃、1260℃ の4種類を使います。 

それと、炎の色、ローソク(窯の上部に小さな穴があいていて、そこからはみ出る火のこと)の色と形でも温度は推測できます。

あと、体感でも温度の変化に気づきます。

そして色見本を途中で窯から引き出して、それをみていろいろな判断をします。


*********





というわけで


今回も8年ぶりに温度計なしの窯焚きとなったのですが
参加者ほとんどが窯焚き ほぼ初めて。

一瞬、温度計あったほうがいいかなぁ?とおもったけど

「いや、初めてだからこそ、温度計はないほうがいい!」

という判断でやりました。



終わってみて・・・

たいへんだった!
ケド、
おもしろかった~~~~!!!


窯出しは明日なんですが。

今回の窯焚きのことを書きたかったけど
前置きで終わってしまった。。

次の日記で~









ブログ 引っ越しました。

2016-10-01 | 日記
今日は十月一日で

新月。


区切りがいいので

やろうと思っていたブログの引越しをしました。


とは言っても過去記事は持ってきていません。

できるかわかりませんが、おいおいとやってみようと思います。


とりあえずは開設しました。

新しい草ノ尾日記をどうぞよろしく (´∀`*)