のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2022.09.06のお稽古(小習い)

2022-09-06 09:28:44 | 茶道

九月(長月)のお稽古が始まりまいたが、残暑厳しくて薄物の着物にしたいところです。 そういう訳には行きませんので、エアコンを利かせて一重の着物で、準備します。

九月九日は重陽の節句です。 一月一日・三月三日・五月五日・七月七日・と共に五節句の一つです。

奇数(陽の数)の中で一番大きなが重なっているので、大変めでたい日とされています。

菊の節句とも言われます。 宮中では、不老長寿を願い、菊酒を飲んだりするそうです。 菊を用いて様々な催しが行われるようです。

主菓子 着綿(練り切り)

中国では、菊の花に綿を着せて染み込んだ露で体を拭って、厄を払ったそうです。

短冊 月の絵に清光の画賛

「一葉落知天下秋」いちよう おちて てんかのあきを しる(足立泰道)

花 木槿・秋海棠 花入 鮎籠

鉄風炉です。初めてですと言われてしまいました。

初炭手前 切り掛け風炉の場合は灰器を用いません。

炭斗を持ち出す際に、紙釜敷きを懐中します。

従って、中掃きは省略されます。 香合は、鳴子竹香合です。

流し点です。(一客一亭)

他に 貴人点・流し点 (O)

流し点・茶杓荘 (I)

初炭手前・貴人清次薄茶 (K)

薄茶棚点前・薄茶運び点前(拝見無し) (Y)

 萩・尾花・桔梗・撫子・女郎花・葛・藤袴、秋の七草  

セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ、春の七草

のように、七五調にして覚える方法があります。

卯の花点前は、次のようにして覚えます。  

盆 三 茶杓に 振り出しだして 総礼 茶碗に 箱 建水

七種蓋置

 蟹・五徳・三つ葉・栄螺に・一閑人・火舎香炉・三つ人形

光悦七種茶碗

 毘沙門堂障子を開けて、七里四方を見渡せば、不二(山)雪峰、雪片、鉄壁(現存しない)

このように、覚えにくい点前手順も自分なりに工夫するのも楽しいのでは?

今年の中秋の名月は九月十日(土)です。



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