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大沼公園を散策

2019-09-20 08:29:40 | 「青春18きっぷ」花の旅 北海道

 

 函館駅を出た一両編成のジーゼルカーは、遠くに渡島半島の山脈を眺めながらネギ畑の中を北上します。

 



 大沼駅が近づくと、車窓に小沼と駒ケ岳が見えてきました。



 

 列車は8時11分に大沼公園駅に終着しました。


 

 大沼公園駅は古き洋風建築の趣を漂わせていました。


 玄関横の赤いポストがなかなかにチャーミングです。



 

 駅前広場に大沼公園周辺のマップが掲げられていました。


 大沼国定公園は駒ケ岳の火山活動によってできた大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼からなり、道南の景勝地としてよく知られています。

 



 大沼公園で途中下車することは当初の予定にはなかったのですが、函館朝市で目にした海鮮丼が私を予定外の行動に走らせました。


 当初乗る予定だった函館発長万部行き普通列車は、大沼公園駅を9時9分に発車しますので、1時間程の散策を楽しむことができます。


 駅前広場を横切って大沼に近づくと、スワンボートが朝陽の中に群れ浮かんでいました。



 

 池の畔に、枝から落ちた赤いスモモを見つけ口に含むと、甘酸っぱい果肉が唾液腺を刺激しました。


 ミントグリーンに葉を茂らせたハマナスの実がルビーのような輝きを見せていました。

 

 


 池の水面にコウホネが黄色い花を浮かべています。



 

 遊覧船が発着する岸辺の小屋が銀色の輝きを放っていました。



 

 池の畔に、新井満さんが大沼湖畔の別荘で『千の風になって』を作詞したことを記念するモニュメントを目にしました。

 



 そのモニュメントから視線を上げると、大沼に浮かぶ小島の先に、白い雲と語り合う駒ケ岳の姿が見えます。



 

 私は遊歩道の杭に、さきほど拾った、コリンゴのようなスモモを乗せて、小さなオブジェを作り、口を開かずに「いいね」と呟き、頬を緩めました



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