邦画ブラボー

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山田太一脚本「終わりに見た街」

2005年12月04日 | ★TV番組
山田太一が、戦争体験者として
現代人に戦争というものを
リアルに説明しようとし
未来への警鐘をこめようとした意欲作。
・・であったと思う。

この作品は以前に放送されたもののリメイクだそうだが
それは見ていません。

テレビドラマの名手として名高い原作者によって
いきなり戦時下に放り込まれた普通の家庭のとまどいや不安、
生活の変化や街の様子が細かく書き込まれていた。

「二子玉川のデパートが無い」「246も無い」
という言葉や、
「どらえもん」や
「マクドナルド」「ケンタッキー」
などの具体的な名称が台詞に出てきたのも
ドラマに現実味をもたせるのに一役かっていた。

突飛な設定も中井貴一、木村多江の演技によって
嘘臭くなく、見れたと思う。

窪塚俊介くんの役者才能の魅せ方も見事。

「夢オチ」かなと思っていたら違っていた。

それまでの展開に比べて
あっけなく感じたラストだったが
「衝撃的な」
結末の解釈は
あえてぽんと投げ出す形で
個々にゆだねられたように感じた。

そうそう、最初に出てきた
小林桂樹がびっくりするほどいい声で、嬉しかった!

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私事ですが。。。 (古いファン)
2005-12-04 20:11:57
こんばんは、この作品はとても興味深く見せてもらいました。設定も面白く私にも、



>突飛な設定も中井貴一、木村多江の演技によって嘘臭くなく、見れたと思う。



と思ってみておりました。細かい内容も知っている範囲では、十分納得のいくものでした。

・・・が、しかし、80歳になる母が側にやってきて、「昭和19年に、こんな若い男の人が普通にいるわけがない。」と、一言。。。私にも



>未来への警鐘をこめた意欲作。



だとは、思いましたが、現実はそれにも増して厳しいものなのだな。と思いました。

その分、私にとってラストが重いものになりました。

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こんばんは (spok23)
2005-12-04 23:08:49
私もぐいぐい乗せられて見ました。

が、

80歳のお母様が

本当に目にしていらしたものは

もっともっと厳しいものだったでしょうね。



やはりテレビドラマ・・でしたね。



ラストは後味悪~でした。

最後にアレでは主人公は浮かばれませんね。
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Unknown (レモン)
2005-12-08 14:43:24
>ラストが重いものになりました。



それがこのドラマのねらいだったと思いますよ。
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Unknown (spok23)
2005-12-08 17:45:26
ほんと、ラストでガツンとやられたかんじですね。
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