有名な「流れ者に女はいらねえ」
は、この映画の中の台詞です。
鈴木清順監督の作品は見出すと中毒になる。
エネルギッシュな映像の魔術師は、
来春にオダギリ・ジョー主演の平成の狸御殿映画を公開予定。
ストーリーは一言でいうとやくざ同士のいざこざなんですが
ショットのひとつひとつが
まばゆいほどに美しい。
幻惑的な色彩感覚。何もかもが真っ白なセットの中で
白づくめの渡哲也がコルトを構える。
あたり一面まっ黄色になるかと思えば、
墨を流したような真黒の画面に真っ赤な花。
エメラルド色のドレスを着て歌う歌姫。(松原智恵子)
雪の中のSL。
これはまさしく色彩のブルース!
ビリビリくる台詞(脚本)を書いたのは川内康範。
この人は大ヒット曲「伊勢崎町ブルース」や
「おふくろさん」などを書いた作詞家、そして小説家でもある。
「頼むから俺を怒らせないでくれ」(渡の独り言)
驚くべきことはまだまだある。
松原智恵子の歌姫、「てつやさん!」以外の言葉を発しません。
渡哲也が着るパステルブルーのスーツ、
真っ白のスーツなど、衣装の色もまた「画面の一要素」になっている。
カット割りが大胆!
競演は雰囲気が抜群の川地民夫、
そして二谷英明、
ちあきなおみの夫だった郷治(宍戸錠の弟)、など。
ほとんどミュージカルといわれるくらい音楽が使われている。
スクラップ工場で真っ赤な炎に焼かれる車、
どこからともなく聞こえてくる
「東京流れ者」のテーマに鳥肌が立った!
ぶっちぎりの脚本と鈴木清順の映像、木村威夫の美術が合体した傑作。
港で愚連隊(懐かしい言葉)が並んで歩いているシーンは
まんま、”レザボア・ドッグス”。
タランティーノに真似された。
1966年 鈴木清順監督作品 川内康範原作・脚本 日活
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は、この映画の中の台詞です。
鈴木清順監督の作品は見出すと中毒になる。
エネルギッシュな映像の魔術師は、
来春にオダギリ・ジョー主演の平成の狸御殿映画を公開予定。
ストーリーは一言でいうとやくざ同士のいざこざなんですが
ショットのひとつひとつが
まばゆいほどに美しい。
幻惑的な色彩感覚。何もかもが真っ白なセットの中で
白づくめの渡哲也がコルトを構える。
あたり一面まっ黄色になるかと思えば、
墨を流したような真黒の画面に真っ赤な花。
エメラルド色のドレスを着て歌う歌姫。(松原智恵子)
雪の中のSL。
これはまさしく色彩のブルース!
ビリビリくる台詞(脚本)を書いたのは川内康範。
この人は大ヒット曲「伊勢崎町ブルース」や
「おふくろさん」などを書いた作詞家、そして小説家でもある。
「頼むから俺を怒らせないでくれ」(渡の独り言)
驚くべきことはまだまだある。
松原智恵子の歌姫、「てつやさん!」以外の言葉を発しません。
渡哲也が着るパステルブルーのスーツ、
真っ白のスーツなど、衣装の色もまた「画面の一要素」になっている。
カット割りが大胆!
競演は雰囲気が抜群の川地民夫、
そして二谷英明、
ちあきなおみの夫だった郷治(宍戸錠の弟)、など。
ほとんどミュージカルといわれるくらい音楽が使われている。
スクラップ工場で真っ赤な炎に焼かれる車、
どこからともなく聞こえてくる
「東京流れ者」のテーマに鳥肌が立った!
ぶっちぎりの脚本と鈴木清順の映像、木村威夫の美術が合体した傑作。
港で愚連隊(懐かしい言葉)が並んで歩いているシーンは
まんま、”レザボア・ドッグス”。
タランティーノに真似された。
1966年 鈴木清順監督作品 川内康範原作・脚本 日活
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記事を訂正させていただきまして
竹腰さんとファンの皆さんに謹んでお詫び申し上げます。
渡さんのが後です。
先日竹腰さんが
「昭和歌謡大全集」という番組に出演され、
この歌を歌われたのを聞いて、
わたしも実は度肝を抜かれ。
完全にノックアウトされました。
おれら、この時代にこの作品を見たもんは
竹越ひろ子がほんまもんで、てつやが類似品なんじゃ!!
一回ひろ子のレコード聞いてみろ!!あほ!!