まあ 今となっては
売れない「アイアン」の単価を下げるための方策、と呼べる
軽量スチールシャフト装着のアイアンですが…
10~15年位前からでしょうか
アイアンは スイング破壊兵器の軽量スチールが
主流になってしまいました。(ゴルファーのとっての悲劇と言えます)
その方策(ハードスペック化)が新規ゴルファーの入り口を狭くしてるのですから
結局 緩やかな自殺…に陥っている気がします。
スチールシャフトは単一素材の為
強度を局所的に補強することが難しく
全体の太さ、金属の肉厚で強度を出しています。
軽量化は 主に手元の金属の肉厚を薄くしていますので
元々そうだった 先端重、手元軽 と言うのがより強調されています。
強度に非常に不安があるので
重いヘッドや重心距離の長い(ヘッドが重いのと同じ)を嫌い、
避ける傾向が強いため
どうしても 軟鉄系の小ぶりなヘッドになります。
👉軟鉄ヘッドの製造コストの激減というのもありますね
しかし 相変わらず ドライバーは大型460㏄前後のヘッド。
また ネックを変更、交換できるタイプが多いため
横壁(サイド)のあるディープなタイプよりも
製造上の問題で シャローのうすべったいタイプが多くなります。
つまり 重心距離の長いタイプです。
それに小振りなアイアン、場合によっては
マッスルバックのアイアンを使っている人も少なくありません。
平均的には ドライバー42mm
アイアン36mm以下
(マッスルバックでは 32mm以下なんて言うのも少なくありません。)
という組み合わせです。
ドライバーには 振動数240cpm のグラファイト それに重心距離42mm
アイアンには 振動数280cpm のスチール それに重心距離36mm
長いドライバーの方が シャフトが柔らかめ ヘッド重め 重心距離長め
短いアイアンの方が シャフト硬め ヘッド軽め 重心距離短め
最新のセットの組み合わせを使わざるを得ない 契約プロは
好き嫌いに関わらず この組み合わせでゴルフをしなくてはなりません。
ある程度 均一なスイングが出来る人であれば
☑ドライバーは普通に打てれば
アイアンは フック気味、左に行き易く、トップし易く、タイミングが早くなりガチ
☑アイアンが普通に打てれば
ドライバーは スライス気味、右に行き易く、ダふり易く、タイミングが遅くなりガチ
ですので
双方を使えるようにするには
それぞれ 別なタイミングやボールの置きどころ など工夫が必要です。
そのクラブを使いこなす仕事 も契約金に含まれるプロの真似を
お金を払ってクラブを買う アマチュアがする必要はありません。
ゴルフクラブは 硬すぎても 柔らかすぎても 軽すぎても 重すぎても
全体の統一、共通性があれば 苦労はシンプルで済みますが
多種多様なものが混在するほど 複雑で、絡み合う問題が生まれてしまいます。