【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

デール9ヘッド 入荷致しました‼

2021年12月03日 19時46分40秒 | ゴルフ


①桁違いの慣性モーメント

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ドライバーやアイアンのヘッドなどの
比較や指標となる言葉で 「慣性モーメント」と言う言葉
がありますが、これは何か と言うと
基本的には 「重さ」 を表します。
 軽自動車とダンプカー
 小石と月では その「慣性モーメント」が異なり
慣性モーメントの大きな ダンプカーや月 は
外的な圧力/影響を受けた時、
慣性モーメントの小さな 軽自動車や小石 よりも
変化が少なくなります。
それを数値で表すと 3000とか4000g/㎝ になります。

ゴルフクラブで言うと 慣性モーメントの大きなモノは
 姿勢、だけでなく
 運動そのものも持続しようとするチカラ が強く

ちょっと 不謹慎ですが、
 同じ速度 時速50キロで
 止まっている軽自動車にダンプがぶつかるのと
 止まっているダンプに軽自動車がぶつかるのでは
様子が異なるのは 想像が難しくないと思います。

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また、同じヘッドの重量であっても
ドライバー、ウッドなど 立体的に大型になれば
重量が重心点から離れているので 慣性モーメントは大きくなります。
キャビティのアイアンも同じ発想です。
 独楽(こま)で言うと
軸に対し、重量が外側にあればあるほど
回転の持続性が高くなる、そういう発想です。
 


一般的なの パターヘッド重量は 310~320g(34インチ)
     👉L型ブリストル で 470g (1.6倍)
     👉ピン型デール9 で 520g (1.7倍) です。 

 慣性モーメントもそれに相応するモノと考えられます。

パターには 慣性モーメントのルール制限はありませんが、
もし 設定されれば まず アウト でしょう。


昨今、少しづつ…ではありますが、市販品のパターヘッドも
重くなる傾向が強くなっています。
異形の大型マレットは 慣性モーメントを上げるのが目的です。

ヘッドが重くなれば ヘッドスピードが緩め であっても
同じ距離が打ち易くなり、小さなストローク、
遅めのストロークで済みますから 方向だけでなく
距離も安定し易くなります。


➁ロフトの立ち を生み出す 高重心

一般的なパターの重心は 13mm です。
ブリストル、デール9共に 17mm あります。

シャフトの柔らかいコトもありますが、
それによって 自然なハンドファーストを作り出し(促し)ますので
立ったロフトでインパクトがし易くなります。

ヘッド重量もありますが、
パッティングでボールが潰せるインパクトが可能です。
 その音も独特かな…。

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ボールの滑り出しも良く、傾斜や芝目の影響も少ないので
よりストレートなラインで狙うことが可能になります。

ヘッド重量が強烈に重いので
 速いグリーンや下りのラインに不安を抱く方も居るかと思いますが
 実際には その逆で(言葉では伝わりませんが…)
 速いグリーンや下りで怖いのは スピード感 です。
 ゆっくり、ゆったり転がっても ちゃんと届く
  その強みは 使ってみないと 分からないですよね~。


➂非常にソフトな独特の打感、転がり と 独特の音

 ヘッド重量の重さ(慣性モーメントの高さ) と
 シャフトの柔らかさ、重心の高さ によって
 緩めに打っても ゆったり転がって 届く、
 転がる というより 滑るに近いかも知れません、
 そういうパターです。

 打撃方法が変わってくる のもありますが、
 弾く感じでは打たなくなるでしょう。
 押すまで行かない感じ、ソッと押す感じ に近いです。
 ボールとの慣性モーメント(質量)の違いもありますが、
 軟鉄の中でも よりソフトなS15Cの
 厚みのあるフェースの打感は非常にソフトに感じるでしょう。

 また、長いネックがかなり打撃の衝撃を吸収するので
 よりソフト感は強まるコトでしょう。

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 長め距離のパットになると
 通常のパターでは体感することのできない
 ボールのつぶれ を感じることが可能です。
 その打音は独特✋
 使えば 使うほど 楽しめるパター です。

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◆電話 046-804-1480 
◆メールアドレス <
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アイアンヘッドを『低重心』化する

2021年12月03日 17時33分47秒 | ゴルフ


アイアンヘッドをデザインする際
『低重心化にする』ことは
アイアンヘッドをやさしいものにする の代表例です。

ボールの半径・地面からのボールのセンターは22ミリ位なので
これを基準に それ以下のモノを低重心
それ以上のモノを高重心と呼びます。


まあ 表立って低重心と呼べるのは
重心高さが20ミリ(以下)を切ったものでしょうね。

この10年でスイング論が異質な形に変わってきてしまっているので、
この低重心化というのがやさしいもの と言えるのかどうか
少々 ❓❓❓の時代になりました。
本来はゴルフクラブによって 簡単かそうでないかの目安の
代表例が「ボールを上げる能力」だったのですが
煽るスイングが主流の現在、低重心化はボールを上げることに寄与
しなくなっており、逆に失速を生み出す可能性が生まれてきています。
ユーティリティなどもそうですが、重心の高さが18ミリを下回り
それよりも低いものは 煽り打ちの人には危険です。




①アイアンの高さ(上下方向)を薄く(低く)する


死語になってしまいましたが、
上下に小さい(薄い?低い?)アイアンのことを
ロープロファイルのアイアンと言いますが
この形状は典型的に低重心を優先した形状です。
ロープロファイルの形状のアイアンは
総じて トゥ側も低めに取り
ヒール~トゥ方向への末広がりが少ないアイアンになります。

一般的なアイアンの形状で
ロープロファイルの 特にトゥ側の低いアイアンヘッドは
重心距離の短い、小振りな形状になりがちで
低重心であっても 慣性モーメントの低い
ミスにシビアなアイアンになりがちです。


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ふるーいアイアンですが、代表的なものは
ブローニング というのがありますね。
(知ってる人いないでしょうね)
この形状は ロープロの代表でもあり
重心距離の長さもあってとても特徴的ですね

まあ アイアンと言うよりも
L型パターに近い形状です。

通常のアイアン という形では
この手の ロープロファイルのモノは殆ど姿を消しましたが
アイアン型のユーティリティにその流れが残ってますね。


②ソール部を大きくする
一番よくあるパターンですが
視覚効果以上には低重心化につながりません。
アイアンは番手間によって
5番アイアンとウエッジではかなり
入り方も異なり、使われ方も異なりますので、
低重心にするため ソールを大きくしてしまうと
その流れのウエッジの造形に困ることになり易いです。


➂ネックを短くする

ソールを厚くするよりも はるか効率的に低重心になります。

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特に近年、接着剤の性能があがり
接着面積を少なくしても安全になったのに伴い
この20年でかなり短いネックが主流です。
機種によっていろいろではありますが
古いタイプのものに比べると 30mm近く短く
30mm近い鉄の筒がなくなったのですから
低重心化するのは確かです。

多くの人は気付いていませんが、
番手は 5番→ウエッジ と下に行くほど
ネックが長くなり 低重心化を防いでいます。
ネックの長さは 視覚的に影響が少なく、
構えても その差を判別するコトが難しいので
一番 多く採用される方法です。

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