【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ドライバーのシャフトなお話し ➂

2022年07月02日 14時26分01秒 | ゴルフ


質問「キックポイント なんて言うのもありますけれど。。。」

店長「シャフトって 形状がほぼ決まっていて
 色柄以外 大きな差が目に見えません。
 その似ている、ほぼ同じな形状の
 各各シャフトの個性、違いを生むため、
 差を出す為にある 程度と考え
 このシャフトはなんとか調子、
 って言うのも 無視して良いと思います。」

質問「え! そうなんです❓」

店長「です。

 大前提として シャフトが動く、適切な硬さ・柔らかさ
 であるコトが第一です。


 その上で キックポイント、というなら 話は分かるんですが、
 多くの方が シャフトが動かない、硬いシャフト、
 つまり キックポイントが効かないようなモノを 選んでいますから
 キックポイントで選ぶ❓ と聞かれても返答に困ります。


 シャフトもメーカーによって 結構作りが違います。
 基本、グリップの装着される手元 って言うのは
 安全性の為、太さも太いですし、動き難い部分ですが、
 シャフトメーカーや機種ごとに
 シャフトの動く可動範囲が結構、異なります。
(スイングは 1-motor で_Moment

 シャフト全長が動くモノもあれば
 手元と先端は締めて、真ん中だけ動くモノ、
 先端を締めているモノ と色々です。

 シャフト全長が動くモノの 先調子 は
 手元を締めている 中調子 よりも
 中調子だったり するので
 表記されている キックポイント、調子 って言うのは
 同じメーカーの中での比較であったり
 そのシャフトソノモノの特性のヒトツ であったりと
 正直、なに調子だから こうだ って言い切れません。


✋あくまでも 余談に過ぎませんが、
 シャフトを正しく使える
 または それに準ずる という前提で言えば
 手元の動くシャフトほど 手元が前(進行方向)に押され易いので
 ハンドファーストになり易く、出球が低くなりガチ です。
 手元の動かないシャフト~先端が良く動くシャフトは
 ハンドファーストになり難く、球を上げ易い、
 のですが、それも 硬さが適切 であるコトで効果を発揮します。

 昨今の シャフト全般の傾向 は
 どれもが 手元がかなり 締まっているので
 そのシャフトの表記、キックポイントの表記にかかわらず
 手元が動かず 先だけが動く傾向が非常に強い ですね。

 また 手元が動くシャフトは 動く部分が多くなるので
 運動がゆっくり気味なので 速い、弾く嗜好が強くなった現在
 あまり好まれていない傾向にあります。


 本来、シャフトって ヘッドの重さを利用して
 打ち手のグリップの移動を促す のが役割なんですが、
 多くの人は 『その逆の』 グリップを基点として、
 ヘッドを動かすモノ だと思っていますので
 その 思惑と言うか、概念の差も大きいので
 やはり 各人各人の感覚に頼る方が無難だと思います。


 からだに負担の来ない 硬さ
 使える範囲の中で 出来るだけ柔らかいモノ
 と言う前提で  まずは 打ってみる、打ち比べてみる
 が条件なんじゃないですかね。


 適切な硬さ/柔らかさを選ばないと キックポイントも含めた
 シャフトの特性も発揮されません。
 しならないシャフトを しならせて/しなり戻して使う
 なんて言うのは シャフトの使い方としては邪道路線なので
 シャフトを選ぶ意味が出てこないです。」



質問「トルク なんて言うのもありますよね。
 上級者はトルクの少ない方が良い なんて言いますけど…。


店長「ナンセンス だと思います。

 なんて言えば 良いか微妙ですけど
 シャフトに関しても トルク って言うのは
 シャフトを壊れさせない、破損させない為のモノで
 強度の高い 強いシャフトはトルクは要らない、少なくて良い、
 逆に 強度の低い、破損の可能性のある弱いシャフトは
 トルク と言う名称の「逃げ」で シャフトを守っている、だけ です。

 ですので 単純には
 質量のある(重いシャフト)、つまり 繊維をたくさん使っている、
 層の多いシャフトは トルクが要らないので 数値が低い、
 逆に 質量の少ない、繊維の量が少ないモノは
 トルクの数値は大きくなります。 ただ、それだけ です。」

質問「トルクの その数値は気にする必要はない✋ と❓」

店長「はい。 全く無視して問題アリマセン。
 打ってみて気持ちよかったシャフトが 幾つ だった
 というだけの話し です。

202252_Moment


 少ないトルクが良い、
 曲がらない なんて 都市伝説ありますけれど、
 実際、トルクの無い、もしくは 非常に少ない数値のシャフト
 って言うのを 何度も実験されていますが、
 どれもこれも 商品 に出来ません。

 そういうシャフトを好んで使うであろう
 結構なパワーヒッター、プロとかですね
 打って貰うと その打感、インパクト感 に
 非常に強い違和感を持つ そうです。
 『気持ちよくない』のです。
 私も実際に トルク0に限りなく近いモノを
 テストしたコトがあるんですけど
 なんとも言えない ゴツン! と言うような
 出会いがしらの衝突感が強くて 気持ち悪い印象しか
 持てなかったですね。

 まあ 硬いシャフトには有りがちな感じ なんですが…。


 現代のドライバーはヘッドが大きく、
 重心距離、重心位置もシャフトから離れており
 幾ら慣性モーメントが高くなったとは言え、
 毎回、良い位置にボールが当たる訳では無いので
 ある程度 大きなトルク のシャフトの方が
 打った感触は気持ち良い のですが…。」

コメント
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