店長「スイング中の クラブのトゥダウン、
そもそも トゥダウンって 知ってます❓」
質問「イエ、知りません。」
店長「知らなくても問題はないのですが、
知っておくと スイングを造る、治す 上でも
結構、役に立ちますし、
クラブ選びの材料にもなるかと思います。
そもそも トゥダウン は
ちゃんと運動する(しなる)柔らかさのクラブ であれば
全く意識しなくとも 自動的に発生する仕組み になっています。
![EG05_04](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/7/3/73d11024.png)
ゴルフクラブは テニスのラケットや野球のバット と異なり、
握っている部分の延長線上に打点・打撃部分がありません。
ズレている と言えば良いのか、
L字型、鎌首をもたげた形状になっていて
運動をさせていない時は
そのズレを計算して 打たなければいけない⁈
ような形状をしていますが、
ちゃんと柔らかいシャフトが装着されていれば
運動させると 重さが直線状に揃う 働きを持っている為、
握っているトコロの延長線上で打つ感覚で
ヘッド部の そのズレを無視して
ボールと打撃部分を当てることが可能 です。
逆を言えば、テニスのラケットであれば
どんなに速く振ったとしても『トゥダウン』は発生しません。
実際にはやりませんが、
重心のズレの無い、重心距離の存在しない、
フェースバランスのパター であれば
シャフトの硬さ/柔らかさに関係なく、
『トゥダウン』は発生しません。
ちょっと 言葉で説明すると分かり難いかも知れませんが
クラブを運動させると
クラブの重さが 遠心力の掛かる直線状に揃う働き があるので
本当は ネック部が内側にズレ込むような状態になる のが
正規の『トゥダウン』で
ネック部分はそのまま で
トゥ側だけが下がる✋訳ではない んです。
とは言え ほんの少しですが、トゥ側が下がり、ライ角度が変わる、
のは事実で それらをまとめて『トゥダウン』と呼ばれています。
![EG05_04](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/7/6/7624d0f0.png)
質問「…となると
ちゃんと 運動する柔らかさのシャフト と
しならない 硬いシャフト では
打つ感覚は異なるコトになるのでは ないです❓」
店長「そう思います。
ちゃんと 運動する柔らかさのシャフト では
棒の延長線上で打つ感覚で 球は当たりますが
そのまま の感覚で 硬いシャフトを打つと
そこには ネックが来てしまいますから シャンク です。
![(キャスト_Moment](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/1/7/1742f10e.jpg)
逆に 硬いシャフトを使い慣れている人は
重心位置のズレ分、シャフト(ネック)を
ボールからズレたトコロに通そうとしていますので、
柔らかいシャフトにすると 先っぽに当たったりします。」
質問「慣れてしまえば 棒の延長線上で打つ方が楽そう…ですね。」
店長「そう思います。
シャフトの硬さ・柔らかさ を揃えて置けば
機種や番手などによる 重心距離や重心位置の違いを
気にする必要が無くなります。
重心距離の長い ドライバー 40㎜オーバー
重心距離の短い アイアン 35㎜
双方ともに しなりの無い硬いシャフトであった場合、
では ボールの当て方、クラブの通し方も
それぞれ 異なるように調整しなくてはなりません。」