質問「もしかしたら…なんですけれど
ヘッドの入れ方、入射角度とクラブの長さの関係は
以前、自分もそうだったんですけれど…
ドライバーよりも スプーン(3番ウッド)の方が飛ぶ?
と関係あり なんですか❓」
店長「はい。関係ありあり✊ だと思います。
ロフトや長さ、ヘッドスピードによっても
その数値はひとそれぞれだとは思いますけれど
例えば…ですが、45インチのドライバーで
入射角度、計測器なんかだと アタックアングル って
呼ばれたりもしますけれど
その数値の理想値が アッパー2度前後だとします。
それが 4度も5度モノ アッパーになってしまうと
打ち出される角度は高いけれど
ボールスピードもあがり切らず
ぽわッとした 上がる球になり ボールが伸びない…
アッパーになると 実質ロフトは減るので
数値としてスピンの総量は減りますから、吹け上がる、
ようなことにはなりませんが
🥎の打ち出しが高いので その低スピンもあまり意味が無く
飛行する持続するチカラというよりは
より高さを生み出してしまうような
ヘリコプターのホバリングみたいになってしまう。

そういうタイプの方が ドライバーよりも2インチ短い
スプーンを持つと その短くなった分、
入射角度、アタックアングルがキツクなり、
この場合は アッパー度合いが適切なモノになり
スプーンだから ロフト角度としてはドライバーよりもあるのに
アッパー効果が ロフトを殺し、スピンも適切、
15度のロフトの43インチのスプーン が まるで
10度のロフトの45inのドライバーで打ったような
入射・インパクト姿勢に非常に近いモノになるので
スプーンの方が飛ぶ… もしくは あんまり変わりがない、
と言うのはそう言う仕組みなんですね。

とは言っても そう言う状態の人、
ショット全般に あおり打ち、しゃくり打ち、すくい打ちが強い方は
スプーンを地面から打つと アッパーでは打てませんから
ダフリやトップ、チョロのミスになり、
ティーアップしたのと同じような球は望めません。」
質問「クッ! まるで 見られていたような・。・・」
店長「ですので 飛距離に悩んでいる方 は
長尺よりも むしろ 若干、短めにした方が
飛ぶケースは とっても多いんです。
✅飛距離に苦しんでいる方の多くが
スライスにも悩まれていたり。。。
そうなると インパクト時、フェースが開いている →
フェースを閉じる、ヘッドターン、フェースターンは
クラブが最大の長さ、一番大きな弧にならないと
最大の弧に近づけないとし難いモノ です。

ヘッドを返そうとすればするほど
ボールに当たる前の 早い段階で 弧が膨らむ、
大きくなるので 当たり終わると直ぐにヘッドが上昇軌道になる
弧が大きい は 道のりが長い、
イコール 時間がかかる訳ですから
インパクトのタイミングが あと になり易い、
ドライバーによる アッパー度が強くなり易い のです。
意図的にアッパーにする は
あまり良いことではありませんが、
ティーアップ分、ボールを左(右打ち)に置く分、
薄い『適切な度合い』のアッパーに自然な形でなる、
というのが ロフトの少ないドライバーの理想的な打撃 です。
しかし、ヘッドスピードがプロのように高くない、
若い人のように速くない 我々には
その度合いも ほんの少し アッパー2度前後の狭い幅で
それ以上 アッパーが強くなって 良いことは殆どありません。
飛ばす為に ヘッドを返す(スライスを予防する)
それが故に ボールへの進入が良いモノにならない、
ボールを打つかなり手前で 最大の弧の大きさになってしまう…
(ヘッドを返そうとするとそうせざるを得ない…)
という 前門の虎後門の狼状態 になるのです。
スイングの インサイドアウトとかアウトサイドイン
スイング軌道の左右方向ばかりを気に取られていると
実は ショットにとって 最も大切な ヘッドの入れ方
入射角度(アタックアングル)が急所になってしまうのです。」