【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

クラブのセッティング…の話し 中編

2025年01月30日 22時02分27秒 | ゴルフ


 1W 252cpm
 …重心距離 41.5mm
3W 258cpm
 …重心距離 39.5mm
5W 264
7W 267
5U 272

6Ⅰ 317cpm 👈軽量スチール
 ...重心距離 37.5mm
7Ⅰ 321
8Ⅰ 331
9Ⅰ 335
PW 341
48 342
 ...PWと同じ長さ
52 347
58 339


一番気になる部分は
仰られる通り、ウッド系とアイアンに
かなり大きく
 『シャフトの硬さ』に開きがあるコトです。

ウッドシャフト… 特にドライバーは
ヘッドの方にがんじがらめのルールが施工され
ヘッド側では『飛ばし』を求められなくなったので
シャフトを急激に『柔らかく』しました。
  飛ばすためにね😌

Linn Grant - frame at 1m12s

この10~15年で急激に…ですね。
Aさんのシャフトも 表示上、男性用の S-シャフト ですが、
15年、20年前であれば
 市販品の レディース Lシャフトクラスの振動数😧😧😧

15年、20年前であれば 男性用の S-シャフトは
シャフトの特性や重量などにより 幅はありますが
 振動数『270cpm越え』でも おかしくありませんでした。

この変化が起こった… 良い変化…進化だと思いますが、
アイアンのシャフトは 旧世代のダイナミックゴールド基準の
シャフトの硬さから 全く変わっていません。

 

ドライバーシャフトが 250~255cpm であれば
多少の幅はあっても  270~280cpm 位。
これでも かなり 開き~離れがあって
ヘッド重量が軽く、重心距離も短いアイアンが軽く感じてしまい、
タイミングなどの違い、
ボールの置き位置の差が大きくなり、
ミスの要因になります。

ドライバーシャフト  250~255cpmに 対し
アイアンシャフト(#6) 315~320cpm は
表記で言うと ドライバーが S-シャフトであるのなら
アイアンは XXXX-シャフト(もっとカモ…🙄)
を組み合わせていますから 問題を生み易い。
 ここは 絶対に 調整した方が良い(寄せた方が良い)と思います。

IMG_1791

ドライバーが柔らかく、アイアンが硬い は
ドライバーが重く、アイアンが軽い になり易く
(人によっては逆の感覚もある) だけでなく
実害として

①ボールの置き位置に伴う アドレスの狂い
②ラフから等のアプローチにタッチが出難い


があります。


①ボールの置き位置に伴う アドレスの狂い
 は 硬いシャフトほど 中寄りにボールを置くことになります。
 それは 通常時は良いと思いますが、
 雨風気温などによる コンディションの不良時、
 予選通過、プロテスト合格などによる重圧下…等
 他のことに意識が行き易い場面で
 アドレスの向きのズレ を誘発しますので
 ウッドの話しでもしましたが ほどほど
 許される範囲のボールの位置になる
 適切な シャフトの硬さ~柔らかさ が良いと思います。

Rio Takeda ap - frame at 0m8s

②ラフから等のアプローチにタッチが出難い
 ウッドに対して ウエッジが強烈に硬い。
 ドライバーに対して 振動数が100cpm近く 高いと
 日頃から アプローチショットであっても
 やや強め、やや大きめのスイングになります。

 緊張感のある 何かの分かれ目になるショットを
 ラフから打つ場合、
 その距離感がとても重要になるのですが、
 その場面で その硬さはヘッドの軽さ になりますので
 ほぼ 必ず ガツンと入ることになり易く
 想定の球筋、距離になりません。

 同時に ヘッドが感じにくい、軽いヘッドは
 アドレスから 初動が動き出し難い ので
 アドレス時間が長くなり
 緊張感が増してしまう可能性も 上がります。



 😊クラブのセッティングを煮詰めて置いた方が
 色々な場面で 足を引っ張られない だけでなく
 助けにもなるので 考えて セッティングした方が良いですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラブセッティング…の話し 前編

2025年01月30日 00時41分53秒 | ゴルフ

クラブセッティング…の話しになります。
 以下は クラブごとのシャフトの硬さ(振動数)になります


1W 252cpm
 …重心距離 41.5mm
3W 258cpm
 …重心距離 39.5mm
5W 264
7W 267
5U 272

6Ⅰ 317cpm 👈軽量スチール
 ...重心距離 37.5mm
7Ⅰ 321
8Ⅰ 331
9Ⅰ 335
PW 341
48 342
 ...PWと同じ長さ
52 347
58 339


😌女子プロテストを目指す Aさん の クラブです。

昨年のプロテストは 最終まで 行きましたが
惜しくも…で 今年も プロテストに挑む状況です。

 

ウッド・アイアン共に シャフトは S 表示ですが
ウッド系と アイアン系に ワンフレックス程度の乖離。
ご本人は ウッドが打ち易い と。

重心距離も こんな感じで・・・

 

A社から クラブ提供を受けていて
このクラブセットは A社へ電話で
このヘッドにこのシャフトと伝えて
セットしてもらったものだとのことでした。


今年は 3月に 新しく 供給を受けることとなっていて、
しっかり 試打して クラブを決める為にA社の工場に出向く
とのことです。

 

下名からは
「試打は良いでしょうが 試打の感覚は
その日によって変わると思うので
あてにならないと思います。
折角 出向くのならば データ的に 抑えておくことが肝要。
また、現状のクラブは
ウッドとアイアンの硬さが違いすぎるので
ウッドが良いのであれば アイアンをワンフレックス
柔らかくするなどされてはいかが?」と 助言した次第です。
アイアンは 軽量スチールシャフトの S 表示です。

 

ヘッドスピードは 42 で バックスピン量は 2700。

もう少し 飛距離が欲しい とも言っております。

 

ドライバーを SYBにして アイアンをRシャフトですかねぇ~~~

 

いかがでしょうか? ご所見 宜しくお願いします。



(店主)
とても良くあるパターンだと思います。

なんと言って良いのか微妙ですが、
流石にメーカーのクラフトマンが組んでいますので
市販のモノで頻繁に起こる 振動数の逆転は無く😌
バラつきも ソコソコ 抑えられています。

シャフトの硬さしか確認出来ませんので
なんとも言えませんが、今どきの女子プロ というコトになると
ウッドには
 流行りの〇〇社のシャフトが使われている可能性が高いでしょう。
となりますと ドライバーとウッドが重量違い、例:1w-50gとWood-60g
入れられているかも…しれませんが、
長さの推移以上にシャフトの硬さに『開きがあるか』と思います。

我々 アマチュアと同じく、女子プロの場合、
ウッドやユーティリティなど 長めの距離を打つクラブが
とても重要になりますから この番手ごとの
ウッドシャフトのばらつきは抑えて欲しい ですね。
ウッドのどれかが良い感じ と言うコト ですが
とりあえず ドライバーを基準に
ウッドごとの 長さのピッチを 1/2インチと仮定して
1W 252cpm
3W 258  👉254~255
5W 264  👉256~258
7W 267  👉258~261
5U 272  👉262~265(長さ次第)
と言う感じが良いのかなぁ と思います。

アイアンもですが、ウッド系も
地面からボールを打つクラブは
シャフトの硬さと ボールの置き位置
左寄り~右寄り に影響を与えますので
将来も見据えた上での判断になるか と思います。
ドライバーでは無く、ウッドの?番が打ち易い(好き)は
おそらく ボールの位置が中目にしているのが
原因と考えられます。(良い悪いではありません)

こちらはアイアンの話しでもしますが、
『ほど』がありますのが
中に入れるにしても ほどほど~適切、
他のショットに影響が出ない程度 と
中に入れすぎますと アドレス時の向きなどに
悪影響が出易いですから ほどほどのトコロを
誘因する ウッドシャフトの硬さ が良いと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする