ゴルフクラブを調整する際、
もしくは選んだり、区別する際、用いられる一つの項目で
ゴルフクラブを有る基準の元、はかりに載せ
平たく言えば どの位 ヘッドが重いか 測ったモノ
そして それを数値化して表したもので
一般的には C-8 シーエイト とか、D-0 ディーゼロ をいう
単位?、呼び方が使われています。
現在は 14インチ計という 天秤型の秤が用いられます。
単位で言うと Aから始めり B.C...と順に重くなり、
各アルファベットは 大まかに ゼロから始まり ...7.8.9.で
次のアルファベットになるという具合です。
大まかにですが 例えば D-0 と D-1 の違いは 約2g
ヘッドが重い、ヘッドが効いてると考えて良いでしょう。
『勘違いを引き出し易い要素』ですが、
コト スイングウエイト計、秤で測った数値 は
シャフトの重さに関係なく 単純なヘッドの効き です。
シャフトにはそれぞれシャフトバランスがあり、
概ね シャフト重量に関係なく、シャフトバランスは似ている為
例え シャフト重量40gであろうが、90gのシャフトであろうが
スイングウエイト…よくいうバランスの数値は同じです。
✋スイングウエイトは 静的なバランスであって、
スイングした時、使ってみた時の 動的なバランスでは無い
と言う問題点があります。
今、現在 その使ってみた時、振ってみた時の
動的なバランスを表す何か、指標 は存在しません。
にも拘わらず、『スイング』ウエイトと言う名称が厄介かも知れません。
スイングウエイトは その長さ に対する ヘッドの重さ を表しており、
そのクラブの全体の重さ や そのクラブのシャフトの硬さ に対しての
数値ではありません。
確かに 同じ長さ、同じヘッドの重さ
でも装着されているシャフトが40gと90gでは
使った感じ ヘッドの重さは同じには感じられないでしょう。
軽いシャフト、
全体重量の軽いモノの方がヘッドは効いて感じるでしょう
同じく、同じ長さ、同じヘッドの重さ であっても
シャフトの硬さが違えば 同じようには感じられません。
シャフトの硬いモノ の方が 感触として
ヘッドの重さは伝わりにくいため、軽く感じ易いのですが、
不思議な部分ではありますが、
その人の振り方や過去のクラブの変遷 などによって
シャフトが硬い方が 振り感が重く感じる人
シャフトが柔らかい方が 振り感が重く感じる人
は結構バラバラで、一概に「こうだ!」という指標は存在しません。
そう言う意味では
ある一つのクラブをセット、組み上げる際や
セットして流れを作る際の指標として スイングウエイト は用いるコト
は出来ても、
シャフトの硬さや全体重量の違い、シャフトの重さの違い がある
別のクラブとの 直接的な比較として
スイングウエイトは役に立っている とは言い難い部分があります。
ですので クラブを選び際、以前のクラブは D-0 だったから
次のクラブも D-0 にするとか
シャフトの硬さや重さ、全体重量の大きく異なる際の
スイングウエイトの統一 は正直、あまり意味も持ちません。
残念ですが、ゴルフと言う娯楽が 定着するまでに
別の 動的バランスを測る、比べる方法が根付かなかったため
今も 静的なバランスである スイングウエイトが
唯一の クラブのバランス となってしまっている とも言えます。