煽り打ちスイングで
例えば ドライバーを240ヤード
打っていたとします。
ロフトの計算からすると
この距離を打っているのなら
55度のウエッヂでは 100ヤード飛んでおかしくありません。
もっと飛んでも良いかも です。
ドライバーは自称や最高飛距離を基準値にする人が多いので
ちょっと定かではありませんが、
その飛距離を打っている"筈"の人が
55度のウエッヂで 60~70ヤードと言うケースを
よく見かけます。
ウエッヂなどは飛ばさないモノ…
と言い訳されていますが、
そのロフトなりに飛ばさないと
距離ミスが激しくなってしまいます。
そのメカニズムはコチラ→
http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1960415.html
非常に体を痛める可能性の高い煽り打ち は
アプローチをド下手にするだけでなく、
ロフトの大きなものを飛ばせないスイングにしてしまうので、
これをもって「飛ばせるスイング」と呼べるのかどうか
とても疑わしいところです。
正面が存在しないから 煽り打ちになるのは確かですが、
技術的な側面で言うと
クラブというモノを 自分では体と思っている
肩~肩甲骨~腕で振って 遠心力を作り出すので
その対処 として 体が上を向くのです。
よって その対処する体は その遠心力のかかり具合で
反応して 体の姿勢を作り出すので、
振り加減だけでなく、傾斜による影響も
非常に大きく受けます。
正しくスイングしたとしても
左足上がりと左足下がりでは距離差が生まれますが、
煽り打ちをする人にとっては
より一層 その距離差が生まれてしまいます。
プロの、20台半ばの若手な筈のプロですら
このスイングによって 誰もが満身創痍状態です。
30歳を超えて円熟期に入るはずのプロゴルファーは
30歳で引退を考える時代になっています。
私の個人的な見解ではあるのですが、
日本人の多くの欧米に挑戦するプロ、
体格、肉体的な部分で劣るのに
この「煽り打ち⒲」を追いかけています。
ドライバーの飛距離…ではなく
アプローチやウエッヂショットが元で
断念するケースがとても多いのです。
欧米のコースは同じ国内、大陸の中、
例えプロのトーナメントであっても
芝質や地面の硬さなどが驚くほど各各違います。
まるで 全く違う遊びのように…。
煽り打ちのアプローチはそれらに大変神経質ですから
練習量が人3倍 人5倍必要になります。
元々、前傾姿勢の深い練習ですが、
煽り打ちする人は「より」深いですので
年齢は若くとも もたない…擦り切れてしまいます。
本来、少ない点数で争う筈のゴルフは
大雑把に物事を考えやすい彼らよりも
日本人の気質に合っている ように思うのです・・が
そのやり方を
欧米の選手と同じようにする必要はないと思います。
「スコア」には距離も書かないのですから、
彼らを倒すのに、日本人らしい方法で良いと思うのです。
その「コンプレックス」みたいなものを打破しない限り
日本人から チャンピオンは出てこないような気がします。
ティーアップをした状況、
ボールが空中にある状況を打てる
ドライバーは ゴルフショットの中では特殊なのです。
それだけを注視し、
『人間が行う』筈のゴルフスイングを
スイングマシーン・スイングロボットの真似をして
人間が動いたのでは 体が壊れない訳ありません。
本末転倒、バカバカしいにもほどがある筈です。
10mアプローチもドライバーショットも等価に
双方、両方が良くなるスイング
双方、両方が良くなっていくゴルフクラブ
というのが本当に意味あるものです。
それと同時に、ドライバーを上手く打たせるアイアン
アイアンを上手く打たせるドライバー
ショットを良くするパター
ゴルフは総合力勝負の遊びなのです。