◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
クラブ診断をさせて頂くと
以下の場面にたびたび遭遇します。
体調不良や諸所の事情などから数年、ゴルフを中断していた…
⇒久しぶりに復帰するのにゴルフクラブを新調
⇒加齢や体力不足を考慮し
軽くて「振り易い」だろう・・・
カーボン(グラファイト)シャフト 👉アイアンセット を選択
👉楽にしたはず・・・なのに上手く行かない…。
多くのクラブ診断に来店される方が
復帰して、「クラブを購入後」に訪れるケースが後を絶ちません。
普通のゴルファー(アマチュア)は
当然、ゴルフクラブのコトに詳しくありません。
自分の使っているシャフトの硬さや
ドライバーのロフト角度を知らない、もしくは覚えていない、
ケースも決して少なくありません。
シャフトの硬さがメーカーや機種、年代によっても
大きく異なっている、統一性がない のは「ほぼ全く」知られていませんが、
とりあえず、ゴルフバッグに入っている使用クラブ
10~13本のクラブの R…とか、SR…とか、形式上の硬さの名称 が
揃っているだけでも かなりの『ゴルフクラブ通』と言える程です。
『実はそのシャフトの硬さ表記は
そのシャフトの、そのクラブの R…、SR…、S…で
全てのゴルフクラブの共通のモノ ではありませんよー。』
と言っても 意味が分からない というか、通じないケースが
大半を占めるのです。
服のサイズ と同じで
そのメーカーや機種のテイスト、年代や対象によって
おなじ Ⅿサイズと言っても 異なる のと同じ です。
と説明し、やっと日本語として認識して貰える程度です。
…昔のアシュワースのサイズ感覚で今の服のサイズを買うと
交換必須と言ったところです。
多くの方、おそらく全世界共通なんだと思いますが、
グラファイト/カーボンシャフト > スチールシャフト
楽ちん、もしくは飛ぶ と思い込んでいます。
まあ これは アインやウッドに関わらず、
メタル(ステンレス)ヘッド/フェースより チタンヘッド/フェースの方が 飛ぶ
のと同じ感覚なんだと思います。
雑誌やカタログは はっきりとはそう言っていないんですが、
微妙に そのニュアンスを含んだ 扱いをしているコトが多いので
いつの間にか そう思い込んでいる のでしょう。
その答えから言えば
シャフトの素材がカーボンだから飛ぶ、もしくは楽
ヘッドやフェースの素材がチタンだから飛ぶ は ✖ です。
飛距離、そして楽かどうか について
単純な素材の差は皆無 と言って間違いないでしょう。
なので
久しぶり、数年ぶりにゴルフを再開した、
たぶん、体力は落ちている、距離は落ちている…だろうから
楽に振れるモノ というコトで
カーボンシャフトにした…… んだと思うのですが、
それは かなりの確率で裏切られるコト が多いでしょうね。
昔のように カーボンシャフトの特性を活かした、ヘッド重量に
なっておらず、ヘッドの重量はスチールと共有です。
例え 同じようなシャフト重量であっても
カーボンは実際、スチールよりも剛性が高く、強度が高いケースが
多いですから、シャフトが硬いケースが少なくありません。
職業的な目で言えば、楽か、どうかは
シャフトの硬さだ! と断言できる程の要素ですから
素材がグラファイトだろうが、見た目がチタンだろうが
シャフトが硬くなったら 望みとは真逆な
ハードな路線、オーバースペックな路線
になります。
振動数がすべて とは言いませんが、
楽をしたい、体を痛めたくない 場合、
今までのモノ、(がどの位硬いかにもよりますが)
よりも20cpm以上、柔らかい 👉振動数 ●cpmの数値の小さい
そして 出来るだけセット内に
一定の硬さの流れがあるか どうか が
使ってみて、楽で、結果も出易い 一つの指標です。
あと 多くの方が
ドライバーばかりに目が行きますが、
理解は出来ますが…
ドライバーを生かすも、殺すも、
✋バッグ全体、他のクラブ達と
ドライバーとの『互換性』
✋少なくとも 共通する『硬さ/柔らかさ』
✋ドライバーを上手く打たせる 硬さの流れ
にかかっている と言って間違いありません。