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ウエッヂ…サンドウエッヂのバンス角度やバンスソールに
なったのは 1930年頃です。
ウォルター・ヘーゲンがやり始め
ジーンサラゼンが量産型で使い始めました。
スタートはバンカーなどの地面潜り込まないようにするため
でしたが、 このバンスソールやバンス角度のせいで
安定した飛距離が打ち易くなったこと が
定着した原因です。
飛ばすものではないウエッヂですが
安定した距離が出ないと困りますし、
ピンと来ないかも知れませんが
飛ばないウエッヂは安定度が低いのです。
そのメカニズムは非常に簡単で、
飛ぶウエッヂは 小さなスイング 遅いスイングでも
希望の距離を打ち易いですが、
飛ばないウエッヂは 大きなスイング 速いスイングが
必要になりますから、安定度は当然低くなります。
その目安になるのがバンス角度・バンスソールです。
少々、単純ですが
機能としての ウエッヂのロフト角度機能は
(ロフト角度)-(バンス角度) です。
つまり
ロフト55度 バンス角度 6度(49) のウエッヂは
ロフト58度 バンス角度12度(46) のウエッヂよりも
飛距離が出にくいのです。
バンス角度やバンスソールの役割ですが
どの道、地面と接触するウエッヂショットは
そ機能によって インパクト姿勢に補正をかけますから
均一なショットがし易くなるのです。
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バンス角度を選ぶ
一つの目安は ウエッヂのヘッドの入射角度です。
バンス角度 14度であれば、 入射角度 14度以上
にすると 地面に対しては平行な0度なバンスになる訳ですが、
入射角度が それよりも緩いと バンスは地面方向に張り出した形になり
ボールを打ち前に突っかかり易くなります。
ですので アイアンだけでなく フェアウェイウッドも、
そのクラブの長さに応じたバンス角度になり 長いものほど
少ないバンス角度の数値になります。
本来、ヘッドの地面に対する入射角度は 体の前傾姿勢によって
もたらされます。 全体の円弧が それこそ「円」になるのは
からだが回転するからです。 補助や誘導することはあっても
手や腕が その「円」そのものを造ることではありません。
ですので 入射角度
☞上から打つ は 手や腕でヘッド~クラブを下に振ることではありません。
単に 体の回転通りに、 同期してクラブを移動させれば 良いだけです。