【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフクラブ都市伝説 Q&A

2018年10月16日 21時29分40秒 | ゴルフ
Q:ドライバーの反発係数は飛びに影響するか
A:影響はあるにはありますが、
  まず 反発係数は 反発 が物理要素ではなく
  実はその反対です。
  インピーダンス理論 と言いますが
  衝突する二つのものの ゴルフの場合、ボールとヘッド
  振動数(歪みの率)が近ければ近いほど
  力がボールの変形に逃げず 
  ボールの速度になりやすい性質です。
  ですから 一般的に信じられている
  ヘッドの反発、弾きとは少々異なります。
  
  それともう一つですが
  基本 250ヤード とすると
  ルール上限の 0.83 と 0.86 では
  ほんの数ヤード の誤差程度でしかありません。
  反発係数によって 10ヤードもの差が
  出たりすることはないんです。

  まあ あまり知られていませんが
  ドライバー史上 一番反発係数が高いのは
  パーシモンで その反発係数の数値は
  ゆうに 0.90を超えたりするんです。
  いったい このルールの意味はなんなんでしょうね…。



Q:ドライバーにフェースの金属素材➡チタン
 だと飛ぶのか
A:答えは半分正解、半分誤解。
  一般的に認識されている
  チタンの方が強く弾く(反発力がある)から飛ぶ
  というのは大間違い。
  基本 ボールと金属質には歪み率の差が200倍前後
  あるので、それが少し前後しても
  ボールの飛びに影響はありません。
  チタンだと飛ぶ
  というのはもう少し間接的で
  ➡チタンだと大きくできる
  ➡クラブを長くできる
  ➡ロフトを立てられる
   もしくはスピン抑制効果を強くできる
  というものです。

  そして 軽量で強度を保てる金属素材のため
  ヘッドの設計の自由度が高くできる点もあります。




Q:シャフト(クラブ)の長さは
  飛びに直結するか?
A:基本 長さと飛びは直結しません。
  前述のとおり、クラブを長くすると
  小さなロフトを使える可能性が増えます。
  それが飛距離につながるのであって
  ロフトやボールの上がる性能そのままで
  クラブの長さを増やしたとしても
  ボールの高さやスピンが増える率の方が高く、
  飛距離が増える可能性は高くありません。
  
  クラブを長くするということは
  一般的に ヘッド重量を長くする分 軽くする
  ということなので
  長さが増える分、数値上 ヘッドスピードが上がっても
  ボールを打撃する「破壊力」は同じです。
  正直 長くなって扱い辛くなる分を差し引くと
  長尺ドライバーにほとんどメリットはないと思います。
   特に風のある日にはいいことはないでしょね。  

  まあ 飛ばすために長尺を
  と考えるゴルファーの多くは
  スピードが増して、遠心力が増えるから
  と考える人が多いでしょうから
  より一層効果は出にくいでしょうねー^^



Q:サンドウエッヂの溝はスピンを増やすのか
A:答えはNOです。
  ウエッヂに限らず、クラブの溝の役割は
  スピンを増やすことではなく
  スピンを減らさないため のものです。
  インパクト時にフェースとボールとの間に
  異物が入らないようにするのが目的で、
  主に水に対して有効です。
  車で言うところの
  「ハイドロプレーン現象」を防ぐタイヤの溝と
  ほぼ同じ役割です。
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硬いシャフトほど振り遅れる

2018年10月15日 22時43分09秒 | ゴルフ
弊社の悶絶クラブのドライバー
 中間のクラスのモノでも  44インチ 👉150cpm

市販の平均的なドライバー
  SR相当の硬さで  45インチ 👉250cpm


その差は長さやヘッドの重さなどもありますが、
 振動数で言うと 100cpm
 硬さの差、フレックスで言うと 10フレックス分の差があります。




この硬さ…柔らかさを体験したことのないゴルファーは
口を揃えて 「柔らかいシャフトを遅れる」 を言いますが、
 実際にはその反対です。

確かに ヘッドが重く、100cpmも柔らかいシャフトのクラブの方が
グリップの移動に対して ヘッドは遅れます。
がゆえに 打ち手は遅れさせる必要はありません。

しかし、硬いシャフトを使う場合、
遅れないが故に、必ず打ち手が「遅らせる」のです。
意図的に遅らせるのです。
シャフトをしならせて しなり戻す とは
別な言い方をすると 遅らせて それを取り戻す と言う意味です。
そして その遅れには
 からだではなく、手さばきで ヘッドを返す フェースターンが必須になります。

シャフトのしなりによって
グリップが押され、回転が促進される作用のない硬いシャフトでは
低い所のあるボールに届きませんし、
ロフトが立ちにくいので より一層、不必要な程の速いスピードが必要です。
手で遅らせて 手で遅れを取り戻す
手打をせざるを得ない硬さのシャフトでは
 正直、どんな努力をしても 体の回転でボールを打つことは不可能に近い行為 です。
よほどの訓練を積まない限り、部活並みの特訓が必要でしょう。



遅れさせる必要のない 柔らかいシャフトのクラブは
遅らせる必要がないので、ヘッドを返す必要がなく
その遅れを ロフトの立ち にすることを覚えれば良いのです。
遅れ自体は放っておけばいいのです。

一番忙しい インパクト付近での素早い作業
小さな筋肉である腕での手作業は要らない のです。

フェースターン、フェースローテーション、ヘッドの返し には
打ち手の 満足感や充実感を除いて メリットは1mmもありません。
特に 運動性能に自信のない人にはデメリットしかありません。
クラブの基本性能を放棄する打ち方でもあります。

スイングプレーン、ヘッドの軌道のコトを指しますが、
からだの回転と関係なく、手さばきでその軌道を描く
 フェースローテーションは その立体的な軌道は
生涯 同じ弧を描くことは出来ない
毎回毎回 違う弧を永遠に描き続ける 
 というコトを認識しておかなくてはならないのです。
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長尺は飛ぶ というのは都市伝説です♪

2018年10月15日 22時42分02秒 | ゴルフ
ドライバーを長尺にするには
弊社のような ごく一般的なクラブ概念を無視しない限り
長くした分、ヘッドを軽くするので
破壊力そのものに 実は大きな違いはありません。


長尺がその威力を発揮するのは
ある意味 とても限定的で
「煽り打ちをしていない 
 体でクラブを動かしている
 ゴルファーが その長さから緩い入射角度を造れ
 高打ちだしの低スピンの弾道⒲と作り得る
 またそれによって より立った製品ロフトを
 使える可能性がある」から です。

ポイントは
「煽り打ち」をしていない というところで
元々 煽り打ちをしているゴルファー
私の目では 8割を超えるアマチュアゴルファーは
過度な煽り打ちですから
長尺にすると より一層の煽り打ちになり
例え その煽り打ち効果によって
 インパクトのロフト効果が立ち気味になったとしても
討てば打つほど 左足上がりの状況が強くなるので
その長尺効果がそのまま「飛距離になる」とは限らず
逆に ドロップしてしまったり
ポワーんとした高い球になるケースも少なくありません。


ゴルフ業界の事情で言えば
SLEルールや諸所の意味不明なルールのお陰で
クラブ開発ががんじがらめになり
ヘッドの色を派手にしたり
ロフトがこちょこちょいじれる無意味の効果 も
正体がばれ、売れる要素にはならなくなっていますから
飛距離を出す という命題のドライバーは
長尺化に進むしか道は無いと考えているのでしょう。




①長尺なりにヘッド重量が減り
 破壊力としては大差がない
②本来の長尺効果である
 入射の緩さをもたらす効果は
 煽り打ち全盛の今の世ではその効果が無いに等しい


 とともに 長尺化には大きな欠陥があります。
多くの人にとってはそれは想定外でしょう( ;∀;)

それは意外にも『空気抵抗』です。

実は ゴルフスイングするのに
大型化されたとは言え ヘッドの投影面積(フェース面)
よりも 45インチ以上になれば
 シャフトの投影面積の方が大きく
長くなることにより 道のりが長くなる だけでなく
その空気抵抗によって 長尺化分のスピードアップは
殆どないのです。
特に ヘッドを振る、シャフトの角角度運動させる
オンプレーンスイングにとっては
 その空気抵抗はかなりの弊害になり、
そのスイングは必ずと言ってよいほど
 煽り打ちになるのも伴ない、長尺化で結果が出ることは
皆無と言える関係なのです。



また 空気抵抗は
ラウンド中の風 の影響も同時に受けますから、
強風のラウンド時では その影響は少なくありません。
米国のプロに比べ、ヨーロッパの選手の方が
短めのドライバーを選ぶ原因にもなっています。
それも ヘッドを振るスイングのひとには致命的です。

それでなくても 長尺って扱い辛いでしょ?
過去に何度もムーブメントとして
長尺化は起こりましたが、一度たりとも定着せず
終わっています。
どの道 45インチですら長尺なのですから
振り難い、扱い辛い 更なる長尺は
他のクラブとの相性も含め、良いことはないでしょう。

また 問題点としては
ヘッドスピードが上がる と信じている人が
長くなることによって より長い道のりを動かす長尺
ヘッドばかりを振ることを自然と意識する
そのことが 将来、良いことを生みませんし、
その感覚は他のクラブに大きく影響、悪い影響を与えるのは
長い時間の実験の中で明らかです。
特に今は ヘッドをどう動かすか という意識が
非常にゴルファーに強い時代なので
その効果は 百害あって一利ない と見てよいでしょう。


昨今の ドライバーを飛ばすには
「高打ちだし 低スピン」理論は
確かに理屈…としては合っていますが、
ティーアップされている 空中のボールを打つドライバー
専用の考えというか、
ティーアップされていること そのものが
その理論なのですが、それを過度に追いかけ
結果、体を痛めたり、地面からのショットが下手になったりと
本末転倒 甚だしい状況が見て取れます。


長さとヘッド重量は相関関係にあり、
馬鹿の一つ覚えのように 飛ばしたいから長くする ではなく
今のスイングの改善点を教えてくれるのも
ゴルフクラブの小さくない役割の一つ なのですから
クラブを振らずに上から打つ という事を
覚えられる短尺にも活路があるのではないかと
ハミングバードは考えています。
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L型ブリストルパター 開発秘話

2018年10月14日 15時52分31秒 | ゴルフ
数年前 まで ハミングバードでは
ベティナルディパターの 市販品の中で
一番重い ミドルパターを改造し
普通のパターとして 販売していました。

それでは ボールの伸びが足らない
 との 意見やピンタイプのパターでは
パッティングを悩んだ時に ヒント。。。
ガイドが生まれる形状ではないと言うことで
L型パターを作ることを決意します

往年の名器 というか
幻の一品と言われる
 ジョージ・ロー のスポーツマン
をイメージして 造り始めますが
なにぶん この世の中に 数本しかない
スポーツマンは実物を見たことがありません。

バブル期と比べますと だいぶ
値段が下がったとは言え 今現在オークションで
400万円の値段の付く代物です。



取りあえず その復刻版と
スポーツマンの市販タイプ 自前のブリストル
を参考に作り始めますが
オリジナルは 300g程度。。。

最終的な ヘッド重量は 470g

単一素材である為
大きさや厚み、高さを大きくせざる負えません

イメージだけを頭に
プロトタイプを クレイモデルを削り 
工場に金属化して貰うコトを繰り返します。

当初は 小ぶり化を目指したため
975のスターリングシルバーを考えていましたが
余りの価格 にビビり 素材を変更します。

弊社のアイアンと同一の素材
同一の仕上げ 同一のメッキにし
そのデザインも ブリストルタイプと
弊社のオリジナルアイアンの 0番アイアン
その共通する部分で進めます。



テークバックの動かす方向をガイドしてくれる形状

その為には その方向に対し 美しいアール(曲面)
を作らなければなりませんが
非常にシンプルな構造である為
そのアールが フェース面が反っているような
視覚効果を生みやすい。。。

何度も試作を繰り返し
バックフェースの削りに 同じ角度のアールを入れ
視覚的に 後ろ側に瞳型の影を作ることで
落ち着かせました

捕まり易い 印象を与えるために
視覚的にグースを付け 実際にはオフセットの無いモデルに
するところもかなり苦労しました。

ネック部分を2種類の削りにすることで
実際には存在しない くぼみが影で出来るデザインにしました

トップブレードを厚めにしたため
アップライド目の見えやすいところを
バックフェースの終わりにちょっと工夫をしてみたり
フェース面のミーリングを被って見えないように
フェース面がてから無い(眩しくないように)
逆の同心円でミーリングしてみたり
自分の持っている ゴルフクラブに対する知識と
イメージを余すところなく 注入してみました。

約1年半の準備期間 十数回の及ぶ クレイモデルの
試作削り直し を繰り返し おおよその完成が見えてきます。

シャフトにもこだわり ウッド アイアン
弊社のオリジナルシャフトを同じ 緩み
特に手元の緩みにしました。

贅沢に セルロイドのオリジナルソケットも作り
最終形に至りました。

手前味噌ではありますが
今も このパターが 自分のゴルフクラブに対する基本
であり 日々 このパターを乗り越えられるクラブを
作れるよう 努力しております。

皆さまが このパターで楽しんで頂けることを
祈っております。



刷毛塗、もしくはクラブのスライドで
ショット、ストローク出来る方には
史上最高のパターとなる筈 です

プロのような…
イヤ プロ以上の素晴らしいコロガリ
まさに 至宝のコロガリを生む自信作です



絶対にショートしない!
絶対届く! 必ず届く!
ストロークが小さく出来るから安定する!
自分の思った距離感を実践できる!
ゆっくりした転がりで遠くまで飛ぶ!
グリーン周りからのアプローチにも最高!
迷っても 絶対引ける!
絶対 パターイップスにならない!

そして スウィング造りの切り札?!
かも知れません…
これが欠けているから出来ない??のかも…
スウィングの答えを出すために
待っているお客様も多数います。
002

問い合わせ 046-804-1480
hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp

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飛ばない原因はコレ

2018年10月14日 12時53分14秒 | ゴルフ
飛ばない原因はコレ
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フェースローテーションの重大な欠点

2018年10月13日 22時50分25秒 | ゴルフ

フェースローテーションの重大な欠点




記事にも書いてきた通り
フェースローテーションで打撃するのには
✋ショットの不安定さ
✋継続性の不安定さ とともに
✋肘や首、腰などへの多大な負担
✋打ち手の運動性能や身体能力依存、
✋欠かせない練習頻度
✋必須な体も含めたスイングのメンテナンス など
多岐にわたり 重大な欠点がありますが
もう一つ 大きな欠点を持っています。


ゴルフクラブに関して、です。

ゴルフクラブの基礎性能は
からだの回転で打つ コトが基盤になっています。



からだの回転で打つと
右向き → 正面 と言う過程でボールを打つので
その時間帯は 左サイドの低い~進行方向の低い時間帯です。
つまり それがクラブの長いドライバーであっても
ボールを上から打つ・インサイド₍右向きから入る)から打つ
というのが基礎になって
クラブヘッドの性能は考えられています。

しかし フェースローテーションでボールを打つと
ボールを上から打つことも
ボールを正規な意味でのインサイドから打つことも
ほぼ 絶対に不可能なのです。



①重心深度
ドライバーやウッド、アイアンなどの
重心位置 その重心位置の深さ →重心深度は深くなるほど
インパクト付近で ヘッドが前に出やすく
それによって 入射角度が緩くなり易く、ロフトが付き易い
と考えられています。

ところが これをフェースローテーションで打つとなると813ca594-s
スイング軌道は しゃくり、煽り、上がり軌道で
インパクトに入ってくる可能性が非常に高く
その重心深度の深さは それをより助長してしまうので
しゃくり、煽り、上がり軌道が強くなってしまいます。

重心深度の深さ、元々の煽り軌道の度合いにもよりますが、
それが悪い意味でかみ合ってしまうと
トップやダフリ、チョロにもなり易く
重心深度に応じて ボールの置き位置も探らなくてはならなくなります。
フェアウェイウッドが上手くいかない 最大の原因とも言えます。

また ドライバーに関しても
ティーアップという空中にあるボールを打つドライバーは
自然な形での緩やかなアッパーは許容の範囲ですが
それが強すぎると 平均的なヘッドスピードのゴルファーにとっては
上がるだけの 力のない 飛ばない弾道になってしまいます。



②慣性モーメント
慣性モーメントの高いクラブヘッドは
エネルギーロスの少なさ、挙動の安定 が良くなります。
ところが フェースローテーション というのは
短時間の中で素早く ヘッドを回転させる行為 ですので
当然 その行為もし辛くなります。


ドライバーだけに限りませんが、
慣性モーメントの大きなクラブほど 俗に言う芯の広い
スウィートスポットの大きなクラブ になり
ミスへの寛容性が高い、距離や方向がぶれにくいクラブに
なる筈なのですが、慣性モーメントが高いがゆえに
打撃の要である フェースローテーションがし難い クラブに
なってしまうのです。


③重心距離
これも 慣性モーメントと同じではありますが、
カタログ表記 などのお陰で 一般的なゴルファーの認識に
誤りを生んでいます。

重心距離が長くなると ヘッドが回転し難い、開きやすい
というのは全部が全部、嘘ではありませんが、
重心距離の長いモノの方が
シャフトのトゥダウン量が大きくなり易く、ライ角度がフラットになり易い
といのが右に出やすい 正しい基礎知識 です。

また ヘッドの回転 問題のフェースローテーションに関してですが
重心距離が長いからし辛い のではなく
重心距離の長いモノの方が 実質的なヘッド重量が重い から
 ヘッドの回転をさせ辛くなる のです。

まあ、フェースローテーションをするゴルファーは
例外なく テークアウェイを手だけで上げるので
重心距離の長いモノの方が より大きく開きやすいのも確かですが、
開くことによって より一層クラブが重くなり易く
それによって 右サイドが下がり、左サイドが上がり
からだが開くこと、重くなることによって 必然としてリキミを生みやすく
それらが 複合して スライスや右への打ち出しを増やす のです。



✊これらを総合すると
 フェースローテーションを打撃の要とするゴルファーにはsim
 〇重心深度の浅め
 〇慣性モーメントの低め
 〇重心距離短め
 という 前世代的な
 ドライバーで言うと 大きさは450ccあっても
 その性能としては 350ccの体積のドライバーヘッド
 というコトになってしまうのです。


ゴルフクラブの性能の進化は
やはり商品であるが故に ニーズに応じます。
つまり ヘッドローテーションが主流になるゴルフの中では
ドライバーを含めたほとんどヘッドの進化は
逆に退化への道、進化を滞らせるコト になってしまうのです。
その兆候はこの5年ではっきりと出ています。

悲しいかな 大手メーカーであっても
営業として仕方ないのか、意図的なのか、
はたまた プロとしての知識が足らないのか
そこは判別できませんが
カタログ等で書いてある 各ヘッドなどの説明は
骨折した人に 盲腸の患者さんへの処方箋を押し付けている ようなもので
まったく意味をなしていないのです。  既に滑稽を通り越した状態です。
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だまされてはいけない『高打ち出し・低スピン』

2018年10月13日 18時42分06秒 | ゴルフ
ここ10年位のゴルフ用品界・レッスン業界
雑誌やカタログの標語のようになっている
この言葉『高打ち出し・低スピン』



この言葉にふつ~~のアマチュアが
決して騙されてはイケマセン。

良い効果など 1㎜も無いのです。

高打ち出しというのは
基本的に どのような方法をとっても
ロフト角度の大きなものに勝るものはありません。
例外的には 尋常でないヘッドスピードがある場合で
その基準は 50msをはるかに超える場合のみ です。

逆に低スピン というのは
どの方法をとっても
 やはりロフト角度の小さなものに勝る方法はなく
例外的には 今度は反対に低いヘッドスピードの場合だけ、です。

🌟ロフト角度の大きなもので起こる 高打ち出し
🌟ロフト角度の小さなもので起こる 低スピン
これを 同時に達成するには
左足上がりの登り坂でドライバーを打つしかありません。

つまり この左足上がりの登り坂をスイングで造れ!
と言っているに過ぎないのです。

左足上がりの登り坂で
ふつ~~うのアマチュアおじさんゴルファーが
ドライバーを打つとどうなるか というと
高く上がって、飛ばずに、ランの無い
ぽとりと落ちる弾道になるだけです。
自称 45ms程度のヘッドスピードでは効果がありません。
まったくありません。



意図してアッパーに振ってはいけませんが、
やや左に置き、ドライバーをティーアップして
空中にあるボールを打つこと自体が
「高打ち出し・低スピン」そのもので
このティーアップで生まれる無意識なアッパーが
アマチュアにとって その利点を得られる最大値
と言って良く、それも普通のスイングの延長線上…、
意図的にアッパーに振ることを覚え
アプローチショットや地面からボールを打つショットを
犠牲にしてまで覚えることではありません。

ボールの飛び というのは
推進力と角度、回転による浮力との総合バランスです。
数値で言うと 低スピンで良いのは
ボールの速度は65msを超え、70msを過ぎてからで、
コースでボールの速度が
 60msを超えるか超えないか程度の
平均的なアマチュアにとっては その推進力に対し
ある程度の浮力であるボールの回転が無いと
空中を飛び続けることが困難になります。

✊ドライバーも飛ぶ
✊フェアウェイウッドも飛ぶ
✊アイアンも飛ぶ
✊ウエッヂも苦手にしない
✊バンカーも大丈夫
✊パッティングもOK

ゴルフとは飛ばしも大切ですが
総合力の遊びです。
上を向いて煽り振るのは
 あの試験用のマシーンだから出来ることで
余程痛みに鈍感か、余程強靭な体の持ち主でない限り
『からだを痛める動き』を覚えてまで
ドライバーの飛距離重視にする必要が感じられません。
何故ゆえ 人間が機械の真似をするんですか?!

そういうのを「飛ばし◯◯」と呼ぶんです。


プロですら 30歳が限界になるような打ち方です。
楽しみで遊んでいるのですから
 体を酷使するより、少しだけ頭を使いましょう^^
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シャフトが走る…ってなに?◇ゴルフクラブ

2018年10月13日 18時38分08秒 | ゴルフ

よくシャフトが走る って言われますが
いったい それは何でしょう…。

多分、先端にあるヘッドが速く動くさま
特に グリップを追い越すような動きを指すのではないか
と当たるのではないか と思うのですが、
ナチュラルに物理法則に乗っ取れば
駆動・移動の源である打ち手の動作
それとリンクしているグリップ部分
グリップが動くことがすなわちヘッドが動くことで
グリップが加速状態や等速運動をしている限り
絶対に ヘッドがグリップを追い抜くことはありえません。
ヘッドがグリップを追い抜く というのは
グリップの移動、特に横移動を意図的に止めている
という 人間の動作 で
決して シャフトの機能や働きではありません。


弊社で考える
 一般成人男性
そうですね 
ゴルファーの平均年齢は58歳位です。
自称 であれば ヘッドスピードは40前後でしょうか…。

その方がお使いになられる
 45インチの硬いと柔らかいの境目は
ハミングバード基準では
振動数で言うと 200cpm 位になるでしょう。
200cpmよりも硬い 
もう240cpm位になれば
 ほとんど動かないシャフトです。
それを無理やりしならせて ってある意味
全く必要のない無駄な動きを 
そのシャフトの「硬さ」のためにしているだけです。
本来 シャフトはその機能によって
打ち手に働きかけ、動きの方向やタイミング
動きの速度の助け などをするものですが、
世間で考えられている シャフトを入らせる
ヘッドを走らせる という動きは
逆に 打ち手の動きの速度を止め 動きを止め
シャフトではなく、それに頼らない
自分自身の技巧を高める方法です。

では 本来の意味の「シャフトの走り」
なんか言葉としてはしっくり来ませんが、
シャフトのスピード感とは
 シャフトがヘッドを走らせる「速さ」ではなく
 ヘッドの重さをグリップに伝え
 インパクトポイントを前へ、左へ押す
 インパクトまでの「早さ」を指すのです。

ハンドファースト という言葉もありますが、
多分 この言葉の真意はヘッドよりもグリップを
前へという相対関係を指すのではなく
グリップ位置を より前(左)へ前へ ということなのでは
ないかと思うのです。

ヘッドの重さ、ヘッドの重心の位置
そして シャフトのグリップの押し
それを使って よりインパクトポイントを
左に持っていけるようなスイングが
ゴルフクラブの機能
 その恩恵を受けられる使い方だと思います。

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クラブの長さは『ロフト作用の一部』

2018年10月12日 14時52分37秒 | ゴルフ



ゴルフクラブの長さの役割は
勘違いされている方が少なくないと思います。

ゴルフクラブは その方その方、そのセットそのセットの
セッティング・設定が決まると
長さに応じて 装着されるヘッドの重量が変わります。



機種やヘッド性能、意図によってその幅は前後しますが
だいたい 半インチ(1.25センチ)で 7~9g程度
長くなるとヘッドは軽く
短くなるとヘッドは重く なります。

多くの人は 長いクラブは
ヘッドスピードが上がるから 遠くに飛ぶ
長さ(ヘッドスピード)が飛距離の源 と
信じているようですが、
100%間違い とは言い切れませんが
半分以上 6割がた誤って認識している
と言っていいかと思います。

ヘッドスピードに関してですが
長さが変わると一律上がる
長さに応じて一定の割合で上がる と考えがちですが、
例えば 36➡38インチ  44➡46インチでは
短いクラブの方が長さの変化に対して
ヘッドスピードの変化も大きいのです。
これは あまり知られていませんが
43インチを超えるような長めのクラブの場合
スイング時のクラブの移動に対し
ヘッド(主にフェース面) の投影面積よりも
シャフトの投影面積の方が大きく、
空気抵抗の関係から 長さを増やしても
ヘッドスピードは上がりにくくなるのです。

余談ですが 通常45インチのドライバーは普通になりましたが
それを46インチにしても ほぼヘッドスピードに変化はなく
振りにくさが増すだけ と考えてよいと思います。
特に 45インチを超えるような長さのクラブは
ラウンド中、スイングが風の影響を大変受けやすく
不安定なものになりやすくなります。

ヘッド重量が長さ分減って
長さ分ヘッドスピードが『数値上』増えたとしても
ボールを打撃する破壊力はほぼ変わっていないのが
本当のところ なのです。
では なぜ ドライバーは一番飛ぶのか というと
それは実は 「ロフト」 なのです。
シャフトが長くなると
ヘッドのボールにアプローチしてくる上下の角度
入射角度が緩くなります。
それによって ロフト角度が少なくても
打ちだし角度が取りやすくなるので
(勿論 そこにはヘッドスピードの作用もあります。
 ありますが、それそのものが主ではないということなのです。)
長いシャフトを使うと少ないロフトが使える かも?!
というのが飛距離の秘密なのです。



ゴルフクラブは 打撃の破壊力が単純には
ボールの速度・回転・角度に分散されますが、
入射角度が緩いほど(クラブが長いほど)
打ちだし角度が増えやすくなります。
ですので、例えば 破壊力が同じ とすると
同じロフトのフェアウェイウッドとユーティリティでは
ウッドの方が打ちだし角度が高く、スピン少な目、
ユーティリティの方が打ちだし角度は低め、スピン多め
になりやすいと考えてください。


スイングプレーンという話が続いていますが、
ゴルフクラブの製品のロフト とともに重要な
そのクラブの、その長さに応じて
アドレスがセットされた時点、
構えが出来た時点で決まり で
アドレスは方向という左右の角度とともに
距離・弾道という上下の角度が決まる のです。

ですから 理想論として
出来るだけ毎回似たような距離・似たような弾道に
するのには いつもその入射角度が安定する
クラブの扱い方をした方が良い ということです。
ヘッドをたくさん動かす
 腕さばきでスイングプレーンを作るスイング だと
ロフト姿勢・体の姿勢・ヘッドの入射角度 が
毎回ランダムに変化しやすく
左右だけでなく 飛距離や高さ、弾道も
毎回ばらつきやすいスイング ということなのです。

スイングを始めてみないと
どんな入射角度になるのかわからないような
振り方を目指すのは
目隠しで 番手を選んで打っているのと
大きな違いはないのです。
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スイングプレーンという言葉が出てきたらまず疑え

2018年10月12日 14時49分27秒 | ゴルフ



この10年位ですかね。
スイングプレーンなんて言葉が広まったのは…。
まあ 昔はスイング軌道なんて言ってましたかね。

正しい定義としては
スイングプレーン/スイング軌道は
アドレス時の前傾姿勢を
     基礎に描かれるクラブの通り道
ということになります。


その前傾姿勢があるので
結果として クラブヘッドの描く弧は
斜めに傾いて「見える」訳です。

そして これも重要かつ
最近ではほとんど無視されていますが
クラブなり、クラブヘッドがその円弧を描くのは
その傾いた姿勢を基礎に体の向きを変えるからです。

ですので 前傾姿勢がなくなってしまえば
その傾いた円弧はなくなってしまうというか
それを腕のさばき、手さばきで作っても
意味はないというか
どうにでもなってしまうので
答えが見つからなくなります。

クラブヘッドの自分からの遠近も含めれば
無限の通り道になってしまいますから
それを追いかけては ゴールは決して見つかりません。

多くのアマチュアで
しかも そのスイングプレーンという言葉を
意識しているゴルファーは
前傾姿勢と体の向きによって
スイングプレーンが作られる ということを無視し
腕さばきで円弧を描いてしまいます。
それはまあ同じ意味ですが、腕さばきで円弧を描いたら
必ず 前傾姿勢は消えてしまいますから
前傾姿勢がなくなるから 腕さばきで円弧を描くのか
腕さばきで円弧を描くから 前傾姿勢がなくなるのかは
定かではないところです。
どちらにしても 体の回転で円弧を描くんだ
という意識がない限り
スイングプレーンという言葉を意識しても
百害あって一利なし 全く意味は成しません。

これも記事で書いていますが
スイングプレーンが 結果として
インサイドアウト に「見える」のは
右側にある時 クラブは起きていて
ヘッドは自分に近めのところを通り
左側にある時は遠心力の働きなどもあり
クラブは自分より遠いところになる
➡長いような状態になることから
結果として そう見えるだけであって
多くのアマチュアの犯している
「アウトサイドイン」と呼んでいるミスは
実際スイングプレーンの間違いではなく
単に体の回転でクラブを動かさず
振り遅れているから そうなるのです。
体を回してもクラブを動かさず
体が正面を向いてからクラブを振ったら
そりゃあ アウトサイドインみたいな軌道に
なるに決まってるじゃあないですか?!


それを 腕さばきによって
インサイドアウトに変えたら
問題はより一層深刻になるだけです。
ヘッドの軌道はインサイドアウトになったとしても
よりクラブは寝た、ロフトが開いた形になり
クラブヘッドは「アウトサイドイン」と時よりも
さらに遅れ 体に対し右にずれますから
より忙しい 煩雑で 繰り返しにくい状況が生まれます。


そこそこ名前の知れたレッスンプロでも
この振り方を教えたりする訳で
開いた口がふさがらない状況はもう10年になります。


アドレス時の姿勢に 画面上に斜めの線を描く…

なぜ アドレスに対してそれが斜めになっているのか
それは前傾姿勢とはどういう関係なのか
ということをちゃんと説明できない人が
スイングプレーンを唱えたとしたら
それは 自分の超絶技巧を自慢したいだけ
と考えても間違えではないような気がします。

コメント
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