さていよいよダートムーアへの出発です!
ムーアMoorとは荒野という意味
ここはイングランドの南西部に広がる広大な国立公園ですが
ガイドブックには小さい地図で1ページのみ
とっても行くのは無理って思っていた場所です
デボン州に存在するこのダートムーアは
アガサ・クリスティAgatha Chiristie、ジョン・ゴールズワージーJohn Galsworthyなどの作家に
関連している場所で主人のこだわりでした~!
ガイドも請け負っている美穂さんのB&Bを見つけてラッキーでした!
行きたいところを列挙したメモを渡して
まず案内されたのはヘイトアにある‘ムーアランド・ホテル’
ここでアガサ・クリスティが最初の小説「スタイルズ荘の怪事件」を書きその舞台になったホテル
リビングには彼女の写真が掲げられています
あちこちで車を止めては案内してくれて後はすべて歩きます
まさに荒野、先に見えるのがヘイトア
あそこまで登りましょう!って言われてびっくりしましたが
おしゃべりしながら歩いてるうちにここまで来てさらに足元まで・・・
上に登って見渡したら気持ちが良かったですよ~♪
日差しの気持の良い最高の天気で青い空に白い雲がきれいです~
お天気も私たちに味方してくれたようでうれしかったですね~
はるか向こうに見えるのはハウンドトア
ここへも途中まで登りました
どこまでも雄大なダートムーアに感動して
イングランドにいるというのを忘れているような風景でした
大きなバス道は1本ヘイトアあたりには走っているものの
案内してくれるところへは細くてすれ違えないほどの道で
しかも両横には木々が茂って道のほかは何も見えないんですよ~
霧の出やすい場所でそうなるとちょっと先も見えず身動きが取れなくなるとか・・・
わかります!
Peteは道に詳しくてホントにガイドをしてもらって良かったです~♪
5時間余りのガイドを終えてダートムーアの中のウィデコム村にあるB&B‘Berrywood’へ
B&B Berrywoodはまさに大自然の中
心地よいとっても素敵なB&Bで美穂さんの心遣いも最高!
部屋の窓からの眺めは
こんなに雄大で周りにはほぼ家もなくこんなところにいることに安らぎを感じました~♪
ウディコム村はアガサの小説の中のMiss Marpleが住んでいる村のモデルになっているとか
教会を中心にした可愛い村でした
夕食は
教えてもらったRUGGLESTONEという古くからある村のPUBへ
村の人たちの楽しみの場のようで
カウンターにもたれてビールなどを飲みながら楽しそうにおしゃべりしている人たちで
一時は満員でした~♪
9時半ごろまで明るいので村をゆっくりと散策して夕食後の一時を過ごしました~♪
一人旅も楽しかったのですが
やはり感想を言い合いながらのおしゃべりタイムもある旅は楽しくホッとしますね~(*^_^*)
さて翌朝は早起きして
最寄駅ニュートンアボットまで送ってもらって
列車を乗り継いでアガサ・クリスティの別荘行のスタートです!
そうそうアガサ・クリスティーはここトーキーの生まれで
一時はイングランドのリビエラ海岸と呼ばれ華やかな保養地だったそうですが
今では少し廃れた保養地という感じは熱海を思い起こさせました(笑)
私たちもアガサが新婚旅行泊まったというグランドホテルに今夜の宿をとっていたので
大きな荷物を預けに行ったのですが
駅のすぐ横で海の前にあるホテルはその点便利でした
トーキーからペイントン Paigntonまでまた列車で行って
そこから別荘グリーンウエイGreenwayまでは蒸気機関車で出かけます
こんなかわいい蒸気機関車が数両の車両を引っ張って
久しぶりの真っ白な煙を味わいました
ここの名物の保存鉄道だそうです
こんな海辺を走って行きます
グリーンウエイの駅では学生の団体と一緒で
私たちはゆっくり歩いて離れました~~(笑)
ここからは別荘までは3,40分歩かないといけないんですよ~!
心配した道ははっきりとしていて
こんな道標が安心につながりました
だってこんな道をてくてくと歩くんですよ~^
今回の旅ではホントに毎日数時間は歩いています!
でもこういう道を歩くのは大好きで楽しく歩きました~♪
そしてとうとうやってきましたね、アガサ・クリスティーの別荘 グリーンウエイGreenway
ここもナショナル・トラストが管理していて
各部屋で質問に答えたり説明をしてくれたり丁寧な応対です
ここも素敵な部屋ばかりなんですがきりがないので少しだけ見てくださいね
アガサの写真が飾られ
窓の外には広大な庭が広がり気持ちの良い場所です
2階の部屋には初版本が並んでいる場所があってどれを読んだかなと眺めていました(*^_^*)
庭に咲く花でしょうか、ほっとする心遣いでした
庭に出て歩くと海辺に出ます
砲台ですがここも近くのボート小屋も小説の事件現場になっていて
ポワロが駆けつけて解決の道を探すんですよね!
向こう側にはこんな風景も見えてホントに広い場所にある別荘でした!
美穂さんのおススメでここからすぐの終点 Kingswareキングスウエアまで行って
フェリーで5分ほどの反対側に見える Dartmousダートマスに渡ってみました
ダートマスはこんなかわいい家の並ぶ港でした~♪
素敵な一日を過ごしてトーキーに戻り
トーキーの海辺を歩きながら
ゴールズワージーの「林檎の樹」の中のミーガンが
この辺りを彼を探して必死になって歩いたんだなと
本の中に感情移入していました・・・
さて翌日の午前中は更にコッキントン村へ出かけました
アガサが馬でよく散歩に出かけたという村でトーキーからは歩いて30分ほどとか・・・
イングランドでは足の長い歩幅の広い人による時間なので
私たちにとってはいつでも2割は余計に時間がかかるように思えました~(笑)
ホテルで道を尋ねて通りの名を確認しながら住宅街を上って行きました
緑のトンネルを抜けた先には
コッキントン村の茅葺の家が見えました!
ここへアガサは馬で来ていたのね、なんて思っていると
馬の乗った人が通って今でも乗馬道があるんだなって感激しました
どこを歩いてもこんな感じなんですが
どうも観光用にもなっているようでちょっとがっかり・・・
あまりにも大自然を見てきたからでしょうか・・・
昨日に続いてクリームティ―を!
デボン州はあちこちで乳牛が飼われていてクロテッドクリームの本場で美味しいでしたよ~
赤いポットの紅茶もたっぷり入っていて添えられた牛乳もたっぷりでした~♪
すでに林檎の実がなっていて
足元の草原にはイングリッシュ・デージーとバターカップの花がかわいいでした~♪
午後からはいよいよ列車でドーチェスターに向かいました~♪♪
長い記事を見てくださってありがとうございました
コメントは気になさらないでくださいね~
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好きな作家を辿る旅をされたんですね☆
この上なく 贅沢な 素敵な旅でしたね~(o^^o)
私も 若かりし頃は 推理小説が大好きで アガサクリスティーは
読みましたよ~(o^^o)
スタイルズ荘の怪事件・アクロイド殺し・雲をつかむ死・オリエント急行の殺人・ 予告殺人・そして誰もいなくなった 等
毎晩 ワクワクして 読みふけりました! 懐かしいなあ~^o^
遠い昔の話ですヽ(´o`;
この旅の写真の中で 目に留まったのは ヘイトアの 景色と
コッキントン村の茅葺きの家☆
こんな所に 住みたいな~って思う位 魅力的ですね~☆
素敵な所を沢山見せてくれてありがとう~(≧∇≦)
さっそく見てくれてありがとう~♪
そうなんですよ、今回は英文学の作家の足跡を巡る旅、って自分たちで名づけました~!
アガサクリスティーは皆読んでますよね~
私もnonちゃんのを同じのや、ABC殺人事件やら動く指、ほかにもいろいろとね~
ポワロやミスマープルの活躍にワクワクして読んだわね~
別荘にはアガサの物がいっぱい残っていて、素敵な洋服、アクセサリー、豪華な食器やインテリア、
集めるのが好きだったらしく見事でしたよ~♪
お部屋も豪華だしこんなところで描いていたんだなってね~~
飽きもせず旅行記事ばかりですみません~~
後2回で終わらせますね~(^^ゞ
えっ、後2回も~?って~(笑)
前回のジェーン・オースティンから
今度はアガサ・クリスティ、 ジョン・ゴールズワージー
英文学の作家の足跡を巡る旅
こういうこだわりの場所をじっくり見て回る海外旅行ってステキね。
でも旅慣れていないとなかなか真似ができないわ。
ところでガイドの美穂さんて日本人の方なのね。
ご主人のPeteさんとB&Bのオーナーでもあるのね。
いい宿をみつけたね。
ウィデコム村って
イングランドだけどテレビ番組の「イタリアの小さな村の物語」の雰囲気だわ。
長閑でかわいい村なのね。
こういう所に暫く滞在してみたいわ。
地元のパブの雰囲気もいいな~♪
アガサの別荘に向かう蒸気機関車もイングランドらしい風情があっていいわね。
コッキントン村の茅葺屋根の風景も童話の世界みたい!
ご夫婦でほんとに落ち着いたいい旅をしたのね。
私たちの好みに偏った旅だけど見てくださってありがとう~♪
あくまで今回は2人の見たい場所が結構重なって楽しかったけど
こういう旅をすると単に観光地っていけなくなりそうかも~!?
このBerrywoodは偶然ガイドブックの片隅に乗っていてね、
メールをしたらガイドもしているってことでラッキーだったのよ~
素敵なB&Bで何しろ日本人同士だから苦労なくわかってもらえるしね~
Peteが翌朝の駅でハグして‘Come back !'って言ってくれてね、ちょっと感激!
また行きたいな!もっとゆっくりね~~
アガサの別荘へ行くルートは面白かったわ!
SLやフェリーやいろいろと載っていると変化あるしね、歩くのが多かったけど
お天気に恵まれたのが最高だったわ~♪
若い(?)内にしかこんな旅はできないよね~(笑)
もちろん書く方が大変でしたよね?
何度か読み直しに来ます(笑)
汽車の旅に歩きにとやっぱり体力もいりますね。素敵な場所が多くてきっと疲れは後回しだったのでは?
特に“作家巡りの旅”は以外でした。ご主人と共通のご趣味なんですね。
写真のお陰で知らなかった作家ゆかりの地などを楽しませて頂いてます^^*
ありがとうございます!
こんな旅をしていたら、もう帰ってきたくなくなったアガサ・クリスティもイギリス人だったのね。
どこの国の人かも考えても見なくて、こうやって見せていただくと楽しいわ。
茅葺屋根の並ぶ小さな町(村?)、観光化しているそうだけど
でも充分楽しいわ~
私なんかだったら、そこだけで何枚写真を撮る事やら!(笑)
私、ギリシャで「これはカモミールよ」って周りの人に云っちゃったけど
あれはイングリッシュデージーだったのかしら?
葉が細かくてカモミールにそっくりだったんだけどな~
今頃になって不安になったわ(笑)
でも、もう過ぎちゃったし、どうしようもないからいいか?!
御夫婦で英文学を語り合いながら旅を楽しめるなんて、本当に素敵ですね。
ミスマープルは今、NHKのBSで放送していますね。
<ウディコム村はアガサの小説の中のMiss Marpleが住んでいる村のモデルになっている>、そんな場所を現実に訪れることが出来て良かったですね。
羨ましい限りです
グラビア写真などでしか見たことのないアフタヌーンティーも美味しそうでイギリスなれではの雰囲気を感じましたよ
お返事が遅くなってごめんなさいね~~!
いつも見てくださってありがとうございます~♪
ちょっとマニアックになってきたかなって思っているんですがお天気には恵まれたので空がきれいでしょう?
外ばかりいたので2人ともすっかり日焼けですよ~♪
でも気持ちの良い日々でしたよ~
ハムママさんも是非ご主人がお時間ができたら行かれてくださいね~!
ちょっとマニアックな旅だったかなて思うのですが自分たちは結構楽しみました~
長い記事になってしまってね、そんなに気にしないでくださいね~
自分の記録って感じなんですよ~(^^ゞ
たくさん歩いてその時は夢中でした・・・(笑)
共通の趣味ってことでもないのですが旅のテーマとしては偶然の一致かしら?