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2年連続マイナス成長、日銀見通し

2009年01月23日 23時02分08秒 | 社会問題
ねじれ国会に端を発した
政争の副産物とした白川日銀総裁、
しかし、この未曾ユの経済危機の局面に
この人物を中央銀行の頂に持ち得た事は
我が国において、僥倖だったのかも知れない。

あんあ顔して、この男今までの総裁とは違う
明らかに、体面だけを重視する、慣例主義の「お役人」ではない。

景気見通しについても、
実質経済成長率の見通しを08年度をマイナス1.8%、
09年度はマイナス2・0%へと
戦後最悪の落ち込みが2年連続続くと下方修正した。

これは政府の甘々見通しより遥かに厳しく
むしろ民間見通しに近い。
「世界経済が回復せずに日本だけが回復するという姿は考えにくい」
とさえ言い切っている。
日銀はしばしば余りに希望観測的な予想に終始してきた、
それは実状に沿った悲観的は予想を立てると
より一層の追加金融圧力がかかる事を恐れてであるが、
白川総裁は「今はそんな面子や予防線を張っている事態ではない」
と至極真っ当な予想を立てたと感じられる。

そして今回の政策決定会合での注目点が
日銀自らがCPと社債を直接買い取る
という物である。
つまり、日銀自身がリスクを背負うという事、
その企業が破綻すれば、当然CPや社債は紙切れ
損失を被る可能性を承知の上で、
企業の資金繰り支援の為にこの検討を始めた。
リスク資産の購入という「非伝統的政策」へ足を踏み入れたのだ。

今の現状を正確に把握し、今出来る事は先例に囚われず総て行う。
当たり前にして、日本が戦時中より出来なかった事を
今、白川総裁は行おうとしている。
しかしこの先、残された政策余地はもはや少ない
金利の下げるのはもう一回が限度
量的緩和が効果が薄い事は実証済み
政府側の支援は、財政出動どころか、
「消費税を上げる時期は」などと官僚に踊らされているようでは
望み薄だ。

白川総裁の、真価が問われるのはこれから
その舵取りを誤った時には「失われた10年」どころか
「失われた国家」に成りかねない。