ねじれ国会に端を発した
政争の副産物とした白川日銀総裁、
しかし、この未曾ユの経済危機の局面に
この人物を中央銀行の頂に持ち得た事は
我が国において、僥倖だったのかも知れない。
あんあ顔して、この男今までの総裁とは違う
明らかに、体面だけを重視する、慣例主義の「お役人」ではない。
景気見通しについても、
実質経済成長率の見通しを08年度をマイナス1.8%、
09年度はマイナス2・0%へと
戦後最悪の落ち込みが2年連続続くと下方修正した。
これは政府の甘々見通しより遥かに厳しく
むしろ民間見通しに近い。
「世界経済が回復せずに日本だけが回復するという姿は考えにくい」
とさえ言い切っている。
日銀はしばしば余りに希望観測的な予想に終始してきた、
それは実状に沿った悲観的は予想を立てると
より一層の追加金融圧力がかかる事を恐れてであるが、
白川総裁は「今はそんな面子や予防線を張っている事態ではない」
と至極真っ当な予想を立てたと感じられる。
そして今回の政策決定会合での注目点が
日銀自らがCPと社債を直接買い取る
という物である。
つまり、日銀自身がリスクを背負うという事、
その企業が破綻すれば、当然CPや社債は紙切れ
損失を被る可能性を承知の上で、
企業の資金繰り支援の為にこの検討を始めた。
リスク資産の購入という「非伝統的政策」へ足を踏み入れたのだ。
今の現状を正確に把握し、今出来る事は先例に囚われず総て行う。
当たり前にして、日本が戦時中より出来なかった事を
今、白川総裁は行おうとしている。
しかしこの先、残された政策余地はもはや少ない
金利の下げるのはもう一回が限度
量的緩和が効果が薄い事は実証済み
政府側の支援は、財政出動どころか、
「消費税を上げる時期は」などと官僚に踊らされているようでは
望み薄だ。
白川総裁の、真価が問われるのはこれから
その舵取りを誤った時には「失われた10年」どころか
「失われた国家」に成りかねない。
政争の副産物とした白川日銀総裁、
しかし、この未曾ユの経済危機の局面に
この人物を中央銀行の頂に持ち得た事は
我が国において、僥倖だったのかも知れない。
あんあ顔して、この男今までの総裁とは違う
明らかに、体面だけを重視する、慣例主義の「お役人」ではない。
景気見通しについても、
実質経済成長率の見通しを08年度をマイナス1.8%、
09年度はマイナス2・0%へと
戦後最悪の落ち込みが2年連続続くと下方修正した。
これは政府の甘々見通しより遥かに厳しく
むしろ民間見通しに近い。
「世界経済が回復せずに日本だけが回復するという姿は考えにくい」
とさえ言い切っている。
日銀はしばしば余りに希望観測的な予想に終始してきた、
それは実状に沿った悲観的は予想を立てると
より一層の追加金融圧力がかかる事を恐れてであるが、
白川総裁は「今はそんな面子や予防線を張っている事態ではない」
と至極真っ当な予想を立てたと感じられる。
そして今回の政策決定会合での注目点が
日銀自らがCPと社債を直接買い取る
という物である。
つまり、日銀自身がリスクを背負うという事、
その企業が破綻すれば、当然CPや社債は紙切れ
損失を被る可能性を承知の上で、
企業の資金繰り支援の為にこの検討を始めた。
リスク資産の購入という「非伝統的政策」へ足を踏み入れたのだ。
今の現状を正確に把握し、今出来る事は先例に囚われず総て行う。
当たり前にして、日本が戦時中より出来なかった事を
今、白川総裁は行おうとしている。
しかしこの先、残された政策余地はもはや少ない
金利の下げるのはもう一回が限度
量的緩和が効果が薄い事は実証済み
政府側の支援は、財政出動どころか、
「消費税を上げる時期は」などと官僚に踊らされているようでは
望み薄だ。
白川総裁の、真価が問われるのはこれから
その舵取りを誤った時には「失われた10年」どころか
「失われた国家」に成りかねない。