平家がこれだけの権力を短期間で掌握出来たのは
決して「武力」ではなく、
「経済力」を源泉をした政治力である。
と断定してしまってるのが
今回の大河ドラマ「平清盛」の斬新なところで
低視聴率に悩む原因でもあるんですな。
チャンチャンバラバラのシーンばかり強調した方が
画面が華やぎ、ストーリー的にも判り易い。
でもこの大河ドラマの中の清盛は
バックに武力がある事をチラつかせるだけで、
実際には経済力をバックにした政治力を駆使して権力を掌握していく。
ま、現代で言う「経済ヤクザ」に近いだろうか?
きっどさんのように、政治小説・経済小説好きにはたまらない物語なんだけど、
伝統的な大河ドラマファンには
合戦模様か、優雅な平安貴族、を求めている、
つまりこの清水一行的な「平清盛」にはついていけない訳ですな。
たぶん、大河ドラマ枠じゃなければ
「新しい切り口」と評価されたんだろうけどなー。