
お盆やしと、店が開いてるかの確認と、ついでに予約の電話入れた時点で嫌な予感はしてた。

「隣の姉妹店センバキッチンと間違われてませんよね?」
えっ、殆ど予約なんかなくて、たまにあっても隣との間違いとか?

予約の10分ほど前の7時20分にお店に着いて
「予約してましたきっどですけど」
と言っても「はぁ?」って顔、
店長らしき人が「とりあえず、あそこにでも案内しとけ」てな感じで指示する。
予約してから1時間も経ってませんが。

説明にきた女子店員さんが、とにかくまともに説明出来ない。
「今日、ご用意出来るお肉はこの赤い点がついてるやつだけです」

ええっーこのシマチョウとか食べられへんの?
「いや、これはあります」
いやいや、さっきこれだけしかお肉は用意できません、っていったやん。
「そうです、これだけです」
どないやねん?
一緒に行ったFさんと
これはたぶん、表の看板にあった『今日の熟成肉』はこの三種類なんでしょ、て結論に達した。
「熟成肉は20分くらいかかるから先に頼んで下さい」
何故熟成肉だけ時間かかるのかよく判らない、
普通の肉も切って焼くのは一緒ちゃうん?
と訝しがりながらも
熟成肉はオーブンでじっくり焼くんとちゃうか?と善意に取った。
じゃあ熟成肉のイチボと、
早目に出て摘まめるのは?
生ハム?じゃあそれと、サラダも?じゃあこれ。
あと、牛タンレアと上シマチョウ×トリュフ×絶品タマゴそれと生ビールねー
この時、まだ我々はあんな悲劇が待ち受けるとは夢にも思わなかった。