20■■年
科学技術が進歩し電気は自然エネルギーで100%まかなえるようになった。
もうコンピューターだけでも生活できる。
だか人類の数は80億に達し、資源が底をつきそうになっていた。
人類が滅びる日は近いかもしれない。
もうこの世の中は狂ってる。
人類が滅びることに皆は怯え、変な宗教がはやり始めている。
宇宙人が地球にやってきて侵略される、だがこのおまじないを読めば宇宙人を倒すことができるだの、このネックレスをかけていれば宇宙人から攻撃されないだの、……ほんとバカバカしい。
だがそんな宗教に科学者や政治家までもが入っている世の中だ。
こんな世の中、宇宙人が来るまでもなく滅びる。
ある日の朝緊急ニュースがながれた。
うつっているのは某国の大統領。
原子爆弾などの武器を大量に持っていて色んな国に目を付けられてる。
確か最近財政が悪化していたな。
そのストレスのせいか狂った目で笑いながら大統領がスピーチをする。
少し後に翻訳の声が流れてきた。
「もう人類は終わりです。人類は無駄に増えすぎた。それなのに大切な資源が全然足りない。どんどん生活は苦しくなっていくでしょう。あと数年もしないで滅びるかもしれない。
それに宇宙人がせめてきちゃうかもしれませんよ?
ワハハ…冗談ですが。
人類が滅びるのを怯えて待ち、苦しい生活を続けるのなら人類を減らしましょう?
あとの人生笑って過ごしましょう。
そのためには負け組、勝ち組にわかれてもらいます。
明日から『人類減少計画』を実行します。
明日から負け組、勝ち組を分けるために殺しあいをしてもらいます。」
は!?
何それ!?
飲みかけていたコーヒーをこぼしそうになった。
笑ってる大統領が『人類減少計画』について話し始めた。
『人類減少計画』
●毎回15時に実行される。実行されるのは毎回4時間。2日に1度行われる。
●その朝に集計された人口の半分の人口になるまで殺し合う。
●コンピューターが管理する。全員に特別な時計が配られる。必ず着用。これで生死などを確認する。外せば爆発し死ぬ仕組みになっている。
●4時間の内に半分にならなかったら抽選で半分になるように調整し、抽選された人はネットなどで公開されその日の21時に電流が流れ死亡する。
●4時間たつか半分になるかで、時計からブザーが鳴る。
●半分より少なくなるのは許されない。ブザーがなり殺し合いをやめなければその者は殺される。
●人口増加を避けるため生まれてくる子供は全員殺される。
●殺し合いの勢いをおとさないために残りの人口は公開しない。
●毎回残った人には資源、現金、土地などが分け与えられる。
●これは人口が1人になるまで続けられる。
「それでは世界の資源やお金を独占する唯一の人となるように頑張ってください。ワハハハハハハハハ」
ここでニュースは終わった。
どうすりゃいいんだ。
案の定世界中パニックだ。
どうしてこんなのを各国のお偉いさんは許したんだ。
ニュースで聞くとさっきの大統領の国がやろうと発案したらしい。
反対意見もあったが、戦争をすると脅された。
さっきの国も戦争で勝ってもこのままでは国が滅ぶとヤケクソなんだろう。
みんなもう狂ってる。
1日眠ることができないまま次の日をむかえた。
何をしていいか分からないまま15時に開始のブザーが鳴った。
妻、息子、母親、俺の家族全員で生き残りたいと願う。
計画1回目。息子が抽選で殺されてしまった。
なんで息子が選ばれたんだ!!
3人で泣き崩れた。
次の日の朝、家の庭に息子を埋めて簡単なお墓を作った。
明日のことがあるからこんなお墓しか作れない。
その日、賞金と食料などが届けられた。
なんと賞金は3人合わせて1億5千万。
こんな大金もったことないぞ。
息子が生きていたら色々買ってあげれたのに…
計画2回目、3回目。3人無事だ。
日に日に賞金の額などが増えていく。いつ死ぬか分からない恐怖も増えていくが。
3回目が終わった次の日。こんなニュースが流れた。
「ロボットは毎日死体処理に大変です。不思議なことに時計をつけていない死体が何体か発見されています。それに加え時計をつけていない生存者も発見されました。発見された生存者は逮捕されたのち時計を着用されます。」
ふざけるなよ。
こっちは命懸けなのに管理がしっかりされてないなんて。
計画4回目。妻が知らない男に殺された。
パニックになった俺はその男を殺してやった。
この計画をやっていると精神が崩壊していく。
計画5日目の朝。リビングに行くと包丁が刺さり血を流した母親が倒れていた。
机の上においてあった手紙には
「もう疲れました。こんな計画は無意味です。」
とだけ書いてあった。
とうとう1人になった。どうしようか?このまま死のうか?だめだ、そんな勇気ない。
妻と母親のお墓を息子のお墓の隣に作ってやった。
その日から俺は人を殺すことに迷いがなくなった。
だんだん人を殺すのに快感すら覚え始めた。
とことん狂ったな。
もう何人殺したか分からない。
何回殺されそうになったかも分からないが。
計画49回目が終わった。
嫌な数字も通り過ぎた。
もう俺は大富豪。
土地なんか国を一個あげてもいいくらいだ。
もうたまらない。
優越感しかない。
まだ時計をつけていない生存者は時々発見されているらしいが。
そんな奴らも全員殺してやる。
あと何回やればいいか分からないが俺が最後の一人になってやる。
宇宙人が侵略してくるだ?
そんな日が来る前に生き残って遊んで暮らしてやる。
計画50回目のブザーが鳴った。
科学技術が進歩し電気は自然エネルギーで100%まかなえるようになった。
もうコンピューターだけでも生活できる。
だか人類の数は80億に達し、資源が底をつきそうになっていた。
人類が滅びる日は近いかもしれない。
もうこの世の中は狂ってる。
人類が滅びることに皆は怯え、変な宗教がはやり始めている。
宇宙人が地球にやってきて侵略される、だがこのおまじないを読めば宇宙人を倒すことができるだの、このネックレスをかけていれば宇宙人から攻撃されないだの、……ほんとバカバカしい。
だがそんな宗教に科学者や政治家までもが入っている世の中だ。
こんな世の中、宇宙人が来るまでもなく滅びる。
ある日の朝緊急ニュースがながれた。
うつっているのは某国の大統領。
原子爆弾などの武器を大量に持っていて色んな国に目を付けられてる。
確か最近財政が悪化していたな。
そのストレスのせいか狂った目で笑いながら大統領がスピーチをする。
少し後に翻訳の声が流れてきた。
「もう人類は終わりです。人類は無駄に増えすぎた。それなのに大切な資源が全然足りない。どんどん生活は苦しくなっていくでしょう。あと数年もしないで滅びるかもしれない。
それに宇宙人がせめてきちゃうかもしれませんよ?
ワハハ…冗談ですが。
人類が滅びるのを怯えて待ち、苦しい生活を続けるのなら人類を減らしましょう?
あとの人生笑って過ごしましょう。
そのためには負け組、勝ち組にわかれてもらいます。
明日から『人類減少計画』を実行します。
明日から負け組、勝ち組を分けるために殺しあいをしてもらいます。」
は!?
何それ!?
飲みかけていたコーヒーをこぼしそうになった。
笑ってる大統領が『人類減少計画』について話し始めた。
『人類減少計画』
●毎回15時に実行される。実行されるのは毎回4時間。2日に1度行われる。
●その朝に集計された人口の半分の人口になるまで殺し合う。
●コンピューターが管理する。全員に特別な時計が配られる。必ず着用。これで生死などを確認する。外せば爆発し死ぬ仕組みになっている。
●4時間の内に半分にならなかったら抽選で半分になるように調整し、抽選された人はネットなどで公開されその日の21時に電流が流れ死亡する。
●4時間たつか半分になるかで、時計からブザーが鳴る。
●半分より少なくなるのは許されない。ブザーがなり殺し合いをやめなければその者は殺される。
●人口増加を避けるため生まれてくる子供は全員殺される。
●殺し合いの勢いをおとさないために残りの人口は公開しない。
●毎回残った人には資源、現金、土地などが分け与えられる。
●これは人口が1人になるまで続けられる。
「それでは世界の資源やお金を独占する唯一の人となるように頑張ってください。ワハハハハハハハハ」
ここでニュースは終わった。
どうすりゃいいんだ。
案の定世界中パニックだ。
どうしてこんなのを各国のお偉いさんは許したんだ。
ニュースで聞くとさっきの大統領の国がやろうと発案したらしい。
反対意見もあったが、戦争をすると脅された。
さっきの国も戦争で勝ってもこのままでは国が滅ぶとヤケクソなんだろう。
みんなもう狂ってる。
1日眠ることができないまま次の日をむかえた。
何をしていいか分からないまま15時に開始のブザーが鳴った。
妻、息子、母親、俺の家族全員で生き残りたいと願う。
計画1回目。息子が抽選で殺されてしまった。
なんで息子が選ばれたんだ!!
3人で泣き崩れた。
次の日の朝、家の庭に息子を埋めて簡単なお墓を作った。
明日のことがあるからこんなお墓しか作れない。
その日、賞金と食料などが届けられた。
なんと賞金は3人合わせて1億5千万。
こんな大金もったことないぞ。
息子が生きていたら色々買ってあげれたのに…
計画2回目、3回目。3人無事だ。
日に日に賞金の額などが増えていく。いつ死ぬか分からない恐怖も増えていくが。
3回目が終わった次の日。こんなニュースが流れた。
「ロボットは毎日死体処理に大変です。不思議なことに時計をつけていない死体が何体か発見されています。それに加え時計をつけていない生存者も発見されました。発見された生存者は逮捕されたのち時計を着用されます。」
ふざけるなよ。
こっちは命懸けなのに管理がしっかりされてないなんて。
計画4回目。妻が知らない男に殺された。
パニックになった俺はその男を殺してやった。
この計画をやっていると精神が崩壊していく。
計画5日目の朝。リビングに行くと包丁が刺さり血を流した母親が倒れていた。
机の上においてあった手紙には
「もう疲れました。こんな計画は無意味です。」
とだけ書いてあった。
とうとう1人になった。どうしようか?このまま死のうか?だめだ、そんな勇気ない。
妻と母親のお墓を息子のお墓の隣に作ってやった。
その日から俺は人を殺すことに迷いがなくなった。
だんだん人を殺すのに快感すら覚え始めた。
とことん狂ったな。
もう何人殺したか分からない。
何回殺されそうになったかも分からないが。
計画49回目が終わった。
嫌な数字も通り過ぎた。
もう俺は大富豪。
土地なんか国を一個あげてもいいくらいだ。
もうたまらない。
優越感しかない。
まだ時計をつけていない生存者は時々発見されているらしいが。
そんな奴らも全員殺してやる。
あと何回やればいいか分からないが俺が最後の一人になってやる。
宇宙人が侵略してくるだ?
そんな日が来る前に生き残って遊んで暮らしてやる。
計画50回目のブザーが鳴った。