夕食を食べ終えて、お茶を飲んでいたところ、
父が、
財布がない・・・・と言うではないか。
ここのところ、母の眼科通いに私が付き添っていたので、
今日は兄が父の付き添いで、数カ月ぶりに隣りの市にある大きな病院に通院。
着て行った上着のポケットに入っているんじゃないのぉ～と、上着を確認するも、、、な、ない。
バッグに入っているんじゃないのぉ～と、出かけた時に持っていったバッグの中を見ても、、な、ない。
帰ってから、引き出しにでも入れたんじゃないのぉ～と、引き出しを見ても、、、な、ない。
（この時、既に家の中に財布の気配がないことを感じている私）
まさか、落とした？？
車の中に落としたんじゃないのぉ～と懐中電灯を持って、車の中を見に行ったが、、、、やっぱり、ない。
絶望感が漂い始め、いやーーーな気分。
明日は、私、かかりつけ医の受診＆ワクチン3回目接種で、警察に行く時間がないのよ。
財布って、現金だけ入っていたの？と聞くと、
マイナンバーカード、とそれと、ブツブツ、、、、
マイナンバーカードォ！！！
オーノー！
ううううう、どうしよう。
付き添った兄に聞くと、病院での会計は兄が対応したらしいが、
院外で薬を出してもらった薬局では、父が代金を支払ったらしい。
そうか、薬局までは財布はあったわけか。
帰宅後、すぐに気づけば良かったのに、数時間経っているし、、、。
母に財布の中には、他に何が入っていたの？なぜすぐに気づかなかったの？と、
責められるように言われて、父はしょぼーん。
外は既に真っ暗で、絶望感に浸りながら、
家族一同、今晩一夜を悶々と過ごすのか。
いや、ちょっと行ってくると、私がダッシュで薬局へ向かう。
どうかまだ閉まっていませんように、と祈りながら。
着いた薬局は、まだ明るい！！
入ってみると、もう少しで閉まるところだった。
セーフだ！
す、すみませんっ！と滑り込む。
父が先ほど薬を出していただいたのですが、
どうやらその時に財布を落としたようで、
財布の落とし物ありませんでしたか？
か、神様～、ありましたと言って。
うちには届いていませんね。。。
（T T)そうですか、ないですか、、、orz
あまりの私の落胆ぶりを気の毒に思ったのか、
薬剤師さんが、
コンビニの方にも聞いてみたらどうですか？と同じ駐車場内にあるコンビニを指さした。
そしてその親切な薬剤師さんが一緒にコンビニまで着いてきてくれた。
店員さんに財布の落とし物はなかったでしょうか？と聞くと、
ちょっと怪訝そうな顔で、どんな財布ですか？と反対に聞かれた。
店員さんの怪訝そう、いや面倒くさそう？！な表情を見て、
あー、やっぱり届いていないかと思いながら、
黒革の男性ものの折り畳み財布ですと答える。
ひとつ、落とし物が届いているのですが、、、お待ちください。
店員さんが事務所の方へ入っていった。
ドキドキドキドキ、、、どうかどうか、
父さんの財布でありますように、、、と祈る私。
もう子供だったら、びえーーーんって泣いているかも。
店員さんが戻ってきた。
失礼ですが、お名前は？と聞かれて、
〇〇〇〇〇〇です。(←父の名前）
あーーー、こちらですね！！と見慣れた父の財布が目の前に！！！！
財布に入っていたスーパーのポイントカード、
カードに記載されている名前を私が言ったので、持ち主の娘ということで、
返却。
エイドリアーーーーンっ！！！（←ｂｙロッキー ここでは心の中で叫ぶ）
ありがとうございますっ！！！
お客さんが駐車場で拾って、それから届けられたとのこと。
ありがとうございますっ！！助かりました！！！！
90度の角度のお辞儀をして、薬局の方にも頭を下げに行き、
速攻で家に電話。
あったよーーーーーーーーーーーーーーっ！
電話口で母が大きなため息をついて、お父さん、あったってよ！！！と父に言っている。
どなたなのか、
駐車場で拾って、届けてくれたお客様、本当にありがとうございました。
今晩、我が家族、ぐっすり眠れそうです。
財布が無事に戻ってくるニッポン！
ええ国や～（涙）
財布を持って、家に帰り、
父さんの日頃の行いが良いから、お財布が戻ってきたね～と。
財布を父に返しました。
しょぽーんとしていた父もほっとしたようです。
めでたし、めでたし。
画像は、先日行った神社の枝垂れ梅。
咲き始めでしたが、ここ数日の温かさでもっと咲いているかな。
神様、
週末に凹むことにならなくて、本当に助かりました。
感謝いたします。
落とし物注意～。私も気を付けよう。