絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

1Q84、BOOK3

2011-12-04 | 読書
1Q84 BOOK3に入った。

青豆は、やはり死んでなかった。
自殺をしなかったということは、同じタクシーに乗って、移動するはずだと思ったら、予想通りだった。
青豆が死んでしまったら、続きはない気がしたので、やはりという展開である。

この物語は、これからも続くとしたら、テーマはなんだろう?

青豆と天吾の恋物語か?
SF的な内容を含んでいるから、単なる恋愛小説ではないが。
展開がどうなるにせよ、底に流れているのは、この二人の再会だろう。
少なくとも、それを期待させながら、進んでいくように思う。

とにかく、読みながら、次はどうなるのだろうと期待させることは確かだ。
それは、私にとっては、テレビの連続ドラマを見るのと変わらない。

面白いで終わるのか?それとも何か言いたいことがあるのか?

つい、絵と同じことを考えてしまう。
テーマのない絵は、きれいでも気持ち良くても、それだけの絵である。
やはり、何か訴えるものがないと弱い気がする。

その訴えるものが何であるかがわかり、画面全体は、それを引き立てる世界であり、細部はテーマのためのディテールでなければならない。
小説の場合は、最後にテーマがわかるという組み立てがあるが、このように次々と本が出され、いつ終わるかまでわからないとなると、テーマがなかなか見えてこないような気がする。一冊毎に、小さなまとまりとしてのテーマがあるとわかりやすいのだが。

村上春樹さんの本を読むのは、二回目なので、その辺のことがわからないで読んでいる。







コメント
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