絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

ノルウェーの森

2011-12-17 | 読書
1Q84を読んだので、村上春樹の他の小説も読んでみようと思って、ノルウェーの森を手にした。

図書館にあるいくつかの本から選んだのである。選んだと言っても文庫本のように裏にあらすじが書いてある訳ではないので、
手に取ったタイミングで選ばれたのであるが。
私にしてはあまりに速く読み終わったので、自分でも驚いている。他の人の感想文などの言葉を借りると、思いのほかサクサク読めたという表現になる。

主人公は大学1年生で学生寮に住んでいるが、一つの大学ではなくいろいろな大学の学生が二人部屋で住んでいる所だった。

私は大学の時アパート暮らしだったので、寮生活というものは経験がないが、それでも自分の大学生活を思い出しながら読んでいた。だから、自分の大学生活での出来事が、いろいろと思いだされて面白かった。

ただこの小説は、性の表現があまりにもあからさまなので閉口した。官能小説ではないのだろうが、村上春樹の小説はそういうところがあるのかと1Q84の中にもあったが、ちょっとおおっぴら過ぎる気がした。しかも登場人物の女性が男性とそのような話題を平気ですることが、自分の世界ではあり得ないことだった。

しかし、何度か笑わせられた。私が小説を読んでいて、実際に声を出して笑ってしまったのは漱石以来かなと思うが、登場人物の交わす言葉で笑わせられたのは、久しぶりの気がした。

あらすじは、親友がいて、その彼女がいて、自分を含めて三人の仲良しだったが、親友が自殺をしてしまった。大学に入ってその彼女と再会し、そこから恋愛が始まる。しかし、その彼女が突然精神的病にかかり、京都の山奥の施設に入る。主人公はそこを訪ねて行って見舞うのだが、そこでの二泊三日での出来事や慰めるための手紙のやりとりがあり、大学生活は東京でしているわけだから、現実の生活が東京で行われていて、やがて他の女性を好きになり、二人を愛する状態になる。そして、そういう自分をどうしていいかわからず、悩むという内容だ。
最後がどうなったかは、読んでのお楽しみかな?

ただ、登場人物の生きる姿勢や考え方には面白いものがある。まあ、異常な人物が何人も出て来ると言っておきたい。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水彩画4号

2011-12-17 | 私の絵
三日坊主でいいやと宣言して始めた4号の制作が、結構続いています。
何枚になったかな?



これは、児玉の金屋という場所です。
やはり、以前に途中まで描いてあった絵です。
ちょっと手数を入れ過ぎたかなと思います。
描きすぎたり、描き足りなかったり、いろいろですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする