絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

今日の勉強

2011-12-29 | いろいろ
仏教の本を読んでいました。

輪廻転生という言葉がありますが、生き物は死んだらまた何か他の物に生まれ変わるということだと把握しています。
ただ、今日改めて知ったことは、この輪廻転生は、6つの世界のことで、煩悩から逃れられない世界だということでした。
そして、その6つの世界から解脱することが仏になるということだと知りました。

私は、死んでもまた他のものに生き返れるということは嬉しい気がしましたが、それは成仏できない状態だという事を知ったのです。6つとは、地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人、天、かなと思います。しっかり頭に入れていませんが、天までということは確かです。
そして、それから解脱するとは、仏になるということのように語られていましたが、私が以前知っていたのは、しょうもん、えんかくという二段階があって、その後、菩薩、如来とあると聞いていました。
菩薩が如来の一歩手前で、如来とは仏のことです。

これが、今日学んだことです。

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ただ、面白いことが書いてありました。

例えば、死んだ後、我々日本人は火葬にします。しかし、イスラム教では火葬をすると地獄へ落ちるのだそうです。
へええ、と思いました。
中には、鳥葬というのがあり、亡くなったら鳥に食べさせるところもあるそうです。食べやすいように切り刻む、骨なども砕いておくということなのだそうです。へええ、ですね。
中には、死んだ人を子孫が食べるというところもあるそうです。火葬なんて野蛮だと言います。食べることで亡くなった人と一体になると考えるのだそうです。
亡くなった人を食べることは、その細胞が自分の体の一部になるのですから。

読んだ本は、漫画ですが、何ともわかりやすく、勉強になりました。

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もう一つは、「カストラート」ということを学びました。
みなさんご存知ですか?
子どもの声をそのままずっと保てるように、去勢するのだそうです。
声変わりをしない内に、おそらく7歳くらいの内に、去勢する。そうすると声変わりをしないで、ボーイソプラノがずっと続くのだそうです。大人になってもその声が出せるので、すばらしい声なのだそうです。
そのために、子どもを去勢させる。そういう人をカストラートというそうです。

教会では、そういうカストラートを使って讃美歌を歌うということが行われていました。
教会内では、女性が歌ってはいけないという規則があったと書いてありました。

しかし、子どもが自分の意志でそれを選ぶわけではなく、親に言われるままなぜそうするのかを知らない状態で去勢されるだろうと思います。大変なことが行われていたのですね。昔の中国や日本にも宦官という人がいましたが、大変なことですね。











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想定デッサン

2011-12-29 | 受験生の指導
受験生のUさんの想定デッサンです。約3時間描いたところです。



手の感じがいいですね。お皿から水滴が落ちそうになっているところが、ちょっと工夫しているところです。
実際にはないものを想像して描くので、お皿や布は見なくても描ける力をつけないくてはなりません。そこが難しいですね。
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水彩画4号

2011-12-29 | 私の絵
この絵は、かなり前に描いた絵ですが、まだスケッチブックから切り離されていません。
かなり思い切った色使いをしています。



水上の奥に土合という駅がありますが、その近くの風景です。
よく生徒を連れて、写生旅行に行きました。
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忘年会(麓原会若手)

2011-12-28 | 日記
今夜は、麓原会若手で忘年会をやりました。
休会をしているメンバーは参加できませんでしたが、私を含めて5人でやりました。
今年1年を振り返って、まとめをしました。
それぞれの十大ニュースを語ってもらいました。

その中で、子どもを育てているHさんから、「先生の子ども時代はどんな子どもだったのですか?」と問われました。
なぜ、その質問をしたかというと、Hさんは私に憧れているらしく、私のような人間になるには、どのような子ども時代を過ごしたのかと知りたくなったということでした。
それは、子どもをどのように育てたら良いかと考えてのことです。

煽てられて、つい調子に乗っていろいろ話してしまいました。

私のことはさておいて、私はピカソのような絵の勉強を誰かの子どもでやらせてみたいと話したら、Hさんが、じゃあ二番目の子どもが生まれたらお願いしたいですと言っていました。今の子は4歳ですが、どうも絵にはあまり興味がないみたいなのでとのことでした。

まとめは、
私は麓原展に卒業生が良い絵を出してくれると嬉しいと話し、今休会している人も早く復帰して良い絵を出してくれたらと言いました。




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布、モデル組み

2011-12-28 | 通信指導
通信指導で、布のデッサンをしてもらうため、写真を送ってもらいました。
そこで、いろいろ配慮する点があることに気づきましたので、ここでご紹介します。

最初に送ってきたのは、これです。


これでも良いのですが、中央に一つ摘まんだだけなので、布のしわを表現する勉強としては、もの足りません。もっとしわを増やしてくださいと言いました。

次の写真はこれです。


すこし、べたっとしています。光が強いからか、明るい部分がしらけています。

次の写真はこれです。


ちょっと丸まっていますが、バラの花びらみたいにたくさんのしわができました。
まとまりすぎですが、まあいいでしょうということにして、ただ、白いテーブルに白っぽい布なので、分かりにくいですねと話し、下の色が何か違う方が良いでしょうと言いました。

そして、次にこれを送っていました。


椅子の上に載せてくれました。
椅子がグレーなので、布が目立ってきました。
ただ光が真上からなので、ななめ上から当たるようにしてくださいと話しました。

そして送ってきたのが、これです。


これは、直射日光が当たっています。
しかも窓枠の影もかかっています。これではだめです。

次は、これです。


これは、布を変えてしまいました。無地の布で勉強してほしいので、これではだめです。

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いやあ、これだけダメな例を示してくれた人もめずらしい。しかし、みなさん笑えませんよ。黙っていると、こういうことに配慮しないで、平気で描いている人がたくさんいます。
展覧会に出てくる絵を見ると、このようなことの配慮がなされず、平気で描いている人がほとんどです。まだ、この場合は布だけだから単純ですが、これが物が増えてくると、構成という問題になります。その構成がめちゃくちゃな絵がものすごく多いです。
その点は、指導者がいると良いですね。もちろんそういうことが教えられる指導者がいるということですが。



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