少しお話が前後するが、リフォーム前のキッチンで蕎麦を茹でた。蕎麦の原料は、寒い気候のからっ風が吹くなか、痩せた土地でも美味しい蕎麦が育つ‥‥‥逆に気候が温和な土地では良い蕎麦が育たない。関東から見て北側・日本海側・高地などでスクスク育つ蕎麦が、華のお江戸で
蕎麦を細く切る食文化「蕎麦切り」が流行し、誰もがお気軽に昼食に夜食にと蕎麦切りをすすったと記録が残っている。
関西の近くで蕎麦処と言えば、兵庫県の出石では
皿そば・福井では地元の在来種
福井そば・少し距離はあるが長野の
信州蕎麦などが頭に浮かぶ。しかしどの産地も結構遠いなか、福井は比較的近距離で地元在来種の蕎麦を、清らかな水と空気のもとで栽培され、味が濃く香りが良い仕上がりとなっている。3年連続
「おいしいそば産地大賞」を授賞の裏付けもあって言ったもの勝ちではない。
現在なら蕎麦つゆが便利だが、当時は蕎麦が育つ寒冷地でも収穫できる「ねずみ大根」の超辛い絞り汁を、つけ汁にして戴く
「おろし蕎麦」が大流行したそうだ。信州真田のお蕎麦も同様で、鬼平犯科帳の「正月四日の客」では、真田蕎麦を巡って大騒動となる捕物劇があった。慣れない者がその蕎麦をすすると、噎せ返るばかりだったと記録が残っている。しかし姿形から
ねずみ大根とはよく言ったものだ。
当時の江戸にもあった
「天ぷら蕎麦」を仕上げてみた。ちなみにアツアツお出汁の天ぷら蕎麦もあったようだが、流行の最先端を行っていたと聞く。蕎麦は
福井の二八蕎麦を使って、冷蔵庫掃除の野菜の天ぷらを付けてみた。見かけは美味しそうに仕上がったが、さてもその正体は‥‥‥冷蔵庫野菜室の半端ものを使って、お茄子・玉ネギとニンジンのかき揚げ。蕎麦の箸休めに天ぷらは最高の組み合わせとなった。
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酔っ払いが「iPhone15 Pro」と「CANONカメラ」で撮影。
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