近代的な建物ではなく大昔ままの山小屋風で、改築に改築をして保っている
「黒薙温泉」。その理由は、新築の許可がおりない地区と言うのも手伝って、実に古めかしい独占温泉宿である。開湯以来135年という江戸時代末期の慶応から始まった伝統ある温泉で、当然だが携帯電話は圏外で、テレビも衛星NHKの第一・第二しか映らないので、俗世間を忘れ非日常を楽しむ趣向なら打って付けの場所だろう。
カメラ片手に、ひとまわり見学・探検した後は速攻で露天風呂へ。受付に「買取タオル\200」や「レンタルバスタオル\100」が用意されていたので利用した。ここの大露天風呂は混浴で、源泉の真横にあるのだが。本日は 年に数回しか行わない源泉を噴出させる日にあたると言う神がかり的なラッキーで、行政のPR企画の源泉噴出を無料見学に来られていた団体もおられるようだった。
お風呂は、混浴大露天・女性用露天(天女の湯)・内湯が男女各ひとつで、ワシ達は当然の如く大露天風呂へ男性ばかりで浸かったが、噴出に先立ってそろそろガス抜き作業が始まっている。とは言ってもボルトを緩めて蒸気を逃がしているだけのようだ。
湯は無色透明で、実は河原のそこらあたりからも湯が出ていて、掘ればオリジナル露天の完成を得られるのだが、100度近い源泉が湧き出す恐れもあるので、現在は禁止されているようだった。画像は、混浴大露天・女性用露天(天女の湯)・内湯の順。ちなみに「天女の湯」の画像は女性からの頂き物と言うことだが、この場所も断崖絶壁らしい。
大露天風呂の周囲は、黒薙川と緑の山々しか見えないロケーションで、他の客は誰一人いないところで、こんなにのんびりと大自然を味わえる時間が嬉しかった。源泉98度の掛け流しで、泉質は軟らかく体の芯から温もる感じは、充分なパワーを戴ける温泉として星3つくらいの贅沢。お風呂の中からの湯面ギリギリ画像は、その場の目線と同じと言っても良いほど。
この黒薙温泉の源泉湧出量は桁違いなので、麓の宇奈月温泉のほとんどの湯をこの黒薙でまかなって、パイプを通して引き湯している。河原近くの頑丈なフタが源泉なのだが、それを開けると湯が間欠泉のように噴き出す‥‥‥とんだ素晴らしいイベントに偶然ぶち当たったものだ。ゆったりとした時間には
「宇奈月の地ビール\350」で喉を潤した。
アブの一種
「オロロ」と呼ばれる綺麗な水場を好んで集団生活する危ないヤツらもいる。彼らの住むところは環境的にはとても良い大自然なのだが、人間を察知するとヤツらは血を吸おうと寄って来るのだ。しかも大量に発生して群れを成していると、数百匹で襲いかかって山伏を殺してしまったと言う事実もあるらしいので、とっても怖い存在だ。前回クイズの正解は【C】の
「人間の血を吸うアブ」が正解であった。
一緒に言った中では誰もが興味無かったようだが、受付のお向かいには
「薬師堂」が坐していたのでお参りした。願いを叶えてくれるお薬師さんだそうで、いつもの「一攫千金・濡れ手で粟のようなお金儲けが出来ますように」と、お願い事をした。この場所が狭い谷間の温泉場にしては、社の中は結構な広さであった。
オマケに途中あった雰囲気の良い「つり橋」だが、向こうピントと、手前ピント‥‥‥手前ピントは目標のあおい葉っぱなどを置くと臨場感が増したようだが、ここは立ち入り禁止の危なぁ~い橋で細工は一切出来なかった。
■黒薙温泉(くろなぎおんせん)
泉質:アルカリ性単純泉
風呂:混浴露天1・女性露天1・男女別内湯各1
OPEN:日帰り9:00~16:00(5月~11月下旬)
料金:宿泊費:9000円 ※日帰り入浴:600円(クマは無料)と記されていた。
電話:0765-62-1820
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■本日のクイズ
小エビとベーコンと○○○○の中華風炒め‥‥‥さてお野菜は何でしょう?