どんなに若くったって
死ぬときは死ぬ。
齢を重ね老いて病を得て逝くまでのプロセスは
死出の旅路のウォーミングアップみたいなもの、
ないよりは、あったほうがいい。
ぼくより若い人が先に逝く
親しい人、疎遠な人
みんな遠慮なく逝ってしまう
今日は5年前に旅立った友人の命日。
5年前の今日の夕方
知らない番号で携帯が鳴った
名前を聞いても、はあ?と思うばかり
タチの悪いいたずらに思えた。
ゆっくり話をして分かった。
相手がしどろもどろだから要領を得ないだけで
友人の訃報を知らせる電話だった。
友人の兄によると、
深夜0時過ぎに弟が心筋梗塞で急死した、
とり急ぎ、友人登録の番号にかけているとのこと。
リストの中で唯一素性の知れない名前がぼくであり、
どういうご関係の方でしょうか?の問合せでもあった。
イヤなやつ嫌いなやつ
死んだら全てがリセット
みんないい人になる。
その典型みたいな友人は愛想が悪くてめったに笑わない、
ぼくのほうが2つ年上なのに、ぼくをアゴで使い先輩風を
吹かせる可愛げのないやつ、女にはモテた。
今のイケメンと違い全盛期の鶴田浩二を二枚落ちさせた
くらい渋い二枚目で、おまけに寡黙ときている。
40代前半に某所で黒服をしていたときが彼の絶頂期で
金と女に不自由しない超バブリーなときだったと思う。
それから1年も経たずに音信不通になった。
電話は繋がらず、誰に聞いても分からない、
寡黙ゆえに風に吹かれた彼は鞘の納めどころを
間違ったのだろうと漠然と感じていた。
でもぼくは彼が好きだった。
ふたつくらいの年の差は簡単に蹴とばされ、
人前で年下扱いされたり無心もされたけど、
素面の彼はぬくたくて心の大きい人だった。
かれこれ20年以上たつのに彼の携帯に
ぼくの電話と住所が残っていた。
当時の彼がパネルのように浮かんできた。
店の女の子に貰った花束を後ろ手にかくし
深夜の路地を歩いている。
儀礼のお返しは気遣いないよう
香典は送らず、花と線香を送る手配をした
告別式の会場は茨城だからそう遠くはない
でもぼくは、
還暦を過ぎた彼の遺影は見たくない
そして彼もまた、
それを望まないと思った
なんとなくだけど。
今朝は小ぬか雨。
ベランダに香を焚いて心経をあげたら
すっと爽やかになった。
YouTube: NSP 夕暮れ時はさびしそう・NSP さようなら・HORIKEN 徒花は咲いたか
山の家のPCの中に見だし画像になるようなファイルがないかと探してみた。1枚もなかった。ぼくより2つ下の天野くんが若すぎて泣けてくる。この唄を初めて聞いたのは、ぼくが20代前半のころ......
ゲンタシンではなくケナログでした。
昨日のコメ、削除してください。
関係のない方が見て塗ったら大変!
✖ゲンタシン
コメント削除も了解です。
ケナログはすでに販売中止になっていたので、
ケナログと同じ成分のジェネリック品「オルテクサー」を
見つけたのでさっそくポチっとしました。