睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

Short-story:星の降る夜に

2009-09-21 03:57:30 | アート(画・書・創作)
ミサトが憧れる山のお兄さんは隣家に住んでいる。両親ともに教育者のお兄さんちは地元でお堅い家で通っていた。お兄さんの山行きの日はすぐわかる。2日前からツェルトやシュラフ、ヤッケに山靴が2階のベランダに干してある。山行きの日は手に重そうなキスリング、腰につけたカラビナをガチャガチャいわせながら重装備のイデタチで玄関に現れる。前の日の夜中には庭をドタドタ歩き回りバタンバタンと車のドアの開け閉めの音がした . . . 本文を読む

[1999年ル・マン24H] 観戦記(TV)

2009-09-20 09:45:31 | 車とパーツと昔日
「AMGメルセデスCL」で参戦したベンツは"1995年の悪夢"を再びを連想させるように予選・フリー・決勝と3度も車が宙に舞い、この年をかぎりにル・マンを完全撤退した。トヨタは総合2位だったが、以降はF-1にシフトしたため1999年のル・マンが最後のメモリアルレースになった。1999年の日記を読み返していたらル・マンの克明なレース観戦記(TV)を見つけた。メモリアルとして読むとかなり興味深く面白かっ . . . 本文を読む

眠れぬ夜のENDLESSと背徳の心地よさ・中野重治「歌」

2009-09-20 03:31:21 | アート(画・書・創作)
「怪我と弁当は自分持ち」と建設現場を渡り歩くフリーターの彼は言う。彼に「なんでそんなにしてまで山に行く、時代錯誤と違うか?」と聞いた。“そこに山があるから”と二番煎じのセリフが返ってくるかと思いきや、「惚れたオンナを押し倒す感じよ.....ひ~っひひ」と、だらしなく笑った。なんとなく分る。カッコ良くてスマートで洗練を好む風潮の中、彼みたいな無骨なヤツは少数派、リスクをへとも . . . 本文を読む

背景が(2)

2009-09-19 05:51:57 | ひびつれづれ
手が疲れた。 朝方までとっかえひっかえしたけど気に入らない。 基本的にスクロールバーが出るのはpass、フォントが小さすぎるのはもってのほか、 フォントがバカでかいのは野暮、フォント色がライトグレーなのは若者御用達か? 見づらくてしょうがない、デザインはシンプルisベスト、バック色は白かアイボリー系、 おこちゃま趣味はなし、など。 ないよな、全てを満たすのは、 妥協の産物が今のテンプレだけど、し . . . 本文を読む

望外の「余力」

2009-09-19 00:21:38 | アート(画・書・創作)
背景を替えてみた。ちょっと画像が大きいと右側と下の部分に自動でスクロールバーが入ってしまう。今さら全部の画像サイズを変更するのはシャクだし、そのままでは見づらいし、gooも有効サイズに合わせて画像の自動縮小・拡大するぐらいのサービスをしてもいいと思うけどな。明日でブログの毎日更新2ヵ月達成の予定、ここまでは無理なくつづけてこられたが、そろそろビョーキが出そうな悪寒。夜のベランダから花火を見ながらも . . . 本文を読む

ことばをつむぐ十五の覚悟

2009-09-18 05:57:11 | アート(画・書・創作)
梅雨あけ間近の暑いころ 母の手提げ金庫からお金を盗み家を出た 東海道本線に揺られ駅の待合室に眠り、朝もやにけぶる鳥取駅に着く 鳥取砂丘に立っていた 梨を売る店の、薄っぺらいシートがバタバタと風にたなびき どんよりと重い雲が幾重も重なり水平線に溶けていた 日本海は茶色にうねり、流木を引き込み逆巻き、泡立つ波が岸を食む 台風が近づく浜辺は人っ子ひとりいない 腹の底から怖かった 来た道を一歩づつ噛み . . . 本文を読む

野口健氏の【エベレストでゴミ拾い】

2009-09-17 00:27:40 | 本棚・思想・禅と仏教
学生時代の野口健氏が語っていた。彼がエベレストに登ったとき8000m級高山のあちらこちらにゴミや遠征隊の遺棄品を見たと云う。登山ルートには、収容されない(できない)凍死体が残置され、凍土に眠る天然の墓場と化している。キャラバンを組む大規模遠征隊は潤沢な資金に物を言わせ、大量の資材・ガスボンベなどの装備を現地に持ち込み、地元のシェルパを雇い入れる。いくら急進先鋒の腕達者なアルピニストでも、地元のシェ . . . 本文を読む

彼岸の風

2009-09-16 06:23:36 | 時事・世相・昭和~令和
「施餓鬼供養」の日は菩提寺の駐車場に案内の人が立ち50台ほど停められる寺の駐車場がすぐ満杯になる。午前11時開始の30分前に着き、墓前に花と線香を上げてから本堂に行くと庫裏の前にずらっと真新しい塔婆が立てかけてある。わが家の塔婆を確認し、受付を済ませ、本堂に上がり導師の登場を待つ。定刻に菩提寺住職を先頭に脇導師の一行が入場、須弥壇の前に住職が座し、その後に脇導師が3人づつ向かい合って座る。住職の挨 . . . 本文を読む

白メダカとその他、GUESTはイモ虫、MAINは蛇の抜け殻/2

2009-09-15 00:12:31 | 屋外メダカの秋
昨日のつづきハミルトンはファイナルラップでクラッシュ!あーあ。クラッシュで思いだしたんだけど、TOYOTAにとっても、メルセデスにとっても、メモリアルレースになった1999ル・マン24Hのレース観戦記(TV)が出てきた。近々UPします。かなり熱いのよ、これが(笑)。---会社に出入りしている弁当屋のお姉さんに「有償でいいからね」と念を押して緑の発泡スチロール箱(大)を2個頼んでおいた。なのに、タダ . . . 本文を読む

白メダカとその他、GUESTはイモ虫、MAINは蛇の抜け殻/1

2009-09-14 00:05:01 | 屋外メダカの秋
朝の11時に実家到着、今日はやることいっぱいで写真まで手が回るどうかと思っていたら、緑色の大きいイモ虫や蛇の抜け殻やを見つけたもんだから、そっちに夢中で予定の半分の消化でした。これでは次の4連休も通わねば...。庭の南側にある鉄骨2階建ての2階部分(広さ10畳ぐらい)の盆栽置き場は高さ2mくらいの杉・モミ・欅やらの若木が林立している。(1階部分は物置)さらに床は足の踏み場もないくらい雑草で覆いつく . . . 本文を読む