水産北海道ブログ

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秋の行楽シーズン 主役は旬のお魚 盛り返す北海道の観光 大勢が食の祭りに参加

2018-09-24 11:50:13 | ニュース

 北海道胆振東部地震は道内の被災地、暮らし、経済活動に甚大な影響を及ぼした。秋の行楽シーズン、道内観光は宿泊のキャンセルやイベントの中止などが相次いだ。

 しかし、9月中旬に入り、道内最大の集客数を誇る『オータムフェスト2018』が札幌市大通公園で8日遅れでスタートすると、予定通り開催するイベントが各地で続々と増え、一気に観光ムードは高まった。9月は3連休が2回続くとあって、それまでの節電・自粛が一挙に破られ、多くの会場に来客が詰めかけた。

 大通公園を舞台にした食の祭典『オータムフェスト2018』(9月15日〜30日)は、大通8丁目会場(さっぽろ大通ほっかいどう市場)に道内の197市町村から選りすぐりの旬の味、特産品が集結。もちろん主役はウニ、カキ、ホタテ、アワビ、カニなどの魚介類で、名物のメニューやお目当ての水産物を食べ歩く家族連れやカップルがめだった。平日、休日ともに人通りは絶えず、北海道の味覚を満喫する観光客が多かった。

 札幌近郊で最大のお祭りイベント『石狩さけまつり』は、石狩鍋の伝統を現代に伝える。石狩市内の三大まつり(浜益ふるさとまつり、厚田ふるさとあきあじまつり)と合わせ「555記念企画」として特大の千人鍋でつくる石狩鍋が2日間ふるまわれた。1杯100円の格安料金とあって、多くの来場者が本場の味に舌鼓を打った。日本全国鍋グランプリを受賞した具材たっぷりのスペシャル鍋も200食限定(300円)で提供した。石狩湾漁協の女性部の出店でも特製の石狩鍋が好評だった。

 

 札幌など道央圏から2日間で4万人以上が集まる「石狩さけまつり」が9月22、23の両日、石狩市本町地区の弁天歴史通り一帯で開催され、大勢の家族連れが会場を訪れ恒例の生サケ即売会、サケのつかみ取りなどたくさんのアトラクションや旬の味覚を楽しんだ。