水産北海道ブログ

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岩手県サケ漁獲速報(12月31日現在) 344.2万尾・46.5%増、55億2千万円・11.6%減

2019-01-10 10:33:43 | 系統通信

 岩手県沿岸で漁獲される秋サケは、12月末で344万尾と1万トンを突破したが、平均単価が前年の6割程度と安く、金額は55億円にとどまっている。

 岩手県農林水産部水産振興課によると、12月31日現在の秋サケ漁獲(累計)は、344万2千尾(前年同期比146.5%)、10,043㌧(同141.6%)、55億1,600万円(同88.4%)、平均単価631円(同61.6%)、平均目回り2.92㎏(同96.9%)。

 なお、青森県のサケ沿岸漁獲は、12月31日現在(青森県農林水産部調べ)で、132万5千尾で前年比125.7%。漁獲量は3,872㌧で同125.2%。漁獲金額は21億3,500万円で同86.1%。㎏単価は551円で同68.7%。平均体重は2.92㎏で同99.6%。

 宮城県のサケ沿岸漁獲量は、12月20日現在(宮城県農林水産部調べ)で87万4千尾(前年比107%)、2,449㌧(同99%)、平均目回り2.8㎏、水揚げ金額15億1,300万円(同65%)、平均㎏単価618円となっている。


道秋サケ沿岸漁獲速報(12月31日現在) 2,092万尾・33%増、441億円・21%減

2019-01-10 10:32:56 | ニュース

 平成30年シーズンの本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、最終的に2,090万尾台と前年に比べ3割、520万尾上回ったが、魚体の小型化などで金額は440億円と前年に比べ2割減、120億円下回った。尾数の増はオホーツクで217万尾、根室で157万尾、えりも以西で134万尾とめだち、金額の減はオホーツクの90億円、日本海の33億円が大きかった。

 道連合海区漁業調整委員会によると、12月31日現在の秋サケ漁獲は全道で2,092万5,408尾と前年同期の133.1%。漁獲金額は441億5,399万円と同78.7%。漁獲数量では、オホーツクが1,076万尾で25.3%増、根室が369万尾で73.9%増、えりも以東が149万尾で103.0%増、えりも以西が375万尾で55.4%増、日本海が124万尾で33.7%減。魚価金額では、オホーツクが237億円で27.6%減、根室が74億円で2.3%増、えりも以東が30億円で18.0%増、えりも以西が80億円で2.9%減、日本海が21億円で61.1%減となった。


日高管内にスケソウ2千㌧を追加配分4,800㌧に

2019-01-10 10:32:21 | ニュース

 道南太平洋(渡島、胆振、日高)のスケソウTAC管理委員会は8日、正副会長会議を開き、日高管内のスケソウ刺し網に2千トンのTACを追加することを決めた。これにより、日高の配分量は4,800㌧となる。日高管内の漁獲量は、12月末の累計で2,287㌧と当初TACの上限2,800㌧に迫っていた。昨年、日高管内では、3月末までに7千㌧以上の漁獲実績があり、2度にわたりTACを追加配分している。いずれも道内太平洋海域の道知事管理量(30年漁期4万6,700㌧)の範囲で調整配分するもので、TACの期中改定ではない。

 なお、日本海の沿岸スケソウ漁獲量(刺し網、はえ縄)は12月末までに486㌧で、前年より1割ほど多い。桧山・後志管内のTAC配分量(1,600㌧)の消化率は30%程度にとどまっている。


道南太平洋スケソウ刺し網漁業(12月31日) 12月の水揚げ伸びず前年比96%にとどまる

2019-01-10 10:31:42 | ニュース

 水揚げが低迷している渡島・胆振のスケソウ刺し網漁業は、10月1日の解禁から12月末までの漁獲量が1万4千トンと不漁だった前年を下回っている。

 道水産林務部漁業管理課のまとめによると、12月31日現在の漁獲量は13,981㌧で前年対比96%。管内別では、渡島が8,115㌧、胆振が5,867㌧。12月だけでみると、渡島5,072㌧、胆振2,765㌧の計7,837㌧だった。TACの上限消化率は、12月末累計に対し41%。