道東沖のサンマ漁は、10㌧未満の知事許可漁船に続き、10㌧以上の大臣許可が出漁する。出漁日は前年同様で、10㌧〜20㌧未満は8月10日、20㌧〜100㌧未満は同15日、100㌧以上は同20日からとなり、出漁に先立ち小型漁船向け、大型漁船向け操業指導会議が根室、厚岸で開かれる。公海操業が不振、ロシア水域や200海里内の不漁も予想されるなど、サンマ漁をめぐる情勢は厳しく、道東主要港では不安も聞かれる。
全さんま(全国さんま棒受け網漁業協同組合)は1日、公海操業の結果(速報)を発表し、5〜7月の総漁獲量は5,003㌧、総漁獲金額は3億5,210万円となり、数量は前年の57%、金額は51%と振るわなかったことを明らかにした。
今年は100㌧以上の棒受け網漁船が通常操業とロシア加工船への洋上売魚に18隻(9隻ずつ交替)、通常操業に2隻が従事した。
ロシアへの洋上売魚は5月20日〜7月15日まで実施され、引き渡し量は4,497㌧、引き渡し金額2億6,983万円(㎏単価60円)。また、公海操業に参加した船が国内流通向け水揚げを花咲港で行ったが、水揚げ量は506㌧、水揚げ金額は8,227万円(㎏単価162円)だった。
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