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11月のサンマ水揚げ全国で1万㌧突破 1日3千㌧、2千㌧、1千㌧とまとまった漁獲続く

2020-11-21 13:26:21 | ニュース

 全国のサンマ水揚げは、11月に入り、漁場が従来より近場で形成されていることから、1日3千㌧、2千㌧、1千㌧とまとまった漁獲が続き、1万㌧を突破した。

 漁業情報サービスセンターによると、11月の全国のサンマ水揚げは20日までに1万700㌧に達し、㎏平均単価は432円となっており、前月平均に比べ100円安いなどようやく落ち着いてきた。1日3千㌧の水揚げがあった14日以降は400円を切るレベルで推移している。

 これによって今シーズンの累計は、2万3400㌧となり、前年同期の7割程度まで回復しており、前年同様11月の水揚げが10月を上回るパターンになりそうだ。水温が高く、沿岸に寄りつかなかった魚群が水温の低下とともに、公海から日本200海里内を遅れて通過しているとも考えられる。

 道内の11月水揚げは、花咲が2,180㌧・377円、厚岸が1,270㌧・341円となっており、累計では1万㌧を超え、1万1,400㌧程度となった。いぜん産地では不漁感から脱していないが、ようやく加工原料の手当に期待が見えつつある。



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