手塚治虫の『ブッダ』が入手できず、かわりに『どろろ』を
読破しました!
映画『どろろ』制作に関連して発売された コロコロコミック
みたいな厚さの大作でした。
全850ページ。
もう 目がチカチカ~~
遠くのものも近くのものも ぼやけてしまって
よく見えない状況です。
それにしても、すごい作品でした。
発想とか、もう!
自分の欲のために 自分のこどもを生け贄にして 48体の魔像と
取引するとか、その魔物の妖怪を倒すと奪われた身体のパーツが
取り戻せるとか。
人々があまりに死と隣り合わせのことも恐いし
差別が当たり前に存在していることを書ききるのもすごい。
妖怪が沢山でてくるのですが、みんな人間の醜い心や 怨みの心に
取りつくわけです。
もしくは人間であった時にそういう心を持って死んでいったり。
そのバリエーションの多彩なこと!
そこがどうにも恐いです。
同時にとても面白い。
飽きずに一気に850ページいってしまいました。
手塚治虫さんは多作家で700タイトルくらい作品を
残されているそうですね。
まさに、あふれる才能、漫画の神様だと思いました。
古いのに新鮮な気すらしました。
手塚作品は時代を超えて存在し続けるんですね。