ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

どろろ、読みました

2015年02月09日 | ❷ 本とか映画とか

手塚治虫の『ブッダ』が入手できず、かわりに『どろろ』を

読破しました!

映画『どろろ』制作に関連して発売された  コロコロコミック

みたいな厚さの大作でした。



全850ページ。

もう  目がチカチカ~~

遠くのものも近くのものも  ぼやけてしまって

よく見えない状況です。



それにしても、すごい作品でした。

発想とか、もう!


自分の欲のために  自分のこどもを生け贄にして  48体の魔像と

取引するとか、その魔物の妖怪を倒すと奪われた身体のパーツが

取り戻せるとか。

人々があまりに死と隣り合わせのことも恐いし

差別が当たり前に存在していることを書ききるのもすごい。


妖怪が沢山でてくるのですが、みんな人間の醜い心や  怨みの心に

取りつくわけです。

もしくは人間であった時にそういう心を持って死んでいったり。

そのバリエーションの多彩なこと!

そこがどうにも恐いです。

同時にとても面白い。

飽きずに一気に850ページいってしまいました。



手塚治虫さんは多作家で700タイトルくらい作品を

残されているそうですね。

まさに、あふれる才能、漫画の神様だと思いました。

古いのに新鮮な気すらしました。

手塚作品は時代を超えて存在し続けるんですね。