3月に、息子にバイトをしないか、という話がきた。
今年中にバイトをするくらいまで成長したらすごいな、と思っていたところだった。
でも急な話だし、場所を聞いたら渋谷だというし今回は見送りかな、と思っていた。
もしかしたら・・・と思わないでもなかったのだけれど。
正直なところ、バイトはまだハードルを3つくらい越えた先にあると思っていたので
やらないにしろ、この話をどううまく成功体験にするかばかり考えていた。
そして息子に伝えた。
すると意外な返事が。
「詳しい話、聞きに行ってみようかな」
え?もしかしてやってみようかな、と思ってる?
「2割くらいね」
私は方針を変えた。
だって、今までと最初の返事が違うんだもの、
私の話を聞く〝感じ〟が違うんだもの。
拒否しないんだもの!
親が恐がって尻込みしてどうするよ。
息子はこのバイトをきっとするだろう。
息子が少しでも安心して出られるように、今から私にできることを全部しよう。
それは技術的なこと以上に気持ちの部分を育てること。
高校のスタッフに相談したら、何をすべきかは
「自分が親鳥で、シロイルカ君が若鳥になったと考えたとき、
自分は何をどうするだろう、と考えてみると、
けっこう見えてくるんじゃないかと思います。」
そしてあっという間に話がまとまって、
ホントに今日、息子がバイトデビューしちゃいました、渋谷のうどん屋さんで。
うそみたい。
まかないのうどんを食べさせて貰って
帰りは道玄坂を散歩しながら帰ってきたそうです。
おかえり。
すごいな。