先週の月曜日の話ですが、市教委などが主催する教育フォーラムが開かれました。
午前中の第2部、前半は中学生の食について大学の先生の基調講演。後半はパネルディスカッションでした。
私は、この第2部に参加したのですが、その顛末を少々。
一応、「基調講演を踏まえて、中学生における望ましい昼食のあり方について、幅広く意見を交換します。」とチラシにあるように、幅広く議論されるもの、と勝手に解釈していました。ところが…。
ある国で食べた食事がまるでサルの食べ物みたいだったとか、自分のつくった卵焼きがどうとか。なんだか本筋からはずれたどうでもいい話ばかり。およそ立場のある方が”ディスカッション”と称して話し合う内容とはとても思えないひどいものでした。くだらない話でいたずらに時間が過ぎ去り、ようやく会場からの発言が許されました。誰もが感じていた”給食の話はどうしたんだ!”という思い。満を持しての会場からの発言はやっぱり「給食のことに何もふれられていない」。給食に対する率直な期待を述べられました。
議論をそらそうとする進行に、たまらず会場からヤジと批判の声。指名されたパネリストのひとりは、給食について「指導を間違えるとかえって荒れる」といつの時代の話なのかよくわからない話を持ち出す始末。
”幅広く意見を交換します”と謳ってる割には、”給食はやらない”という意見を押しつけているようにも感じました。誘導していると、少なくとも私にはそんな強引さが感じられました。今回、進行役をつとめていた方は、市の検討会でも座長。これから先の議論が実に思いやられます。検討会や市民意見の反映のあり方など、根本からおかしいです。
今回は、なんとか市民を対象に”公開”となりましたが、関係者だけで開かれていたら一体どんなことになっていたのか。とても不満だけが残ったフォーラムでした。
同じ食をテーマにした話でも、先日聞いた坂本廣子さんの講義の内容とここまで落差が大きいと、ほんまに深刻ですわ。
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