ようやく、決算特別委員会で予定していた私の質疑日程がすべて終わりました。
今日は朝から決算特別委員会の締めくくり、総括質疑です。予算でも総括質疑があたったのですが、まさかまた総括質疑に当たるとは。なんとも、運がいいのか悪いのか。
鍛えてやろうという、先輩議員の皆さんの”寛大な”ご配慮に感謝して、開き直って望んだ今日の質疑でした。でも、局別質疑でもひーこら言ってるぐらい。1年生議員ががんがん質問できるほど、議会はそんなに甘くはありません。
ほんとに準備万端、詰めをしっかりやっておかないと、言いたいことの何分の一も言えません。答弁する方も手加減してくださっているのかもしれませんが、何せいっぱいいっぱいです。
今日の質疑は4点。三菱造船の撤退、敬老パス、市の不適切な会計処理そしてKIFMEC構想についてです。敬老パスは有料化後、バスや地下鉄の利用者は激減。このまま利用者が減っていったとすると…。現在、神戸市がバス事業者などへ負担している敬老パスの負担金は35億円。これを利用実態に応じて、各社に配分しています。利用者負担と合わせると、敬老パスの利用者一人あたりで各事業者が得る収入は、だいたいいまは160円くらいになるようです。こんどは利用者の負担はバスで100円/回。
これで、もしこのまま利用者が減り続ければ、事業者の収入は神戸市の負担金と料金収入を合わせると、敬老パスの利用者一人あたりで得られる収入は、正規料金の200円を越える事態にもなりかねない、そんなことが現実のこととして想定される状況になってきました。
パスは無料でやっていけますよ。やっぱり。
KIFMEC構想は、医療産業都市構想の一環ですすめられているもの。アジアの富裕層などをターゲットにして、生体肝移植などする病院として200床の病院が計画されています。しかも、新中央市民病院とはムービングウオーク(運転中止)を挟んで向かい側に予定されています。医療産業都市構想や生体肝移植については、医師会などは猛烈に反対しています。生体肝移植には賛否両論。非常手段ということも言われている中で、また、医師会などとの摩擦を引き起こしてまで、あえて生体肝移植を推進することが果たしてどうなのか。
さまざまな疑問や思いを抱く中での質問となりました。質問のポイントなどあとでアドバイスもいただきました。毎回自己嫌悪ではあきません。場数を踏んで、しっかり責任を果たせるようがんばるしかないですね。