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北のパラダイス

思いつくままにいろいろな事を発信していきたいと思います。

地震(土)雷(水)火事(火)竜巻(風)

2013年09月05日 | 異常気象
昨晩から今朝にかけて札幌市周辺もかなりの雨が降りました。
全国的に見ても、四国、東海、関東などは、一時間降雨量が100mm前後の大雨となり、名古屋、東京都内などの大都市も都市機能がマヒしそうになるくらいの雨量となったようです。

今回の大雨は台風によってもたらされたものですが、今年になって頻繁に発生しているゲリラ豪雨の発生要因ともリンクしているようです。

今年は、日本列島周辺の海水温が例年より高くなっており、それによる海からの温かく湿った空気と、地表の温かい空気とが一緒に上昇気流によって舞い上がり、上空の寒気とぶつかって次から次へと積乱雲を形成しゲリラ豪雨を発生させています。

ですから、昨日から今日にかけての各地の大雨は、台風によってゲリラ豪雨を起こす積乱雲が数珠つなぎになって日本列島を縦断して行った事によるのではないかと思います。

ところで、昨日のブログで「地震 雷 火事 竜巻」という造語を掲載しましたが、今日はそれをもう少し掘り下げて、タイトルにあるような「地震(土)雷(水)火事(火)竜巻(風)」という新解釈?を述べたいと思います。

突然ですが、「この地球は生き物としての思考ができる巨大生命体」というガイア仮説(地球と生物が相互に関係し合い環境を作り上げていることをある種の「巨大な生命体」と見なす仮説)を引用すると、地震も、雷も、火事(自然災害によるもの)も、竜巻も、地球という生き物の意思表示と捉える見方ができます。

ただ、このような現象を現時点の科学技術で証明したり検証したりはできませんから、飽くまでも仮説です。

しかし、この仮説がもし本当に有り得ることであれば(何を言うんだ!!という正反対の2つの意見が聞こえてきそうですが...)、地震は土の怒りであり、雷は光を伴う水の怒りであり、自然災害による火事は火の怒りであり、竜巻は風の怒りと言えるかもしれません。

私はもともと農学や環境学などの自然科学を修めた人間であり、また技術士という資格を登録してコンサルタント業務もおこなっていますから、本来であれば、科学的に証明できて、技術的に検証できる事象でなければ、公に発表したり報告することを慎まなければなりません。

でも、最近の異常気象を見ると、確かに物理的には地球温暖化などの地球規模の現象が様々な異常な状況を引き起こしているとしても、それだけではなくて我々の目に見えない何かが関与しているような気がしてなりません。(ここでもまた、何を言うんだ!!という正反対の2つの意見が聞こえてきそうです)

さて私流に考えると、例えば、土の怒りを抑えるには「土を癒す」ことが必要だと感じます。
私は若い頃に、土壌調査や土質試験など土に関する様々な検証を行いましたが、そこで感じた事は、土はまさに地球の歴史を表しているという事でした。

例えば深さわずか1mの穴を掘っただけでも、その地層の断面には何百年、場合によっては何千年という地球の歴史が刻まれています。
そして、地層の内部には天文学的数字の生き物たちが生息しています。

水田や畑、あるいは山林や原野で穴を掘り土壌断面調査や土壌・土質試験などを行うと、何故か神聖で荘厳なな気持ちになりました。
例えて言うなら「地球と一体になる」と言う事でしょうか。

土には、固い土、柔らかい土、湿った土、乾いた土、細かい土、粗い土、植物繊維の土、岩石混じりの土などいろいろな種類があり、それが僅か1mから2mという深さの地層に数種類混在しています。

その事は、その時々の地球の気候や自然災害(火山爆発や洪水など)によって土の層が形成されることにも起因していて、それを自分の手に取って調べるということは、まさに地球という生命体の歴史に触れて一体になるという感覚です。

そのような感覚に至ると、もう「土」を粗末にしたり軽んじたりする事はできません。
土は「神聖なるもの、荘厳なるもの」なのです。
ですから「土」を癒すことが重要なのです。

ではどう癒すかと言うと、例えば、水田や畑に農薬や化学肥料をできるだけ散布しないで、堆肥などの有機質肥料を施用する農業を行う事などは、その代表的な事例です。

要はできるだけ自然に近い状態で「土」と触れ合うという事です。
農薬や化学肥料など人間が生み出した人工的な資材は、「土」も「作物」も喜ばないという事なんです。

「土」が癒されれば、「作物」も癒され、それを食べる「人間」も癒されるんです。
それが、地球が生命体として全ての生物や無生物と繋がっている、即ちガイアではないかと思います。

「水」もそうです。
「水」の怒りを抑えるためには「水を清める」ことが必要だと感じます。
私は建設コンサルタントとして上下水道施設の調査・計画・設計にも携わっていますが、上下水道施設の基本はまさに「水を清めること」なんです。

まず、自然水を飲料水や工業用水として「清める=浄化・殺菌・消毒」する浄水施設があります。
次に、浄化された水を各家庭や各企業に運ぶ上水道管があります。
使われた水は下水道管で処理施設に運ばれ、最終的に不純物が取り除かれて、下水処理施設で「清め」られてから河川や海に放流されます。
そして、最後に処理の過程で残る下水処理汚泥は農地などに還元されて、「土を癒す」役目も果たしています。

上下水道施設で「清められた水」は、それを飲む「人間」も、河川や海などの「環境」も清め、処理された汚泥は有機質肥料として農地を癒します。

そういうふうに考えると、福島第一原発から流出している放射能は、「地球」も「環境」も「人間」も癒したり、清めたりしてませんね。
ですから、原発は地球の生命体とは一体にならないんです。

そして私流に言うと、「火」は治める、「風」は讃える、ということになります。
これについてはまた別な機会に述べたいと思います。


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